公務員という職業

公務員の仕事は楽とのイメージが違うことに気づいた時点ではもう遅い

噂

 

「公務員は楽でいいですよ~(^^)/」

なんて話を、現役・退職した公務員から直接聞いたことありますでしょうか。

少なくても私は聞いたことがありません。

 

私が公務員だった頃は「公務員は楽だよな~」なんて言う人がどうして公務員にならなかったのかが不思議でしかたなかったです。

そう思いませんか?

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  •  公務員の仕事が楽≠【公務員に就職する】にはならない

 

まぁ実際に「仕事は楽だよ」と言ってしまう職業はありませんし、仕事は楽と誘う職業は大概怪しいです。

(全部が全部ではありませんが)

それでも、公務員経験者が実態(体験談)を話さないから、イメージと現実にギャップが生じています。

実際、私自身は公務員に就職する時は少なからず、公務員の仕事が「楽じゃないのかな」と思っていたので公務員になりました。

そして、自分の中で何かが違ったので退職しました。

その点も含め、元税務署職員としての立場で、実際に経験した実情とが世間のイメージの差についてご説明します。

 

1:世間は公務員と利害が一致しないので他人事として発言できる

ビジネス

 

公務員の世間的なイメージはどうでしょう。

あまり良くないですよね。

しかし、自分の身内が公務員だったらどうでしょうか。

公務員が悪いなんていう人はまずいないですよね。

【職業】公務員が社会的に地位が低く待遇も悪ければ身内でも辞めろと言うかもしれません。

ですが、公務員の待遇はご存知の通り良いです。

でも、自分に関係ない立場の人が好待遇でしたらどうでしょう

人によっては面白くない人もいますよね。

その人たちが不満を解消するためにメディアは公務員をターゲットとして批判を集中させるのです。

 

メディアは民間企業です。

なので自社に関係ない場所の事件・事故は報道しますが、自己利益に繋がる企業への批判や報道はしません。

公務員組織とメディアは(多分)利益共有をしていません。

なので、メディアはズバズバ自由に報道することができます。

しかも擁護するより叩いた方が報道による効果があるので、批判的な報道がどうしても多くなります。

(ネガティブ報道の方がCM効果が高くなるので)

もちろん公務員の立場が必要(大事)な人は擁護しますが、関係ない人は擁護する必要ありません。

むしろ公務員の給料は税金ですので、表面上は公務員の処遇が下がった方が恩恵を受ける可能性があります。

(長期的にみると、待遇を悪くする→採用される人材が悪くなる→対応の悪化の悪循環に陥る可能性があるの一概に恩恵があるとは言い切れません)

更に、公務員の立ち位置は国全体を公平に判断するので、意図的に特定のポジションを締め付けることはできません。

すると、よほど過激な行動以外は直接自分たちの仕事に影響がでることはないので自由に情報発信することができるのです。

その結果マイナスイメージばかりが先行し、公務員=楽な仕事のイメージが定着した現状があります。

 

2:不景気が公務員人気を呼びその反動で楽な仕事のイメージが定着した

ホラー

 

就職したい職業ランキングでは毎年上位に入る公務員です。

ソニー生命が公表した『中高生が思い描く将来についての意識調査2017』で、中学生が将来なりたい職業ランキングで、公務員は男子中学生6位、女子中学生は4位との結果になりました。

※ ソニー生命のHPより抜粋

流行りの職業がランクインすることはありますが、公務員がなりたい職業ランキングの圏外になることはまずありません。

しかし、実は高度経済成長期の頃の公務員は不人気の職種でした

 

日本全体が右肩上がりで成長している時代、民間企業で働けば基本的には業績は伸び給料も上がりました。

対して公務員は給料は上がりありますが、上がるスピードの鈍く、増加幅もそこまで大きくありませんで。

私が公務員に就職した際に在籍した時にいた定年前の先輩は、公務員になる前に同級生から「なんで公務員なんかになるの」とよく言われたそうです。

 

しかし高度経済成長期が終わりバブルが崩壊すると、給料は下がり、リストラされる会社員が激増しました。

そんな中、公務員の給料は民間賃金の影響を受けつつも、公務員の生活にはそこまで影響は及ばしませんでした。

 

