私は、今まで『名もなきライター』さん @writer_noname の存在を知りませんでした。
名もなきライターさん(以下、名もさん)は、WEBライターとして月に7桁稼ぐトップライターさんです。
そんな名もさんを知ったのは、こちらのツイートでした。
「フリーとは自分の信用をかけたギャンブラーの別名ですから」
平成最後の刺さる言葉に出会った。
同じ内容でも、伝える人の表現次第で、心が動かされる。実際、この一文で私の心は揺さぶられた。
がんばらんと! https://t.co/vZps7GQ0wy— 矢駒@元税務署ブロガー兼ライター (@chibayakoma) 2019年4月25日
書いて暮らして年をとるということ
名もなきライターのブログ(千葉市かず.inc)
名もさんはWEBライターですが、ブログも読み物としてシンプルに面白い。
特に、物事を考える視点がフリーランスとして考えるべき内容でした。
知ってることは判断できますが、知らないことは判断できません。
名もさん存在は、知って損はありませんので。
1:WEBライターをするなら名もなきライターさんの半生を参考にしよう
WEBライターをするなら、名もなきライターさんの半生を参考にしましょう。
WEBライターとして働いてから5年で文字単価10円の案件をいくつも抱えています。
⑴ WEBライターに前職は関係ない事実
名もさんがWEBライターをする以前の職業はエンジニア。
体調を崩られた関係で仕事を退職し、その後も事務職を渡り歩いていました。
本格的に体調を崩されてたどり着いたのが、WEBライター。
ライターと特別関連性の高い職種についていたわけではありません。
心身の状況を考えればかなり苦しい状況からのスタートでした。
それでも、今では月200万円以上稼ぐこともあるトップライター。
クラウドソーシングのランサーズで、常にTOP5以内に入る常連となっています。
⑵ ライターを始めた時は初心者と同じ文字単価1円
名もさんがライター業を初めてとき、文字単価は1文字1円。
私も1文字1円でライターをしていますので、文字単価1円が特別高いわけではありません。
しかし、現在は1文字単価が5円以上。
1日5000文字の記事を作成すれば、それだけで日給2万5千円です。
- 異業種からライター業への転職
- 文字単価1円からの地道なスタート
- 現在は文字単価5円のトップライター
- 10円単価の案件も多数
2014年からライター業を始められたので、僅か5年で今の地位に。
初心者ライターなら、名もさんのストーリーを参考にしない手はありません。
2:ライターは表現方法を変えるだけで単価は5倍になる
ライターは、表現方法を変えるだけで単価は5倍になります。
私の文字単価が1文字1円とすると、名もさんは1文字5円です。
一般企業であれば、アルバイトと会社役員くらいの金額格差があります。
⑴ 知識よりも伝える力がライターには必要
知識より、伝える力がライターには必要です。
ライター業を少しかじるとわかりますが、すべての記事が唯一無二の内容ではありません。
少数の人が知っている内容を、大衆向けに発信するのがライターの役目です。
一見すると、誰でも書けそうに思えます。
しかし、文章の見せ方の上手さがライターの技量。
学校で一番知識のある先生が、教えるのが上手いわけではありません。
必要な知識をわかりやすく伝えられる人が、教え上手な先生。
ライターも同じです。
⑵ 記事に興味を持ってもらうには『ひねり』を使う
ライターは記事を書くだけでが仕事ではありません。
目に付いた記事に興味を持ってもらう見せ方も、大事な要素です。
名もさんは、文章の見せ方を「ひねる」と表現しています。
こたつに入ったままトップライターになって、寿司食って寝て過ごす文章術
※有料noteです。
表現方法で大事なのは、読者の興味を惹くこと。
漫才が面白いのは、ボケ役がいかに共感できる間違いをするにかかっています。
あまりに簡単な間違いは見抜かれますし、難しすぎても共感できません。
「あぁ、なるほど!」と、思うちょっと手前くらいのボケが一番共感できます。
WEBライターも、漫才と似ています。
同じ事実を書いても、文章がつまらなければ、読むのを止めますよね。
逆に文章が面白いと、あまり興味のない内容でもついつい読んでしまいます。
サイトを運営する人にとっては、読んでもらえるかどうかは死活問題。
記事の質が悪ければ、二度とサイトを訪れないかもしれません。
リピーターが増える記事なら、サイトにとっての波及効果は大きいです。
記事の質が良ければ、サイトに好循環を生みます。
結果が出れば報酬もあがりますので、実績が記事単価を上げることに繋がります。
3:自分が読んでツマラナイ記事は読まれない
自分が読んでツマラナイ記事は、読まれない運命。
その現実は、受け止める必要があります。
⑴ 読んで楽しい文章は再訪問する可能性が高い
読んで楽しい文章は再訪問する可能性が高いです。
文章を書くのが好きな人は、同じくらい読むことも好き。
お二人に共通するのは、読むことが自体が楽しくなるブログであること。
