税知識

【裏ワザ!】所得税の確定申告を混雑しないで手続きする方法

rush hour time

 

確定申告時期の税務署は大変混雑します。

 

最盛期になると、申告相談の受付をするまでに1~2時間待つこともありますし、受付までは立ちっぱなしの税務署が殆どです。

1時間も人混みの中待ち続けていると、中には貧血等で倒れてしまって救急車で搬送されることも珍しい光景ではありません。

私がとある税務署にいた頃は、税務署が救急車を呼び過ぎて救急隊員から税務署が怒られた経験もありました。

(本当はこの体制を改善しなければいけないのですが・・・)

 

例年混雑はするのですが、特に平成30年分の確定申告(平成31年2月18日~3月15日)に関しては更なる混雑が予想されます。

なぜなら、平成30年分の所得税の確定申告がスマホ申告元年になるからです。

 

今更感は強いのですが、平成30年分の所得税の申告書からスマホで申告書を作成し送信できるようになります。

 

国税庁

※ 国税庁HP スマホ × 確定申告 スマート申告始まります!

 

平成30年分の申告は平成31年になってから使用可能となりますので、現時点においては仕様は不透明です。

それでも、税務署の確定申告会場では、積極的にスマホ申告を推進してきます。

しかし、スマホは携帯性は高くても操作性はパソコンの方が優れています。

所得税の申告書はただでさえ項目が多く、初めて申告書を作成する人がどこに記載すればいいのかわかりません。

そうなると画面上に情報量が少ないスマホでの申告書作成には時間が掛かるため、確定申告会場での待ち時間が従来よりも長くなる可能性が高いのです。

 

特に混雑する税務署はベットタウンを管轄している税務署で、殺伐とした雰囲気が漂っています。

逆にビジネス街や法人が多い場所はそこまで大幅な混雑はしないので、混雑具合も税務署によって変わって来ます。

 

では、どうすれば混雑を避けることができるのか。

対処法をご説明します。

 

1:実は全国どこの税務署でも申告書は作成できる

TAX

確定申告書の提出先は自分の住んでいる場所を管轄する税務署です。

(納税地を指定している人はその場所を管轄する税務署)

なので、税務署側は申告は所轄の税務署で行うように案内があります。

しかし、そのアナウンスは半分ウソで、どこの税務署でも申告書の作成は可能です。

 

確かに申告書の提出先は所轄税務署でなければいけません。

ですが、申告書の作成については指定はありませんので、全国の税務署で作成可能となります。

また、所得税は国税ですので、所得税の申告書は全国共通の用紙です。

北海道の税務署で手に入れた確定申告書の用紙を千葉県の税務署に提出しても何も問題にはなりません。

 

一方、税務署に来署して申告する方は原則電子申告(パソコン・スマホを利用した申告)を行います。

電子申告は所轄税務署以外の税務署でも送信(申告書の提出)は可能ですので、職場近くの税務署で申告書を作成して申告することができます。

(紙の申告書は所轄の税務署に提出しなければいけません)

 

例外として、添付書類は管轄以外の税務署で受け取ることはできませんので、所轄税務署に郵送あるいは夜間ポストに投函することになります。

夜間ポストは税務署の正門付近に設置されており、その夜間ポストに投函しても問題はありません。

 

 

2:ID・PW方式は一度税務署に行かないと行けないので不便

office

平成30年分の所得税の申告からの目玉としてID・PW方式(アイディー・パスワードほうしき)があります。

 

従来、自宅から電子申告(e-Tax)をする場合にはマイナンバーカードとそれを読み込む機械(ICリーダライタ)の購入が必要でした。

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しかし、税務署で発行されるID・PWがあればマイナバーカードや読み込む機械が無くても自宅から申告が可能となります。

ですので、ID・PW方式をりようすればマイナバーカードやICリーダライタを用意しなくても自宅から電子申告が可能となるため、自宅から確定申告のハードルが下がります。

 

