退職の決め手 PR

30代で公務員を辞めたい場合は何を考えるべきなのか?

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公務員を退職したい気持ちに年齢制限なんて存在しません。

30代でも40代でも公務員を辞める選択肢もありますし、辞めて別の世界に飛び込む人もいます。

私も30代で公務員を辞めた職員の一人で、30歳の時に税務署を退職しました。

退職するまでにものすごく悩み、そして決断した経緯がありますので、私の実体験を元に、30代で退職する場合にはどんなことを考えるべきなのかご紹介します。

STEP1:いま悩んでいることを紙に書き出す

公務員を辞めるかどうかで悩んでいる人は、いま抱えている自分の悩みを紙に書き出すことをしてください。

正直、紙に書き出すだけで公務員を辞めたい気持ちが収まることも十分ありますので、辞めたい気持ちの大小にかかわらず書き出すことをオススメします。

⑴ 頭の中で考えているのは上っ面な悩みだけ

頭の中で考えられる容量には限界があります。

頭に記憶するだけなら蓄えられる事は可能ですが、常に悩み事を考えながら生活することはありません。

また自分が何に悩んでいるか考えた時、悩み自体を思い出すのも意外に難しいものです。

なので自分が潜在的にどんな悩みを抱えているか、またどんなことに悩んでいたかを思い出すには、紙に書き出すしかありません。

30代の人なら、20代の時仕事で沢山悩んだと思います。

  • 上司に怒られた
  • 先輩と意見が合わない
  • 後輩が不真面目
  • お客さんがいつも文句を言う

公務員を退職するのであれば、いま働いている職場にある悩みを書き出して、苦労を思い出しましょう。

⑵ 本当に悩んでいることは吐き出さないとわからない

紙に悩みを書き出す時、10個20個の悩みは誰でも持っている悩みです。

ただ悩みを30個50個と書き出していくと、悩みはどんどん個人的なものに変わってきます。

個人的な悩みは自分が本当に抱えている悩みであり、他人が同じ悩みを持っているとは限りません。

私が税務署職員時代で嫌だったのに、税務調査がありました。

税務調査は調査担当者からすれ嫌ですので、私は相手に嫌われることをしなければなりません

しかし私は人に喜んでもらう方が好きなので、税務調査を行うのはとても苦でした。

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なので他人が平気な仕事でも、自分が嫌いなこと耐えられない作業はありますので、それを書き出せるまで、悩み事を思い出してください。

⑶ 嫌いなことを100個書けないならその程度の悩み

私は公務員を退職する前に、税務署職員として嫌いなことを100個書き出しました。

100個悩みを書き出せないのなら、その程度の悩みしか抱えていない証拠です。

悩みにも大小ありますが、我慢できない悩みで無ければ公務員として働き続けるのもアリです。

逆に100個書き出せる人はそれだけ職場に不満を抱えている証拠なので、別の職場に移ることも検討する価値はあります。

STEP2:自分が人生で優先すべき事項を書き出す

嫌なことを書き出したら、次に自分のやりたいことを書き出しましょう。

「やりたいことがない」と思う人も多いと思いますが、「目覚まし時計で起きたくない」など、小さな欲求は誰しも持っていますので安心してください。

⑴ 仕事に一番何を求めているかを決める

仕事に求めることは人によって違います。

仕事で安定した収入を確保することを最優先とするなら、公務員を最適な職業です。

なので安定した収入が仕事の最優先事項であるなら、民間企業への転職や自営業として活動すのは相応のリスクが伴います。

一方、平日に旅行したり、のんびりしたい人は公務員のままだと、やりたいことを達成するのは難しいです。

公務員は平日は働き拘束される時間は長いので、公務員の職業がやりたいことの障害になるのであれば、別の職業を選んだ方が人生の満足度は高まります。

⑵ 月10万円で満足できるなら公務員でいる必要はない

私はあまりお金を使わない性格なので、1か月15万円の収入があれば普通に生活できると思います。

となると公務員として年収500万円、800万円を得る必要性はありません。

結婚や子育ては義務では無いため、関心が薄い人は結婚する必要もありませんし、一人で悠々自適に暮らす選択肢もあるでしょう。

もちろん結婚し子どもがほしいと思っている人であれば、一定の収入は必要になるので、その場合は公務員の安定性も見逃せません。

世間一般的な幸せの構図が自分に当てはまるとは限りませんので、収入が無くても幸せになる選択肢があるなら、その選択を実行しやすい環境を整えましょう。

⑶ やりたいことを100個書き出せる人はほとんどいない

現職の嫌なことを100個書き出したら、やりたいことも100個書き出しましょう。

私の経験として、嫌なことよりもやりたいこと100個出すのが大変でした。

ただ100個は意地でも書き出してください。些細なことでもOKです。

  • 一人旅行をしたい
  • 昼間から仕事をしたい
  • 1か月仕事をしたくない
  • オフ会に参加したいetc

ふと思い出すやりたいことは、とっくに実現しています。

1度はやりたいと思ってやり忘れたやりたいことを思い出し、実現させましょう。

STEP3:現在の職場で悩み・目標を達成できないか検証する

嫌なこと・やりたいことを整理しましたら、それらを今の職場で解決・実現できるかを検証します。

公務員のままの方がやりたいことを実現できるなら公務員として残るべきですし、嫌なことを避けられないなら、転職など他の道へ進むことも選択肢に入れる必要があります。

⑴ 公務員を辞める最大のリスクは元の職場に戻れないこと

公務員を退職する際、絶対に負うべきリスクは元の職場に戻れないことです。

民間会社なら再就職することも可能かもしれません。

しかし公務員は元の職場に戻るのは困難ですし、30代で公務員試験を受けられる窓口は限られています。

公務員は独特な職場なので、手放した際に同じような職に就くのは困難です。

したがって辞める時は、後悔しない覚悟が必要です。

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⑵ 公務員は自分の求める満足度を達成することは可能なのか