バブルを謳歌し、バブル崩壊でリストラにあった会社員

その会社員が落ち込んでいるときに公務員の姿を見たら思うでしょうか。

 

俺もリストラなんかない楽な公務員で働きたかった

そう呟いたはずです。

 

呟きは社会への不満が多ければ多いほど広がります。

一過性のものであればそこまで公務員批判は広がりません。しかし、バブル崩壊後の空白の20年間は公務員への不満が広がるのに十分な期間でした。

 

その延長線上にある『今』は継続して社会への不満のはけ口が公務員に向かっています。

 

もちろん質の悪い公務員も多く在籍しますし、改善しなければいけない事項も山のようにあるので、批判はごもっとも

それでも、一方的に批判する人は少なからず公務員に対しての嫉妬が絡んできてるのも事実です。

 

3:公務員の仕事全て楽だと認識している人も存在する

一括りに『公務員の仕事』とまとめても、実際の仕事内容は千差万別です。

 

例えば、自衛隊も公務員です。

災害時に要請があれば自衛隊はすぐさま現地へ向かいます。

それを「それが仕事だから」と一括りにすればそれまでですが、災害時の活動は危険な地域に入ることもある大変な仕事です。

 

その自衛隊の職務は楽な仕事なのでしょうか

批判的な人はどうしても視野が狭くなります。

自らがした批判が間違っていれば訂正し、正しく理解すれば済む話です。

(私も認識が違う場合は当然あります)

ですが、「どうしても自分の話を正当化したい」と強く思う人は思考が固定化しています

 

数年前に財務省の職員が居酒屋タクシーと題して、タクシーチケットを異常な回数使用してたとして問題となりました。

タダ同然にタクシーチケットを使用するのは問題ですし、換金してたら横領です。

 

公務員はいいよなタクシー代使い放題で
タクシーで帰れるならこんなに楽な事はないよね

当時の批判的な意見はごもっともです。

 

でも、よくよく考えてみてください

そもそも毎日終電がなくなる時間まで仕事をしているから、タクシーで帰宅するためにタクシーチケットを使用します。

では、毎日終電に乗れない仕事をする職業が果たして『楽な仕事』なのでしょうか。

 

タクシーチケットの利用や組織の在り方については改善点は無数にあります。

やたらと使用した人間は正直頭がおかしいです。

 

しかし、それを一緒くたに「ずるい、楽をして、いい身分だな」と当時一方的に批判する方々に再度お尋ねしたいです。

「なんで公務員にならなかったのですか」と。

 

公務員の門戸は広いです。

私も工業高校から高卒で税務署に入りましたので、殆どの方が税務署職員になれる可能性はあります。

30代、40代の方も社会人採用枠がありますので、仕事が楽そうだと思ったら是非チャレンジしてください!

 

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4 公務員も会社員と同じで楽な部署忙しい部署はある

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ここまで公務員を擁護する話が続きましたが、実際のところ楽をしている職員も多く在籍します。

 

  •  新人より働かないベテラン
  •  ロクに仕事をしないで帰る職員
  •  仕事量に見合わない給料を得ているう職員

 

嫌というほど見てきました。

でも、民間の会社でもそれらに該当する人はいますよね。

大きな企業であればあるほど窓際族と言われる人々がいます。

ロクに働いていないけどリストラする基準には満たない職員。

 

公務員はリストラ制度はありませんが、会社が傾かない限りその職場にいられる人も楽をしている公務員とあまり変わりはありません。

また、ベテランの働かない職員は新人時代からそうだったのでしょうか。

職員人生で大変な時期はあったはずです。

夜遅くまで残って仕事をしていた時期もあったと思います。

就職して定年までずっと楽な仕事なんてどこにもありません。

それは会社員でも、公務員でも

 

結局は自分の目で判断する他ないです。

 

公務員や会社員の括りではなく、誰がどの仕事を行いどれくらい対価を得ているか。

そのぐらい個々を見て判断をしなければ、楽かどうかなんてわかりません。

 

少なくても私は『楽』と言われた公務員を辞めましたが(笑)

私が『今日は社畜祭りだぞ!』に寄稿した記事です!

残業ほぼゼロの国家公務員(税務署職員)を30歳で辞めた理由

 

 

ご参考になれば幸いです!