私が本格的にライターの仕事を始めたのが2019年4月からで、本記事を執筆している時点でライター歴1年を超えました。
ライターとして活動した当初から稼げてたわけではありません。
ただ前職が公務員だった私でも、1年目の最後の方は公務員時代の月収を超えることも実現しました。
前職が税務署職員でしたので、私は執筆経験はほとんどありませんが、それでもライターとして収入を得られているのには理由があります。
私のやり方が正解ではありませんが、一つの手段としてご覧いただければ幸いです。
1:ライター初仕事は勉強会に参加して獲得した
ライターの仕事の受け方はいくつかありますが、私の場合にはライター勉強会で知り合った人から受けた依頼が初仕事でした。
⑴ Twitterで知り合った人の勉強会に参加
ライター勉強会は、Twitterで募集されていた企画に参加したものです。
WEB初心者はワロリンス&SHIROMAの勉強会には参加するべき!
勉強会自体はライター初心者向けだったのですが、Twitterでの募集時に、主催者が「もしかしたらライターとして採用するかも」と発言したこともあり、応募しました。
勉強会自体、私にとって人生初の参加でしたが、内容自体も素晴らしく食わず嫌いでチャレンジしないことも機会損失を知るきっかけとなりました。
⑵ 自己アピールをして初仕事をゲット
私が参加した勉強会では、お題として出されたテーマに沿って記事を作成し、添削してくれる特典がありました。
仕事をもらえる可能性もあったため、気合を入れて記事を執筆したところ、想像以上の評価をいただいき、それが少し自信になったのも覚えています。
(今振り返ると、お世辞込みだと思います)
また勉強会の時も、積極的に質問するなどの自己アピールすることで熱意を伝え、勉強会終了後に主催者の方から記事作成の依頼を受けることができました。
⑶ 能力不足により継続的に仕事をもらうことができなかった
ライターとしてのスタートは、まずまずだったと思います。
ただ最初から上手くいくほど、ライターの世界は甘くありませんでした。
気合を入れて記事を執筆するのですが、明らかな技量不足が露呈します。
また、そもそも文章構成能力が不足していたため、記事としての読みにくさも実感しました。
私はライターを始める前にブログを書いていたので、ある程度文字を書くことに慣れていましたが、自分のサイトに記事を書くのと、他の人のサイトに記事を書くのでは意味合いが違います。
自分のサイトであれば、ミスは自己責任で終わりますが、ライターの場合には自分だけの問題には収まりません。
またクライアントも仕事として依頼している以上、記事内容に対価性がないと感じたら依頼を打ち切ります。
私が受けた依頼は、1か月間続きましたが、翌月に移行することはなく終了。
ただ私をライターとして採用してくれたことには、大変な恩義があり、勉強にもなりました。
後からわかってくるのですが、ライターとしての技量が上がると、過去に自分が書いた記事がどれだか拙いものかを実感します。
今振り返っても、本当に恥ずかしい記事を納品したと思っています。
2:ライターの仕事はクラウドソーシングで見つけた
勉強会の案件が終了後、ライターの仕事はクラウドソーシングで見つけることにしました。
クラウドソーシングとは、クライアントとライターを仲介してくれるサービス。
仲介料は徴収されますが、人脈ゼロからライターとして働ける環境を提供してくれるので、WEBライターにはなくてはならないサービスとなっています。
⑴ ランサーズとクラウドワークスに登録すれば十分
クラウドソーシングは、いくつか存在しますが、代表的なのが『ランサーズ』と『クラウドワークス』です。
ライターの依頼件数は、圧倒的にクラウドワークスが上ですが、質に関してはランサーズに軍配が上がります。
上記の2種類以外にも便利なクラウドソーシングサイトは存在すると思いますが、利用するサイトは絞りましょう。
なぜならクラウドソーシングサービスを利用して執筆した件数は、実績として評価され、クライアントは実績でライターを判断するからです。
初心者ライターが1日で書ける文字数には限度がありますので、最初はランサーズとクラウドワークスに登録してしようしてみてください。
⑵ 仕事を獲得する方法はとにかく応募するしかない
クラウドソーシングが便利だといっても、マッチングしないと仕事を受けることすらできません。
ライターは実力主義の世界です。
実力と実績があれば1,000万円プレイヤーも夢ではありませんが、能力がなければ年収100万円台も珍しくない、厳しい業界です。
最初のうちはとにかく案件に応募するしかなく、簡単に採用されない現実が待ち構えているかもしれません。
ただそれもライター業界の現実ですので、応募に落選してもめげずに次のクライアントに自分を売り込みましょう。
⑶ 採用される自己アピールをできるのもライターには必要なスキル
クライアントにライターとして採用してもらうためには、とにかく自己アピールするしかありません。
端的に言えば、「私は初心者ライターです!」と名乗っている人間を採用するほど、お金が余っている会社はありません。
確かにクラウドソーシングには、「初心者歓迎!」とうたうクライアントも存在しますが、ほとんどは低単価な仕事。
