社会人として働き始めの1年目2年目は、何をするにしても初めて事ばかりです。
当然、覚える作業や知識が多くてt、毎日大変です。
そんな気持ちで、自分にムチを打っていませんでしたか。
頑張ることは必要ですし、少し先に見える到達点に行くことで仕事も違った景色が見え、モチベーションが上がることもあります。
ですがそれと同時に、仕事に慣れてくると、何となく仕事をする日々が1日、2日と増えませんでしたか。
「一旦休憩かな、ここまで頑張ってきたし」と自分に言い聞かせます。
ですが、内心では、
そんな不安が頭をよぎります。
給料に不満が無いわけではないけど、今の生活には満足している
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仕事も大変だけど、数年仕事をこなしているから、このまま続けてやれそう
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だけど、今の職場に魅力が無い
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やりがいが欲しい
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でも、今の自分にはやりたいと思う仕事が無い
このループにハマると、そこから脱出するのは難しいです。
変に納得しようものなら、余計仕事に対してモチベーションが上がりません。
何せ、考えているだけでは決して抜け出すことのできない沼ですので。
それでも、その沼から抜け出そうとして闇雲に行動するのはあまり良くない方法です。
直ぐに転職しても失敗する可能性もありますし、別業種であればイチから経験と実績を積まないといけませんので。
そんなに人に不足している事があります。
それが、好奇心です。
仕事を楽しそうにしている人を見てください。
いつもワクワクしてそうで、週末も何かイベントがありそうな雰囲気があります。
その様な方は例外なく好奇心旺盛です。
人間、誰しもが好奇心旺盛な人です。
赤ちゃんはどうでしょう。
赤ちゃんがみる風景はどれも初めての光景です。
そんな世界を好奇心が行動を促進させ、どんどん世界を吸収してきます。
そんな時に顔を出す笑顔
それに大人は癒されます。
赤ちゃん持っている好奇心なら赤ちゃんが成長した大人が好奇心を持っていないはずがありません。
ですので、どんな大人であっても、好奇心を持てる方法をご紹介します。
1:好奇心があるからこそ人間が成長できている
赤ちゃんが好奇心旺盛だからといっても、好奇心は年齢を重ねるごとに失われもの。
そう考えていませんか。
しかし、それは嘘です。歴史が証明しています。
自然界の中で、どうして人間だけがこんなにも繁栄しているのでしょう。
好奇心があったからです。
人間と動物の決定的な違いは、好奇心の強さです。
動物は食事と安全な環境があれば基本的に満足します。
そうでないとペットがみんな苦痛な生活をしていることになってしまいますので。
一方、人間は十分な食事が確保されていて満足しますでしょうか。
違いますよね。
もし食事と雨風しのげる場所があれば満足するのなら、日本の99%の人が幸福でなければいけません。
でも現実は違います。
人間は食事以外の部分にも興味を持ち、その興味に満足しないと苦痛(ストレス)を伴います。
つまり、好奇心があるのにそれを満たされないことが不満の原因なのです。
それでも現状は仕事のために意識的に好奇心を抑制している状態。
いわば我慢を強いられている状態です。
そんな状態では楽しいはずがありません。
それを解決するためには、抑制されている好奇心を開放するしかありません。
好奇心が行動力を生み、その行動力が自分のやりたいことを見つけてくれます。
やりたいことが見つかって、それを仕事にすることが人生の幸福度に繋がってくるのです。
2:好奇心は人生を満足させるためのガソリン
『やりがい』には好奇心が必須です。
必要な理由として、好奇心は行動力のガソリンとなる存在だからです。
好奇心があれば何事にもチャレンジできますし、車と同じでガソリンが続く限り動き続けることができます。
また、行動することはそれ自体に意味があり、必ずしも成果を伴う必要ありません。
(達成感があった方がよりいいですが)
山登りをする人は頂上に登ることを目標としますが、頂上だけに行きたいのではあません。
頂上に登るまでの過程を楽しみ、その先にある頂上だからこそ意味があります。
もしヘリコプターで頂上に行けても何も意味が無いですよね。
過程が大事なのはそれと同じです。
また、ドライブが趣味の人も同様です。
ドライブが趣味な人を想像してください。
ドライブ好きは目的地に到着するのが好きではありませんよね。
目的地に行くまでの過程が好きなのです。
好奇心に駆り立てられ、行動し続けている現状が楽しいのであって、その結果が伴わなくても大きな落胆はありません。
ドライブして到着した観光地が微妙であっても、ドライブしたことに満足していれば一定の幸福感を味わえます。
また、ドライブ(過程)が好きであれば新たな観光地(目的地)を常に探します。