一見便利そうに見えるID・PW方式ですが、重大な欠点として、ID・PWの発行手続きは一度税務署に行かなければなりません。

実は平成29年分の確定申告をした人のほとんどは実はID・PWが発行されています。

なぜならば平成30年2月16~3月15日の確定申告期間中に既に発行していたからです。

(申告書の控えがある方は一緒に添付されているかもしれません)

 

ID・PW方式はなりすまし防止の観点から、税務署職員が申告する本人であると確認した上で発行します。

なので、自宅からID・PWの申請をすることは出来ず、税務署に行く必要があります。

(税務署に来署する人で代理の人が多いけどそれを国税庁はどう思っているのだろうか)

 

平成30年分の確定申告は平成31年以降でないと申告できませんが、ID・PWの発行はいつの時期でも税務署で発行することは可能です。

なので偶然税務署に行く予定がある人はその際に取得をしましょう。

 

因みに、国税庁はID・PW方式は理論上自宅から確定申告が可能になり、税務署での相談者の人数が減少することが期待していますが、私は実際に来署者数は変わらないと予想します。

 

税務署に来署する人の多くは、

  • PC操作ができない高齢者
  • 初めて確定申告をする人(1回きり)
  • 申告の仕方がわからない人

がほとんどであり、その方々がID・PW方式の恩恵を受けることは少ない人々だからです。

 

3:自宅からの申告が楽なこれだけの理由

国税庁はマイナンバーカードの利用を度外視して、ID・PW方式の導入を決定しました。

動機としてはe-Taxの普及なのですが、決してe-Taxの普及促進が間違っている方向性ではありません。

国としては、申告書の税率計算などはパソコン(スマホ)が行うため、申告内容の確認のためのチェック項目が少なくなります。

また、申告書用紙等の削減、郵便などの開封にかかる人件費の削減などメリットが存在します。

(税務署の経費削減は国の歳出削減に繋がるので、国民にとってもメリットです)

 

一方、納税者の立場から見た場合においてのe-Taxで申告するメリットとしては、添付書類の省略と時間短縮があります。

確定申告をする場合、添付義務のある書類が存在します。

例えばサラリーマンが医療費控除の申告を紙の申告書で作成する場合、会社からの源泉徴収票や医療費の領収書を申告書と一緒に提出する必要があります。

しかし、e-Taxで電子送信する場合には基本的に添付は不要。

税務署から添付書類の確認要請があった場合には提示あるいは提出が必要になりますが、それ以外に関しては特に税務署に提出する必要がありません。

 

また、申告書のための掛かる時間短縮もバカになりません。

税務署に来署して申告をする場合、

  • 税務署に行く時間
  • 申告相談待ち時間
  • 申告書作成時間
  • 帰宅時間

と4つの行程を経る必要があります。

 

しかし、自宅からe-Tax申告をすれば、掛かる時間は申告書作成時間のみで済みますので、時間短縮に繋がります。

また、税務署に行くのにも交通費が掛かりますので、自宅から申告をした方が効率的です。

 

不明点がある場合には電話で相談をしましょう。

税務署に電話すると最初に音声ガイダンスが流れるのですが、確定申告期間中は音声ガイダンスに『0番』が追加されます。

『0番』は確定申告専用の番号ですので『0番』を押して相談をしてください。

 

4:確定申告に伴う納税は自主納税なので注意

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確定申告で還付申告(税金が戻る)であれば問題ないですが、納税の申告をする人は注意が必要です。

 

振替納税を申請している人は、所得税が申請した口座から引き落としになるのですが、それ以外の人は自ら納税をしなければいけません。

住民税は地方自治体から納付書が送付されますが、所得税の申告は自主申告自主納税が原則なので納付書を送付することはありません。

納税の方法は、税務署に設置されている納付書で所轄の税務署の窓口で納付する方法と、銀行で納付する方法があります。

(振替納税も申請は可能です)

もし納付が遅れてしまった場合には延滞税という付帯税(罰金)が発生しますので、納税漏れには注意してください。

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ご参考になれば幸いです!