何がしたいかわからないのは当たり前です。
正直、考えるだけ無駄だと思っています。
でも、無駄だと言われて納得はしませんよね。
それでいいのです。
まずは、納得していない自分を受け入れましょう。
自分を受け入れることが、解決するための第一歩です。
1:一生困らないお金があっても悩みがなくなることはない
一生困らないお金があっても、悩みがなくなることはありません。
あなたが悩んでいることは、お金があれば解決できる問題でしょうか。
悩みの多くは、お金では解決できない問題です。
① お金があっても自分だけ楽していいのかと悩む
生活に困らないお金が手に入っても、悩むはずです。
「自分だけ楽していいのか」と。
毎月10万円の不労収入があれば、生きていくのには支障はありません。
しかし、不労収入を不労で手に入れたら、働かないことへの罪悪感で常に悩むと思います。
何がしたいのかわからない人は、労働の対価がなく収入を得ることにも罪悪感を覚えます。
つまり、お金があっても解決はしない問題です。
② お金があっても使い道を知らないとタダの紙くず
お金があっても、使い道を知らないとタダの紙くずです。
突然、1億円をもらっても何をしたらいいのかわかりません。
1億円あれば、不動産を購入することができます。
しかし、不動産を購入して何が楽しいでしょうか。
- 自分が使いやすい構造の家を作る
- 家族で住みやすい家を建てる
- 家庭菜園ができる庭がほしい
自宅を購入するのは、購入する動機があって成立します。
不動産を買うことは手段であり、目的ではありません。
お金も同様で、お金は目的を達成するための手段です。
大金を手にしても、目的がなければ何も意味がありません。
③ 自分だけ働いていないと疎外感が生まれる
自分だけ働いていないと疎外感が生まれます。
世の中には、働かなくてもいい貯金があっても働く人がいます。
不労収入が10万円で生活できるのは、自分一人で暮らしての話。
自分だけの空間にいて満足できる人はいません。
自宅にいるのが好きな人でも、ネットで他人と交流します。
本当に自分ひとりで生活できる人は、ほとんどいないのです。
2:もし税務署職員として働き続けていても満足しない人生だった
私は元税務署職員です。
辞めなければ、毎年500万円以上の収入は保証されていました。
参考:【給与明細公開!】大卒と比べても高卒公務員の給料も待遇も悪くない!
しかし、もし税務署職員として働き続けていても、満足しない人生だったと確信があります。
なぜなら、税務署には、自分がやりたい目的が何もありませんでしたので。
① 税務署の悪化しかない環境に疲れていた
税務署の悪化しかない環境に疲れていました。
税務署(公務員)の環境は年々悪化しています。
職場環境は比較するものではありません。
税務署はブラック企業と比べればと良い環境で仕事ができます。
しかし、ブラック企業に努めていない人が全員幸せでしょうか。
周囲がホワイト企業だと思っていても、自分が環境に合わなければブラック企業と同じです。
仕事に慣れることによってストレスは軽減されますが、税務署時代はそれ以上に面倒な作業が追加され、環境が改善する気配はありませんでした。
職場環境は私自身で改善できるものではありませんでしたので、環境整理は完全に他力本願です。
そのまま税務署に勤務していても、自分の納得がいく仕事場にはなっていなかったでしょう。
② 税務調査が嫌いな人が税務署で生きるのは居心地が悪い
税務調査が嫌いな人が、税務署で生きるのは居心地が悪いです。
税務署の花形と言えば税務調査ですが、私は税務調査をするのが嫌いでした。
好き好んで税金を支払う人はいません。
税務調査を受ける納税者は、必ず嫌な顔をします。
国のため、社会全体のために税務調査が必要なのは認識しています。
しかし、実際に直接的に「俺は国の為に役に立っているんだ!」なんて気持ちを感じることはありません。
仕事の充実感が無ければ心には苦痛だけが残ります。
仕事の対価はお金(給料)かもしれません。
お金が対価であれば税務署職員である必要はなかったです。
私の場合、「どうして税務署で働いているか」を答えは出ませんでした。
③ 税務署はとにかく転勤が多いので長期的な計画ができない
税務署はとにかく転勤が多いので、長期的な計画ができません。
税務署職員の転勤は1~4年に1度必ずあります。
(例外は育児、介護者を行う人のみ)
しかも自分の意識関係なく。
私は同じ場所に定着したいタイプですし、通勤が嫌いです。
もちろん税務署は、たとえ自宅を購入したとしても関係ありません。
自宅を購入して翌年には転勤で通勤2時間なんて税務署では日常の風景です。
それが公務の要請です。
国家公務員なら転勤は覚悟すべき問題です。
しかし、転勤に慣れるのと、転勤が好きになるのは別問題。
私は最後まで転勤が好きになれませんでした。
3:やりたことが無くても生きていける理由
やりたいことが無くても、生きていくことはできます。
周囲見渡してもやりがいを持って仕事をしている人はほとんどいません。
しかし、やりがいが無くても生き生き生活している人はたくさんいます。
① 全員に当てはまる「やりがい」は存在しない
全員に当てはまる「やりがい」は、存在しません。
正解のやりがいが存在するのなら、誰もやりがいに困ることはありませんので。
やりがいは、結果論です。
「この仕事がやりがいがありそうだ!」なんて、分かる人はいません。
多くの場合、実際に仕事をした中で見出しているのがやりがいです。
最初から、やりがいがはっきりしている仕事は存在しないのです。
② やりがいは欲しいと思うのは満足感が欲しいから
やりがいが無くても、今この瞬間が楽しければ不幸にはなりません。
やりがいは目的ですが、やりがいが欲しいのは、満足感を得たいからです。
満足感を得るだけなら、やりがい以外の方法はあります。
- 友達と遊ぶ
- 子どもの成長を見守る
- 誰にも邪魔されない趣味を続ける
- 家庭菜園をやる
- 営業でトップを取る
友達と遊ぶのにやりがいを感じる人はいません。
しかし、友達と遊んで満足感を得ることはできます。
毎日満足感がある生活なら、不満は出てきません。
つまり、やりがいがない生活でも、満足な生活をすることは可能なのです。
③ 何がしたいのかわからないなら紙に自分の気持ちを書いてみる
何がしたいのかわからないなら、紙に自分の気持ちを書いてみましょう。
- 子供時代に楽しかった思い出
- 最近一番笑った出来事
- 思い出し笑いしてしまうこと
- ドキドキわくわくした経験
- 自分が仕事を続けられている理由
頭の中だけで整理できるほど、人は賢くありません。
悩みが解決しないなら、解決する手段を変えるべきです。
紙に書くのは、楽しかった思い出を具体化するためです。
楽しかった思い出が再現可能なら、その体験を繰り返すだけで満足できます。
4:悩んでいるのは豊かな生活をしている証拠でもある
悩んでいるのは、豊かな生活をしている証拠です。
仕事が忙しい時に、人生について考えることはできません。
好きな人と話している時に、明日の夕飯を考える人はいません。
今現在に夢中(一生懸命)になっていれば、今に不安を感じることは無いのです。
仕事にがむしゃらな人は、仕事以外に考えないので悩むことがありません。
仕事だけが全てではありませんが、悩み事を考えられる状況も幸せな状況です。
そんな風に考えるだけでも、悩みは軽減されます。
そんな人生も悪くありませんので。
ご参考になれば幸いです!