退職の決め手 PR

【現役税務署職員へ】税務署から転職するためのやるべきリスト

リスト表
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私は税務署職員として12年と4か月働き、その間研修以外はずっと資産課税部門所属でした。

今は退職して自営業として活動していますが、研修時代から12年間ずっと税務署職員を辞めようと考えていました。

1年間通じて辞めることを意識しなかった年は無かったです。

当時の記録はこちらに記してありますので、気になる方はご参照ください。

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税務署職員現役中、退職するのに特に感じたのがこの3点です。

税務署を辞職する際に悩んだこと
  1. 転職先はどうするのか
  2. 税務署以外でも仕事を続けられるのか
  3. 職場にはどうように退職を伝えればいいのか

 

しかし、私の経験上これらの事を必要以上に心配する必要はありません。

少なくても税務署で働けている人は他の職業でも働けます。

また、税務署で働くのが嫌だった人はそれ以上環境が悪い職場に当たる可能性は低いです。

とはいうものの、実際には不安になりますよね。

いくらネットで転職体験談を探しても、結局は民間企業から民間企業への転職談ばかり。

仮に公務員からの転職した人の情報はキャリア組か成績優秀な人の話がほとんどです。

ですが、私は違います。

高卒で税務署職員となり、税務調査が嫌で身体を壊し人間関係も得意ではありません

そんな私だからこそ伝えられるリアルがあります。

 

私は安易に転職は勧めません。

ただ、転職という選択肢があると知ってもらいたいです。

ですので、お手数ですが最後までご覧ください。

 

1:税理士資格がないと税理士事務所に就職する価値はない

税務署職員の人なら知っている話ですが、23年以上勤務して、一定の条件を満たせば税理士資格を得られます。

多少他にも条件はありますが、ハッキリいってかなりお得な制度です。

ですが、23年の期間は長く、最短で取得を使用としても40歳を超えています。

まだ20代の人は想像できませんよね。

 

税理士資格が無ければ事務員として働くことも可能です。

ですが、現実に目を向ければ、税理士事務所の事務員の方でも優秀な人は大勢います。

税務調査を行った人であれば同意していただける話ですが、正直、税理士本人よりも事務員の方が知識が豊富な事ってありますよね。

 

ぶたくん
ぶたくん
なんでこの人資格持っていないの?

何度思ったかわかりません。

でも、いくら優秀であったとしても事務員は事務員です。

税理士よりも価値が上に行くことはありません。

すなわち、それは税務署を辞めて税理士事務所に転職しても事務員として働くなら天井が見えることを指します。

収入だけで判断すれば税理士事務所の事務員よりも税務署職員の方が待遇はいいです。

なので、税務署の風土だけが嫌いな人は税理士事務所に転職するのはアリですが、それ以外の理由で同業種に転職するのはオススメできません。

なので、同業種に転職する際は、税金の仕事が好きかどうか再度検討した方がいいです。

 


2:転職前にやりたいのは適性検査

元々やりたい事(仕事)がある人なら転職に踏み切る勇気は必要ありません。

やりたい事は自発的な行動力を生みますので。

悩んでいる方はやりたい事が無い方々です。

そんな方はまずは好奇心を持って普段を過ごしましょう。

些細な出来事から自分のやりたい事が見つかる可能性はあります。

やりたい事が見つかる可能性は確率論であり、探すほど見つかる可能性が高くなるからです。

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とはいうものの、直ぐに転職したいと思う場合にはそうはいきません。

ですので、自分の強みを仕事に活かしましょう。

感情論ではなく、海外の論文ではやりたい事と同じくらい自分の強みを活かすことが幸福感に繋がることが証明されています。

なのでやりたい事がなくても自分の強みを活かせればいいのです。

 

ぶたちゃん
ぶたちゃん
そんなのわからない

実際にはそうですよね。

私も辞める数か月前までは知りませんでした。

ですので、まずは自分の強みを知りましょう。

 

無料であればVIAテストオススメです。

VIA

※最初に言語の設定をしてください。

VIAテストは全120問の質問に回答すると24種類の中で5つの自分の強みを出してくれます。

 

書籍であれば『ストレングスファインダー』がオススメできます。

書籍に添付してあるコードで自分の強みテストを受けることができます。

VIAテストと似たような感じですが、ストレングスファインダーの方が34種類と強みが細分化されているため書籍と併せて詳細に知ることができます。

 

また、仕事とよりリンクさせたい場合には『ミイダス』がオススメです。

ミイダス

MIIDAS(ミイダス)

 

ミイダスは自分の学歴や仕事の経験年数などを入力すると自分の市場価値を算出してくれます。

また、適性検査により自分の性格に合った職種も知ることが無料で知ることが可能です。

MIIDAS診断

※実際の私の結果の一部です

 

ただ、これだけで、

ぶたちゃん
ぶたちゃん
なるほど、これでももう自分の進むべき道がはっきりとわかった!!

