公務員を退職した人を何人も見かけていますが、ライターとして活動されている人は思いのほか多いです。
私のその内の一人で、ライター業の収入だけで生活できるくらいには稼いでいます。
また、公務員とライターは意外と親和性が高い職業なので、案外続けやすいのも魅力です。
今はネット上の記事をメインに作成するWEBライターの需要が多いため、知識・技術ゼロでも初月から10万円以上稼ぐことも珍しくはありません。
そんな、ライター業について、公務員からライターに転身した私の実体験も含めてご紹介します。
1:公務員は日々文章を書いて分すでに文章力が身についている
世の中には意外と文章を書かない仕事が多いですが、その中で公務員は毎日堅苦しい文章を書いています。
堅苦しい文章は人に楽しく読んでもらうように設計されていませんが、文章の体裁は整っています。
また、文体を崩すのは簡単ですが、文体を整えるのは意外と難しいのです。
そのため、元公務員は、ライター初心者の中でもに文章力が頭一つ抜けている部分があります。
2:公務員時代の情報をライターとして書けるのは強み
ライターとして働く場合、依頼された記事以外にもコラム的な記事を書く場合があります。
公務員の不祥事や給与面の話はすぐにTwitterのトレンド入りするほど需要が高いため、元公務員の肩書だけで執筆依頼が来ることもあります。
そこで、ポイントになるのが、内部から見た公務員の職場環境を記事にできること。
公務員以外のライターは公務員のツテはほとんどありませんので、リアルな内容は公務員経験者の特権。
また、世間の公務員のイメージと、実際の公務員の職場イメージにギャップがあることも重要です。
公務員全体で考えれば、公務員の仕事は楽だと思われています。
しかし、現実の公務員には月100時間残業もしますので、決して楽とは言えない職場環境です。
参考:国税局・税務署は100時間残業をする部署もあるので注意が必要
ライターが評価されるのは、読まれる記事を書くことであり、読まれるためには興味の引く記事を作成しなければなりません。
『元税務調査官が語る!相続税調査でのドロドロ人間模様』
こんな記事があったらちょっと興味を持ちますよね。
もちろん、元公務員としての守秘義務は厳守する必要はありますが、元公務員だから伝えられる言葉もあります。
そのために、ライターとして活動されている人は意外と多いです。
3:ライターは公務員として働いて得た知識は全て使える仕事
ライター業は、公務員として働いて得た知識を全て利用できる仕事です。
私は元税務署職員ですが、税務署で得た知識は可能な限り活用しています。
- 税金知識
- 確定申告
- 税務調査
- 公務員の待遇面
- 公務員の未来
公務員の中にいると気づかないですが、公務員として当たり前に思っている情報も一般の人は知らない場合が多いです。
税務署職員であれば、確定申告期間で空いている時間帯を知っています。
しかし、部外者は毎年1,2回しか税務署に来ませんので、本当に空いている時間帯を知るすべがないのです。
参考:【裏ワザ!】所得税の確定申告を混雑しないで手続きする方法
公務員の仕事で取り扱っている、業務内容を書き出してみてください。
書き出した情報は、全て利用可能な知識です。
4:すぐにライターになるのが不安ならとにかくブログを読むこと
ライターは低収入のイメージが強いですし、実際アルバイト程度の年収しかない人もいます。
ただ、それはフリーランスとして生きていくなら仕方がありません。逆に実力があれば公務員時代にはありえなかった、年収1,000万円以上稼ぐこともできますので。
ただ、公務員を退職してすぐにライターになるのは不安ですよね。
ですので、今のうちから、たくさんのブログサイトをチェックしましょう。
あまり知られていませんが、ブログの記事をライターに外注しているケースが意外と多いです。
実際、私もブログ記事を外注として受けた経験は1度や2度ではありません。
なので、ブログを読むことは、ライターの仕事内容を見ることと同じです。ですので、とにかくブログは読んでください。
また、有名なライターは自分でブログを持っていることもあります。
佐々木ゴウさんの『ゴウ・ライティング』は、とにかく読みやすいのオススメです。