私が公務員を退職した理由の一つに、公務員のままだと自分が求める人生の満足度を満たせないと思ったことがあります。

自分の求める満足度が100点満点中70点の場合、公務員が80点を確保できる職場なら引き続き働き続ける選択肢はアリです。

しかしどんなに高く見積もっても、公務員では65点しか満足度が得られない場合、公務員のまま働いてもその職場で自分が満足することありません。

私にとって税務署職員として働くことは、人生の満足度を満たすことができない職場だったので辞める選択をしました。

⑶ 公務員のままで満足できないなら職場に残る選択肢は無い

私は公務員を退職した人間ですが、公務員の職場を悪く言うつもりはありません。

(組織としていいたことは山ほどありますが、、)

公務員は確実に給料はもらえますし、土日休みと祝日、年間20日の有給があります。

相対的に考えると、職場環境として公務員は良いと今でも思っています。

執筆時点の私はライター業がメインですが、休みは週1日だけなので、労働日数は税務署職員時代よりも増えています。

転職を検討した結果、公務員の選択肢が自分の中で一番満足できると判断したなら残った方が賢明です。

逆にやりたいことができるなら、収入が下がったり休日の日数が減ることも問題ない人は、転職する選択もアリだと思います。

STEP4:新しいことに一歩だけ挑戦してみる

公務員から転職する人は民間よりもかなり少ないですし、転職した話もあまり聞かないと思います。

働いている人なら、誰しも1度は転職を考えたことはあるでしょう。

ただ転職しなかった人のうち、転職活動をした結果転職しなかったケースを私が聞いたことがなく、ほとんどは転職活動をしないで転職しない選択をしていました。

⑴ やりたいことは自分の経験した事柄からしか探せない

転職した後に仕事に満足感を得られる可能性もありますが、転職して公務員よりも悪い環境で働くことになるリスクも当然あります。

そのため、やりたいことが見つからない人がむやみに転職しても、失敗する可能性が高いです。

やりたいことは、自分の経験からしか見つけることはできません。

やりたいことを見つけた人のほとんどは、過去に自分がやったことのある事柄や、興味を持ったことです。

なので「やりたいこと100個」を見返して、その中に転職先に活かせるものがるか確認し、無いのであれば、気になったことを片っ端から触ってみる必要があります。

⑵ とりあえずやってみる行動力は重要な能力

転職するなら、とりあえず転職活動をしてみてください。

仕事にやりたいことが無くても、やりたいことを実現するためには公務員の職場が合わないこともあるので、転職先にやりたいことがなくても問題ありません。

闇雲に転職先を探そうとしてすぐには見つかりませんので、自分の職業適性を探してみるのも選択肢になります。

たとえば『MIIDAS(ミイダス)』なら、自分の資質と仕事の適性を無料で診断することが可能です。

ミイダス

ミイダスは自分の今の情報を入力するだけで、自分の適性や市場価値を確認することができます。

市場価値のポイント
  • 学歴
  • 現在の職
  • 資格(自動車免許など)
  • 勤務歴
  • 転職数etc…
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現在の収入が少なくても、市場価値が低いとは限りません。

むしろ、今の職場の評価が低いからこそ、転職する価値があります。

またミイダスは市場価値以外にも、職務適正テストも存在します。

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※職務適性は実際に私の診断結果です

はじめての転職なら、他業種を経験していないので、職種が本当に向いているかはわかりません。

職務テストは、自分の仕事のジャンル適正を知れるツールです。

職務テストも無料で試すことができますし、自分の適性を知って損することはありません。

市場価値診断ならMIIDAS(ミイダス)!

 

ステップ3:転職はライフプランの再構築するタイミング

⑶ 悩んだ末に公務員のままでいる選択肢もアリ

転職活動として、適性テストを受けてみたり、転職サイトに登録する一歩は大事です。

一歩踏み出した結果、「やっぱり公務員がいい」と思う人は多いと思いますし、現実として公務員の退職者数が少ないことが証拠です。

ただ公務員の良さを再認識できるのなら、「もし自分が転職したら今頃は〇〇だった」など、タラレバに悩むことは無くなりますので、転職活動をする意味はあります。

STEP5:失敗しても失敗を活かす方法を見出すことが大事

公務員を退職し、転職しても転職先が合わない場合や、公務員よりも満足度が下がる職場に当たる可能性は大いに考えられます。

「公務員のまま働いていれば」と、後悔する気持ちも理解できます。

しかし公務員を退職してしまった以上、公務員に戻ることを想像しても実現は不可能なので止め、現実と向き合いましょう。

  • 転職先選びに失敗した理由は何か
  • 転職サイトはよかったか
  • 転職エージェントは利用したか
  • 転職後に気がついたこと
  • 転職前に気がつけること

失敗を反省し、改善点を見つければ同じ失敗をする可能性は少なくできます。

逆に失敗の改善点を見つけないと、また同じ失敗を繰り返すことに。

いま公務員を退職するか悩んでいる人は、悩むことを止めるための行動はしたでしょうか?

本当に公務員として働き続けることに悩んでいるのなら、今回紹介したSTEPのどれでもいいので試してみてください。

少しでも悩みが解決できれば、公務員のまま働き続ける選択肢もアリですので。

 

ご参考になれば幸いです!