とはなりません。

 

おそらく7割くらいの方は「まぁ、そうだろうな」と思うくらいの自覚があるはずです。

ですが、あやふやな認識がしっかりとしたデータで表現されるのは全くの別物。

主観的な判断は先入観が伴っており、自分を正確には測れません。

自分の性格を客観的に知れることは非常に大事であり、ポイントとなります。

 

詳しい説明はこちらの記事に記載しましたのでご覧ください。

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3:辞職は自分のタイミングでOK

よく退職について止められると言われますが、私はあまり留意されませんでした。

税務署の職場は繁忙期を除けば、さしたる影響はありません。

ですので、管理職など重要なポストでなければ1か月先であれば辞めることは十分可能です。

 

ただ、辞める際に考えるのは自分が辞めた場合の周囲の反応についてですよね。

結論からすると、周囲の反応は気にしないのが一番です。

私も実際に辞めると周囲に伝える際には周りが気になりました。

ですが、税務署には7月の異動時期が存在します。

そのタイミングであれば、ギリギリまで辞めることを伏せても何も問題ではありません。

また、7月以外の時期でも辞めたいと思えば我慢する必要はありません。

むしろ1ヶ月我慢することで1年間分の精神的な疲労を受ける可能性もあります。

 

辞表することが周囲に伝われば、大なり小なり陰口は言われることでしょう。

ですが、そんなのは無視しましょう。

現場で他の職員が辞めるところは見てきたと思いますが、誰一人辞める人に向かって「今辞めるなよ」とは言ってないですよね。

面と向かって言われなければ、陰口が有っても無くても同じです。

むしろ、陰口を言われるのが怖いのを言い訳にして二の足を踏むのが自分自分自身に嘘をつくことになります。

 

4:やりたい事がないならプログラマーに

やりたい事もない、適性検査も当てにならない。

だけど転職したい。

オススメの職業を知りたい。

そんな方はプログラマーを目指してください。

 

日本は人口減少社会であり、労働力がかなり低いです。

海外からの労働者は未知数ですが、少なくても直ぐに採用される介護や土木関係の事業は競合するでしょう。

ですので、成長が望める業界であり、かつ海外労働者と競合しないのがポイントです。

それにマッチするのがIT業界。

IT業界は絶対的に労働力が不足しています。

何せ、エンジニア専用転職サイトがあるくらいですので。

ですが、プログラミングしたことない人が飛び込むのは不安ですよね。

そんな場合にはまずは触れてみましょう。

私も実際に使用したサイトが「ドットインストール」です。

パソコン1台あれば勉強できますし、無料で各プログラミング言語を学べます。

また、ガッツリ勉強したい場合にはプログラミングスクールもオススメ。

自宅からの通信学習もあるので仕事をしながら勉強も可能です。

詳しくはこちらをご覧ください。

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もちろん、向き不向きはあります。

ただ、とりあえず触ってみないと自分の適性なんてわかりません。

たった1時間の勉強、1回の体験入会で自分の人生が一変する可能性もあります。

無料の抽選くじを引く感覚で試してみましょう!

 

 

5:辞めるのが不安なら不安が無くなるくらい考えればいい

最終的な決断は自分でしなければいけません。

他人が税務署で働けといっても、辞めてもいいよと言っても自分が納得しない限り後悔します。

もし、どうすればいいのかわからないのであればとにかく悩むことです。

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私は税務署を辞めた人間でもトップクラスに悩んでから辞めたと自負できるくらい悩みました。

「悩め!」とはいいませんが、悩むこと自体は悪い行動ではありません。

あやふやなことをはっきりさせるには必要な行動です。

 

一つだけ断言できるのは、現状の流れに身を任せたままで好転することはかなり難しいことです。

可能性はゼロではありませんが、税務署に勤務している以上自ら環境を変化させるのは不可能です。

変えることが可能なのは自分自身のみ。

それが自分の考え方を改めて引き続き税務署職員として働くか、転職するかはあなた次第です。

 

ご参考になれば幸いです!