勉強のためを除けば、文字単価0.3や0.5円の仕事をやるくらいなら、アルバイトした方がよっぽど稼げます。
したがって、自分はどんな記事が書けるのか、どんなジャンルが得意なのかなどアピールし、自分を売り込む必要があります。
なお誇張してもアピールしても、採用後に打ち切りを宣告されるケースや、テストライティングで不合格が与えられることもありますので、覚悟してください。
3:ライター同士の横の繋がりを持つことは重要
初心者ライターの方にオススメできるのが、ライター同士で交流すること。
仕事を獲得する上で重要なのが、情報です。
情報を自分で集める能力も必要になりますが、自分では集めることのできない情報も存在します。
また情報以外に、健康的な側面からも同業者との交流はオススメします。
⑴ ひとりで仕事をするのは想像以上に精神的に辛くなる
ライターは、原則一人で仕事をします。
クライアントはいますが、あくまでも取引相手であり、自分とは立場が違いますので、悩みを共有することはできません。
また他業種の友人に仕事の話をしても、ライターの仕事内容を理解している人は一握りです。
そのため精神的に辛くなった時、悩み事の話し相手となる同士の存在は貴重であり、精神的に安定します。
⑵ SNSやサロンで情報共有をするのも戦略
私は2つのライターサロンに加入していました。
一つ目は『ライター組合』
二つ目は『200サロン』です。
両者のサロンに共通するのは、主催者が現役トップライターであること。
本人が現役なので、生の情報が入りますし、プレイヤーとしても気持ちも理解してくれます。
またライターという括りでサロンに加入するため、同士が増えることも利点です。
現在は退会していますが、現在もTwitterなどを通じて交流してる人もいますので、サロンに加入するのも選択肢です。
⑶ ライター同士で仲良くなれば仕事をもらえることもある
ライターサロンでは、ライター案件を依頼してくれることもありますが、サロン仲間でも仕事をまわしてくれることがあります。
ライターと一口に行っても、得意分野や仕事内容が違います。
クライアントは多様なジャンルのサイト運営をしていることもありますので、自分の分野外の記事作成を依頼されることも少なくありません。
ただクラウドソーシングは、クラアントからみてもライターの質に当たり外れがあるので、「○○の記事を執筆できるライター知らない?」と、自分の信頼できるライターに執筆できる人を聞くケースは意外とあったりします。
実際、私が他のライターに仕事を提案したこともありますし、私自身が案件をもらったこともあります。
なのでライター同士の交流は、情報以外に収入にも繋がるので、積極的に交流した方がいいでしょう。
4:ライターは稼ぐ分だけストレスとの戦いになる
私のライター1年目は、正直かなり順調だったと思います。
ブログを毎日更新していたので、文字を書く(打つ)こともある程度慣れていましたし、サロン等を通じての情報収集が身をむずびました。
ただ収入が増えた分だけ、仕事量が増加し、ストレスが溜まっていきました。
そして以前勤めていた時と同じ症状が出始めた時、はじめて辛いと感じるようになったのです。
⑴ 報酬が高くなれば要求される内容も厳しくなる
ライター報酬は内容やジャンルによって異なり、私は最高で文字単価8円程度の仕事を請け負うことができました。
ただ文字単価が高いことは、クライアントにとって支出額が多くなることを意味します。
お金を出した分だけ要望が多くなるのは当然であり、納品する記事内容への指摘も増えます。
私は文章を正確に読むのが苦手で、どうしても誤字脱字が出てしまうのが最大の欠点。
毎回100%大丈夫だと思っても納品しても指摘されたり、表現方法で修正を受けることもありました。
そうなると納品するたびに緊張し、クライアントから「OK」の返信があるまでは今でも不安です。
⑵ 納品のプレッシャーは会社員・公務員では味わえない
ライターは毎日のように納品日がありますので、ゆとりを持つことが難しいです。
会社でも資料の提出や、仕事の期限はありますが、毎日はありませんよね。
いくら計画的に仕事をしていても、毎日訪れる納品の期限は精神的にキツイです。
また体調不良になっても、基本的に納品日が延長されることはありませんし、延長を申し出れば継続案件が終了する可能性もあります。
なので体調管理はライターには不可欠であり、仕事量が増えた時はより納品の期限に神経質になります。
⑶ 仕事量は自分でコントロールできないものと理解すべし
自営業の一番の辛い点は、仕事量をコントロールできないところ。
自営業は自由な仕事だと思われがちですが、自由な分、収入がゼロになることも覚悟しなければなりません。
また仕事依頼が一気に増えることもありますが、お断りの連絡をするのにも難儀します。
仕事を断った場合、次に仕事の依頼が来る保証はありませんし、定期的に仕事依頼が舞い込んでくるのは実績のあるライターだけです。
私の場合、仕事量が多くやむなく依頼を断ったこともありましたが、その翌月に仕事依頼がゼロだった時もありました。
そのため多少日程が厳しくても、仕事を積極的に受ける姿勢もライターには必要になってきます。
5:ライター1年目の月間収入のMAXと平均収入を公開!