また、名もなきライターさんは、総合失調症からトップライターまで上り詰めた稀有(けう)な人です。
参考:今まで『名もなきライター』さんの存在を知らなくて後悔している件
私自身、名もなきライターさんの影響はかなり受けましたので、存在を知るだけでも価値がある人です。
5:ライター業をはじめるならクラウドソーシングに登録すべし
ライター業をはじめるなら、クラウドソーシングサービスに登録しましょう。
クラウドソーシングとは、仕事のマッチングサービスです。
記事を作成してほしいクライアントと、記事を書くライターを仲介してくれるので、簡単にライターとして仕事を始めることが可能です。
クラウドサービスに仲介手数料が差し引かれるのはマイナスです。
しかし、ライター報酬の保証やクライアントとのマッチングについては、直接取引にはない魅力です。
ライターを始めるなら、最初に登録すべきサービスは2種類のサイトです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
① 仕事のマッチング件数で考えるならクラウドワークス
仕事のマッチング件数で考えるなら、クラウドワークスです。
クラウドワークスは上場企業であり、ライターのクラウドソーシングサービスでは最も大きい企業です。
ライターの記事作成依頼だけでも、1日数十件新規登録があります。
ライター業を始めるなら、とりあえずクラウドワークスに登録すれば間違いありません。
② ライターの立場で使いやすいサイトはランサーズ!
ライターの立場で使いやすいサイトは、ランサーズです。
ランサーズは、とにかく仕事が探しやすいです。
ライターとして仕事をする場合、自分の得意分野の依頼を探します。
ただ、検索機能が不自由だと、検索するだけで時間が消費されてしまいます。
また、ライターにとって大切なのは、報酬代金。
WEBライターの場合には、1文字単価で契約することが多いです。
1文字1円なら、1000文字の記事作成で1,000円。
1文字5円なら、同じ1000文字の記事でも5倍の5,000円となります。
文字単価0.1円の仕事をしても生活できません。
文字単価のフィルター検索があるランサーズは、ライターにとって便利なクラウドソーシングサービスです。
③ ライター業を始める場合2つのサイトのみ登録すれば十分
ライター業を始める場合、クラウドワークスとランサーズだけに登録すれば十分です。
理由は、3つあります。
- 多くのクラウドサービスはチェックできない
- 1つのサイトで稼いだほうがライターとしての価値があがる
- 1日に執筆できる量は決まっている
ライターを始める際に、大事になるのは時間管理です。
最初から、1日8時間記事を書くことはできません。
たくさんのクラウドソーシングに登録しても、作業できる件数が少ないなら意味がありません。
また、ランサーズやクラウドワークスは、書いた記事数や報酬金額によってライターのランクが上がります。
記事作成を依頼する側のクライアントとしては、できるだけ価値の高いライターに記事を書いてほしいです。
そのため、ライターランクの高いライターに好条件が集中します。
ランクアップするには、できるだけ1つのサイトから受注した方が効率がいいです。
ランサーズとクラウドワークスには好みがあります。
最初は2つ同時に登録し、利用してく中で使いやすいサイトに絞るべきです。
6:仕事した分の対価が得られるのは公務員では味わえない
仕事した分の対価が得られるのは、公務員では味わえません。
ライター業の魅力は、自分が作業した分だけ報酬がもらえること。
公務員で一番苦悩する点は、仕事量と給料が噛み合わいことですよね。
どんなに一生懸命働いても、不真面目10年上の先輩より給料は低いです。
しかし、ライターなら1年目でライター10年目の人を追い越すことも可能です。
ライターは楽な仕事ではありませんが、公務員とは違った価値観で仕事ができます。
ライターを始めるか迷っている人は、とりあえずクラウドソーシング「ランサーズ」の登録だけでもしてください。
何か始める際には、準備の手間暇が意外とハードルになることもありますが、登録が完了していればその瞬間からライターとしてスタートできますので。
ご参考になれば幸いです!