転職の選択肢 PR

転職時期の重要性。公務員は不景気のタイミングで退職しないと失敗する

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

私は税務署を退職後民間企業に就職せず、フリーランスとして活動しています。

転職については現時点(自営業4年目)ではそこそこ上手くいっていますが、税務署の同期と比較した場合、年収は下がっていますので、人によっては失敗だと思うかもしれません。

また自営業は収入を維持したり収入の安定させるのが大変ですので、安全第一に考える方は、公務員から転職することはオススメできません。

1:公務員の魅力は不景気でも安定した収入が得られること

公務員の最大の魅力は、不景気になっても確実に収入が得られる点です。

民間企業の賃金を反映させているとはいえ、吸入給料が3割カットになることはありませんし、せいぜいボーナスが0.5か月分減るぐらいのものです。

東日本大震災時に公務員の給料は2年間下がり、若年層は5%、幹部クラスはおよそ10%収入が減りました。

しかし東日本大震災クラスの出来事があっても、収入は一時的に1割しか減らないのは民間企業ではありえないことです。

それくらい強固な安定性を持っている職業は、公務員に以外には無いでしょう。

2:景気が良ければ転職活動は上手くいく

公務員から転職する人の多くは、仕事内容や人間関係に不満を持っている人であり、私もそれらを理由として退職しました。

公務員よりも収入が下がることを覚悟しているのであれば、転職することは難しくありません。

正直、社会全体の景気が良好であれば転職先は見つかりますし、今なら働きながら資格や技術を身に付けることも可能です。

公務員だと副業するのは難しいですが、プログラミングの勉強をしたり、ブログを開設して文章を書く練習だってできます。

なので、「公務員は民間企業に転職しても使えない」との妄言は聞かなくて大丈夫です。

転職ステップ
後悔しない!1年後に仕事を転職するための5つのステップ1年後に仕事を転職したいと考えるなら、事前に準備をしましょう。 人によって転職する動機は違います。 残念ながら、転職...

3:民間企業で働くなら不景気を想定すること

良い条件の転職先を見つけたいのであれば、景気が良い時の方がいいでしょう。

しかし10年20年と長期的に転職先で働くことを考えるのであれば、景気が悪くなる状況に陥る可能性はありますし、企業が耐えられなければ倒産し職を失うことも考えられます。

一方公務員は国や地方自治体が存在する限り職はなくなりませんし、不祥事を起こさない限り、公務員はクビを宣告させることはありません。

これは民間企業にとってはあり得ないことで、グローバル社会においては大企業も世界情勢によって一気に経営が傾くことだってありますので、極めて大きい利点です。

公務員で働いている期間が無い人ほど、職を失うことの意識は乏しく、実際に仕事が無い状況になった場合、一気に恐怖感が襲ってきます。

退職してから辞めたことを後悔しても遅いですので、転職するなら最悪のケースも想定した方がいいでしょう。

work
30代で公務員を辞めたい場合は何を考えるべきなのか?公務員を退職したい気持ちに年齢制限なんて存在しません。 30代でも40代でも公務員を辞める選択肢もありますし、辞めて別の世界に飛び...

4:厳しい環境でも転職できるなら公務員を辞める価値はある

公務員でよかったと感じる瞬間に転職する気持ちがあれば、転職しても成功する可能性はあります。

しかし公務員の仕事が嫌なだけで転職しようとする場合、現実逃避の手段に転職を利用しているだけで、実際に退職しても上手くいかない可能性はかなり高いでしょう。

シンプルな話、「仕事にモチベーションがある人間」と、「給料がもらえていればいいと考えている人間」なら、どちらの方が人材として魅力的に感じるでしょうか。

もちろん前者ですよね。

公務員は最低限の仕事していればクビになりませんが、民間企業であれば能力で収入は変動しますし、クビになる可能性だってあります。

中途採用ならなおさらです。

そんな厳しい環境に飛び込むことでも得られる魅力があるのであれば、転職する価値は十分ありますし、逆に魅力を感じなければ公務員に留まってもいいと思います。

勝利
いま働いている職場で納得できる満足感は得られるのか?SNSを眺めてみれば、転職や起業を進める派と、今の職場で働き続ける派がいつも対立しています。 私自身は公務員を退職し、現在はライタ...

5:公務員として働き続ける選択肢は常に持っておくこと

公務員を退職した人の発言や体験談は、SNSやブログ、YouTube等で簡単に目にすることができます。

私は割と公務員を退職して成功している方だと思っていますが、それでも公務員からの転職をすべての人に勧めることはありません。

公務員には民間企業やフリーランスにはなりメリットが多く存在し、給料の安定性はその一つに過ぎません。

たとえば男性が婚活する際、参加条件が大卒以上だったとしても、国家公務員であれば高卒も参加できることはあります。

(私は高卒なので、その婚活に参加しようと悩みました。)

またローンは一発で組むことができますし、賃貸物件を借りる際に拒否される心配もありません。

それくらい公務員ブランドは大きく、他に替えが利かない価値があります。

ただブランド価値は人によって大きく変わります。

自分の生活に公務員ブランドは必要ない人もいますし、公務員の地位を捨ててまでやりたい仕事があれば転職する価値は十分ありますので挑戦する選択はアリです。

大切なのは、公務員として働き続けることと、退職した場合を比較・検討すること。

どちらが100%いいと断定できるケースはありませんので、自分がより魅力を感じる選択をしてください。

 

ご参考になれば幸いです!