私のライター1年目で、一番稼いだ月の収入は50万円程度でした。
一方で、現在(2年目突入時)は、30万円台と、20万円くらい収入が下がっているのが現実です。
⑴ 自分の力で月50万円稼げることを体験できたのは大きい
ライター1年目で月50万円稼げた人は、運が良かったですが、2年目はさらに上を目指して月60万円を目標にする予定でした。
ただ想定外だったのが、体の不調。
毎日来る納品日やプレッシャーで体を壊してしまい、一番高単価の継続案件を終了しなければいけない状態まで追い込まれました。
ただ追い込まれたこと自体はそこまでマイナスではなく、むしろ自分の限界が知れたのはよかったと思います。
なぜなら、今後どのくらい仕事を請け負えば、仕事が大変になるかをイメージできるようになったので、自分の中での基準を作ることができたからです。
⑵ 高収入よりも継続案件の方が大事である理由
記事執筆には、単発案件と継続案件の2種類あります。
単発案件とは、特定のテーマで記事作成を依頼してくるもでの、1記事あたりの単価が高いこともあります。
一方継続案件は、「毎月〇本」など、定期的に記事を納品することを意味します。
ライターは不安定な職業ですので、翌月の仕事があるだけでも精神的に非常に安定します。
そして精神安定剤としての役割を持つのが、継続案件であり、この安心感は高単価案件にも劣らないくらいの価値があります。
⑶ 月30万円でも自分の力で稼げていることは自信になる
私の収入は現在月30万円程度で、年収換算で400万円未満です。
公務員時代の最後が年収500万円なので、年収が100万円も下がっているのは事実です。
ただそれでも、月30万の金額には現時点では満足しています。
なぜなら、未経験の職場で月30万円稼げる職業はほとんど存在しない状況下で、1年目から生活できる水準まで稼げたからです。
2020年は新型コロナウイルスの影響で、生活や経済が混乱し、今ある仕事が無くなる可能性も否定できません。
そのような状況において、「仕事はなんとかなる」を経験していると、精神的に少し楽になります。
6:ライター2年目も継続して稼げる可能性は50%以下
ライター1年目は上手くいきましたが、「このくらいの収入があればいい」の気持ちだと、確実にクビになるでしょう。
私が1年目から稼げたように、今からライターを始める人も月50万円稼ぐことも夢ではありません。
ただライター業界は競争社会です。
稼げる新人が登場すれば、代わりに収入が下がるベテランも存在します。
なので1年目だろうが、10年目だろうが、ライターとしての市場価値が下がれば一気に収入は下がる世界なのです。
正直、私のライター2年目は、1年目後半よりも収入が下がる可能性の方が高いと思います。
ちょっと息切れしてしまった部分もあり、仕事量を減らしたので、その反動が2年目前半に来ることは間違いありません。
また2020年は新型コロナウイルスで、リモートワークが最も注目される年となっています。
ライターは自宅で仕事ができる業種なので、今後は参入者が増加することが確実ですが、参入した人全員が私のライバルです。
熾烈な業界ですが、自分の頑張りが収入に反映されるのは嬉しいもの。
この経験は、公務員・会社員では味わえない喜びです。
ご参考になれば幸いです!