その結果、多くの観光地を巡ることで自分の知見が広がり、その一つにやりたいことに繋がる道があるのです。
3:100%全員が好奇心を持って生まれている
海外の観察実験でこのようなデータがあります。
2007年心理学者のミシェル・シュイナードが、2歳から5歳までの間に子どもがどのくらい筆問するのかを観察実験をしたところ、なんと子どもは4万回も大人に質問することが確認しました。
1日2時間子どもを観察していると、1時間に100回以上「あれは何?」と大人に質問することが実験では判明しています。
2歳から5歳までの子どもに学習しなければいけない気持ちなんてありませんよね。
ほとんど本能的に知りたい好奇心によって大人に質問を投げかけています。
2歳から5歳の時点で4万回質問をし、学習と質問を繰り返せば成長していく過程で知識が身に付いてきますので、普段の生活での疑問点は解消されていきます。
そうすると自分はある程度物事を知っていると認識してし、好奇心が薄れて大人になっていくのは実体験として経験済みですよね。
ですが、実際には物事を知っていると錯覚しているだけであって、物事を全て把握するはありません。
社会に目を向けてみれば、世界の知らない事(情報)がその数万、数億倍と存在します。
それらがある限り、疑問を持たなくなる理由がありません。
したがって、好奇心を失う理由もないのです。
好奇心についてはこちらの本により深く掘り下げて書いてあります。
私もこの本で好奇心を学びそして人生を考え直しました。
ですが、現状好奇心を失っている状態であれば、その状態を改善しないといけません。
私も好奇心を完全に失ったと思っていました。
ですが、『子どもは4000回質問する』を読み、自分の中で好奇心を解釈している家庭の中で少しづつですが、好奇心を取り戻しつつあります。
好奇心を取り戻す実践方法は、物事の疑問(取っ掛かり)を見つけることです。
マンガの続きが読みたいと思うのは、そのマンガ「続きが読みたい!」と思わせる何かが存在します。
- バトルシーンであれば、勝敗はどうなるのか
- 恋愛マンガであれば、恋は成就するのか
- 日常系であれば、登場人物がどのように成長するのか
何も興味が無ければ次を読みたいとは思いませんよね。
スポーツを見てても同様で、試合の途中で放送が終了したら気になります。
それも好奇心の取っ掛かりです。
100%自分が知っていることだけで生活することは殆ど不可能です。
自分の身体でさえ年齢を重ねているので、同じ自分は2度と存在しません。
10歳の時の自分と30歳の時の自分は大きく変化しています。
その変化に感心が無い人はいませんよね。
体調が気になるのも自分の身体に興味が無ければ考えません。
それも好奇心の一つです。
誰にでも好奇心があるのです。
ですが、普段それに気が付いていないだけです。
自分が気になったことがあれば、メモしましょう。
- コンビニで新商品の飲み物を見つけた
- 信号機が新しくなってた。
- 電車のつり革広告が変わっている
メモを取ると、普段から意外と自分が周りに対して興味を持っている事がわかります。
それらに気づくことが好奇心を活性化させるポイントとなりますので。
4:好奇心が無いのなら有るようにすればいいだけ
それでも好奇心が無いと思う方はあきらめましょう。
好奇心が無いと思っている自分自身を
自分は諦めてと思っている人のほとんどは、もしからしら自分の目の前に偶然運命が通りかかるのを期待しています。
ですがそんなことはありえません。
周囲に運命的に出会い結婚した人はいましたでしょうか。
また、転職した人がビビッときて転職を決めた人はいましたでしょうか。
そんな人は99%いませんよね。
しかし、1%の確率で結婚・仕事において運命的な出会いをする人はいます。
ですが、それらの人が果たして運命の出会いをした時に普段と全く同じ行動をしていたのでしょうか。
- 体調が悪くて注意してた時に看護師さんとであった
- 人数合わせで誘われた合コンで知り合った
- 営業先に社長と特に仲良くなって仕事をやろうと誘われた
全て何かしらの行動をした結果、運命と出会っています。
なので、そもそも行動しない人に関しては出会う機会がありません。
そのためには好奇心が必要です。
出会う行動力が無いのなら好奇心を持たないと行動にすら移せませんので。
今働いている仕事の作業一つ一つに好奇心を持っている人は作業自体が楽しいはずです。
仕事で『気づきの精神』は大事ですが、そもそも興味がなければ気づくこともできません。
仕事の作業に興味を持つ
⇓(好奇心)
作業に気づきが生まれる
⇓(発見)
作業が改善できる
⇓(結果)
仕事が上手くなる
⇓(成長)
仕事が楽しくなる=やりがい
最初からすべての行程をクリアするのは無理です。
それなら一番最初の『仕事の作業に興味を持つ』から始めましょう。
もしかしたら興味が持てないかもしれません。
ですが、興味を持とうとすることは誰でも可能です。
仕事対しての考え方を変えたいのなら、興味を持つことをしてみましょう。
それ自体に損する事は一切ありませんので!
ご参考になれば幸いです!