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税務大学校を辞めたいと思った時に考えるべきこと

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私が高校卒業し、税務街学校に入ったのが、14年前。

ずいぶん昔の話ですが、今での思い出すくらいに印象深い研修時代でした。

正直、入寮した初日に「辞めたい!」と思いましたし、辞めいたい度合いは最初の1週間が一番大きかったです。

税務大学校での研修時代の話は、『税務大学校ってどうなの?税務職員採用なら最初に1年間は寮生活!』に書いてありますので、ご覧ください。

本記事では、税務大学校を『辞めたい』と思った人が、やるべき行動についてお話します。

1:最初は教育官などのアタリは強い

世間から公務員は甘いと思われているのは事実であり、実際甘い職場で働きたいために公務員に就職する人も少なくありません。

なので税務署の研修では、そんな甘い考えを折る作業から最初にはじめます。

メンタルが強い人なら問題ないですが、私のようにメンタルが弱いタイプの人は、そこから逃げたいと考えるのは当然。

事実、最初の1週間で数名の職員が退職するのは、税務署あるあるです。

逆に大半の職員はそこを乗り越えて、税務署に配置されますので、最初を乗り越えれば何とかなります。

2:一旦落ち着いて辞めた後のことを冷静に考える

大半の研修生は卒業して税務署に配置されますが、現在進行形で研修を受けている人にとっては毎日がキツイです。

なので「もう辞めたい!」なんて気持ちも理解できますが、一時的な気持ちで職を捨ててはいけません。

2020年は新型コロナウイルスの影響で混沌としていますが、就職すれば職に困ることはないと推測します。

しかし、新しい職場が税務署以上に待遇がいいかは別問題。

残念ながら、日本はまだまだ学歴社会です。

最終学歴が大卒と専門卒・高卒では、採用試験さえも受けられないケースが多いです。

なので一旦冷静になり、辞めた後自分がどんな風になるかを想像してください。

もしかしたら、そのまま研修生として勉強するのが、最善の可能性があります。

3:なぜ自分が税務署職員の道を選んだのかを振り返る

はじめて就職した職場が、自分にとっての天職であるケースはほとんどありません。

大多数の人は、天職ではありませんし、天職だと思い込んで自分を納得させています。

(天職だと思い込むのは、悪いことではありません)

なので今の職場が合わないと思えば、転職するのも選択肢ですし、幸いに現在は昔と比べて転職しやすいです。

しかし「自分がなぜ税務署の道を選んだのか」を振り返らないと、また同じ失敗をします。

なぜなら、少なくてもあなた自身は、税務署の職場が魅力的だと思って採用試験を受けたからです。

  • 不景気に強い
  • 収入が安定している
  • 社会的地位が高い
  • 仕事が楽そう
  • 就職(転職)活動をしたくない

おそらく、上記のようなことをイメージして税務署の採用試験を受けたのではないでしょうか。

当時の私も似たようなものでし、それ自体が悪い考えではありません。

ただ同じことを考えても、また同じような職場を選択する可能性は高く、また同じ悩みに直面することになるでしょう。

そうならないためには、自分が今の道を選んだ理由を考えるのが大切です。

4:公務員は一度退職すると戻るのは困難な場所

民間企業は、退職しても同じ職場に復帰できる可能性はありません。

ただ公務員は採用試験を受ける必要があるため、同じ職場に復帰することは難しいです。

また公務員の採用試験には年齢制限があるため、一定の年齢を超えると採用試験の受験資格も喪失し、受験すらできません。

もちろん別の公務員の職種に転職することは可能ですし、公務員も業種によって環境は違います。

ただ税務署よりも優しい環境の公務員があるとは限りませんし、税務署以上に厳しい環境の職場もあります。

なので今の職場を辞めることに、後悔しないと断言できる程度にはしっかり考えても損はありません。

5:自分の気持ちがわからない場合には『日記』を書くこと

今大変だと思っていても、1週間後には平気になっていることはよくあります。

運動不足の人が初日に5㎞走るのは死ぬほど苦しいですが、1か月間継続すれば5㎞走ることに対しての苦しさは激減します。

税務大学校の研修も同様です。

就職も寮生活も初めてな人は、全てが未知数であり、これが毎日続くと思ってしまします。

研修自体は1年間継続しますが、毎日過ごしていれば精神的に楽になるのは、私自身経験済み。

ただ過去の自分の記憶や経験はすぐに忘れてしまうので、振り返る用に日記を書くことをオススメします。

日記は、手帳でもスマホのメモ機能を利用して書いても大丈夫です。

大事なのは毎日日記を書くこと。

1行でも2行でもいいので、毎日自分の心境を書くと、自分の気持ちが整理できます。

また悩んだ時に過去の自分を見返すと、当時の記憶が蘇り、今の自分と比較できます。

ぶたくん
ぶたくん
あと時に比べれば、今の状態なんて

そんな感覚が自分の背中を押し、また明日頑張れる活力になるかもしれません。

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6:辞めるかどうかを悩むことも経験になる

はじめて就職した人によって、仕事を辞めることは大きな決断をする機会です。

辞めるかどうか精神的にもキツイですし、1秒でも早くその苦しみから解放されたくなります。

ただ今後の人生で、それ以上に悩むケースは出てきますし、100年人生が無風で終わることなんてあり得ません。

なので今退職で悩んでいる事を、トレーニングとして好意的に考えましょう。

税務大学校での研修は、勉強しながら給料がもらえます。

学歴は取得できませんが、法律知識は習得できますし、100万円くらいなら貯金できます。

(私は100万円の貯金を作りました)

税務大学校での1年間の研修を、修行の場として考え、次のステップに繋げるのもアリ。

また、私のように一定期間税務署職員として働き、転職することも選択肢としてあります。

大事なのは、この状況を自分の人生においてどうやって活かすかを考えること。

その考える力は、今後の人生で役に立ってくる力ですので。

 

ご参考になれば幸いです!

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