- ヒトデさんは、日常の体験を同じ目線で書いてくれます
- ちきりんさんは、日常の体験を全く違う角度から書いてくれます
その人の書く文章が好きになれば、そのサイトは読まれ続けます。
そうなれば、ライターとしての価値は一気に上昇することに。
なぜなら、サイト運営者はリピーターほど、嬉しい存在はありませんので。
⑵ 新しい発見がありそうな記事が読まれる
最初から興味を惹かない記事は、見向きもされません。
逆に、面白そうなタイトルの記事は「とりあえず読んでみよう」という気持ちにさせます。
また、人が興味を惹かれるのは、新しい発見がありそうな記事。
名もさんのブログには、こう書かれています。
この商売、保守的になったらダメなんですね。年をとっても守りに入ったら文章に出ちゃうんです。私だったら、守りに入って「家買って、はあ老後安泰♪」みたいな40代女性の文章は読まないです。何より、自分が読まない。
書いて暮らして年をとるということ
日常の生活でも気づきがあれば、それは新たな発見。
知らない人にとっては、新鮮な情報です。
逆に、何も考えないで生活していると同じ日常の繰り返しです。
フリーランスとして働く以上、常に新しいことを提供しなければいけません。
そうしなければ、自分には誰も興味を示してくれません。
その気づきを教えてくれたのは、名もさんのブログでした。
4:初心者フリーランスこそ先輩の知恵を借りることが大事
初心者フリーランスこそ、恥ずかしい気持ちを抑えて先輩の知恵を借りましょう。
フリーランスの先輩の知恵を鵜呑みにすると、超えることはできません。
成功している人の考えが正しいとは限りません。
しかし、成功者が現時点の環境まで登った実績は、偽りのないものです。
私が参考にする判断基準は3つあります。
- 自分にない視点を持っているか
- 話の内容に納得できるか
- 同じ話を繰り返してないか
自分と同じ発想の人を、参考にしても意味がありません。
そのまま進めば辿り着けますので。
発想自体は良くても、自分が納得できなければ、取り入れた時に上手く馴染みません。
正解は一つではないので、別の方法を探すべきです。
一番注意が必要なのは、同じことを繰り返す人。
似た内容ばかりの本を出版する人は、考えが固まっています。
興味を惹く文章を書くには、人と違う発想が必要になります。
参考にするべきは、常に違う考え方をしている人です。
5:『面白い』を350円で買える名もさんnoteは得の盛り合わせ
『面白い』を350円で買える、名もさんnoteは得の盛り合わせ。
費用対効果抜群です。
⑴ 名もなきライターの有料noteはほぼ週6日配信
名もさんは、noteで、名もちゃん気まぐれマガジンを配信しています。
週一配信で月額350円となっていますが、実際には毎日のように配信があります。
※2019年7月末からは日曜日は休止日
表向きに毎日配信としないのは、万が一毎日配信できなかった場合のリスクを考えてのこと。
読み手としては、週6日配信は大変ありがたい話です。
⑵ 購読に悩んだら雑誌1冊を買うことを想像すること
350円は格安ですが、お金を支払うのは躊躇(ちゅうちょ)しますよね。
その気持ちはわかります。
しかし、雑誌1冊買うのを想像してください。
雑誌1冊500円。しかも雑誌を買っても、全ての内容が読みたいとは限りません。
マンガ雑誌でも同様で、全ての連載を読む人は少ないです。
しかし、名もちゃん気まぐれマガジンは、毎回読みたい記事が配信されます。
なぜなら、読みたくなるようなタイトルになっているから。
ライターとしては、タイトルすらも学べる材料となっています。
⑶ 有料noteが安い理由はライター地位向上のため
1か月で24記事配信された場合、1記事あたり15円未満。
どう考えても破格です。
しかし、名もさんが350円の値段設定にしたのは、名もちゃん気まぐれマガジンを通じて、ライターの水準単価を上げることが目的だからです。
ライター業の中には、1文字単価0.5以下で働いている人はたくさんいます。
0.5円は、時給換算で500円くらいにしかなりません。
かなり過酷な条件です。
名もさんは、その環境を少しでも改善して欲しくて、350円の値段設定にされました。
月額350円でも、お金を出すのは、躊躇(ちゅうちょ)するかもしれません。
しかし、お金を出すからこそ、しっかり読もうとする気になります。
ライターとして、対価を払う行為を学ぶのも勉強の一環です。
6:名もなきライターを知らないままの選択肢はない
名もなきライターさんは、知っておくべき存在。
ライターにとって、知らないままでいい存在ではありません。
ライターとは無縁の業界からスタートし、今ではトップライターとなった人です。
初心者当初の苦労や失敗談など、noteから吸収できるエッセンスが詰まっています。
ただ、最初はとりあえずブログから読んでも大丈夫です。
私は名もさんのブログを知ったその日に、有料noteの購読を決めました。
そのくらい、学ぶべき内容が多い人ですので。
ご参考になれば幸いです!