公務員に就職した直後や、勤務中に嫌な出来事があったとき、公務員を辞めたいと思いますよね。
私は税務署職員として働いていましたが、30歳のタイミングで退職しました。
個人的な意見として、突発的に公務員を退職することはオススメしません。
感情的な行動は後悔を生む可能性が高いので、感情が高ぶっている時こそ、冷静に物事を判断する必要があります。
1:今抱えている苦痛は継続性があるものか判断する
働いている以上、大なり小なり苦痛を味わう瞬間はあります。
私も公務員からブロガー・ライターへと転職しましたが、今でもストレスでお腹を下す時もあります。
ただ感じている苦痛が一瞬であれば、我慢できるかもしれませんし、慣れてくるかもしれません。
マラソンも練習前は1㎞走るのも大変ですが、慣れれば5㎞10㎞走ることも苦ではなくなります。
今感じている苦痛が一時的なものか、継続性があるかは個人差があり、残念ながらこれだけは経験してみないとわかりません。
定期的に同じ苦痛を味わうのであれば、解決方法を見つけない限り仕事環境は改善しませんので、転職する選択肢もあります。
しかし公務員に就職した多くの人は継続して働いていますので、もしかしたら解決できる悩みかもしれません。
まずは自分自身がどんな悩みを持っているか、明確にすることから始めてください。
2:転職した先でも同じ苦痛を味わう可能性は十分ある
今の職場が嫌な場合、転職を進めるケースもありますが、私は安易な転職はオススメしていません。
なぜなら仕事を続けている以上苦痛を感じる瞬間はありますし、現職での嫌なことが転職先で起こらないとも限りらないからです。
逆に転職先の方が職場環境が悪いなんてケースもあるため、転職=環境改善との認識は改めた方がいいでしょう。
ただ現状の環境が劣悪な場合においては、その限りではありません。
心身を壊してしまうと元の状態に戻すことはできない可能性は高く、私も昔のように元気な身体ではなくなった経験があります。
今の職場で働き続けることが困難と判断しましたら、退職する道を選択してください。
3:公務員は一度退職すると戻ることができない
公務員を辞めるときに気をつけなければいけないのは、一度退職すると二度と同じ職場に戻ることはできないという点です。
理論上は採用試験の条件に該当すれば、再就職もできるかもしれませんし、中途採用の枠も少なからず存在します。
ただ民間企業のように、同様の地位に復帰するのは困難ですので、公務員の職に未練が無いことは十分理解しましょう。
4:失敗しても納得できるくらいまで考える努力をする
私が公務員を退職する際に最も意識したのは、退職することに対する納得感です。
「税務署職員を退職して生活が苦しくなったとしても、退職した選択を後悔しない。」
私はそう言い切れるまで悩み、考え、そして退職する決断をしました。
紆余曲折ありましたが、現在はライターとして生活できる程度の収入は得られています。
ですが、もし今現在も満足に収入を得られていなかったとしても、税務署を辞めなければよかたっとは思っていないはずです。
個人的にはそのくらいまで考えた方が、公務員に残っても、転職するにしても後悔しない選択をできます。
5:心身を壊す前に何かしらの行動をしよう
退職する・しないのタイムリミットは、年齢ではありません。
退職する決断のタイムリミットは、心身が壊れるまでです。
身体を壊すと日常生活にも影響が出ますし、以前と同じ行動ができなくなるため、かなり苦労することになります。
逆に年齢については、決断したタイミングがベストであり、20歳でも30歳でも辞める決断をしたのであれば、遅くはありません。
心身のバランスが崩れると想像の何倍も大変です。
安易に退職することはオススメしますが、今の環境に耐えられないのであれば、退職する選択も視野に検討してください。
ご参考になれば幸いです!