ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスに登録する場合、本名や顔出しするか、またはペンネーム・顔出ししないかで悩みますよね。
私はペンネーム・似顔絵で登録しており、本名・顔出しでの登録はしていません。
ただゼロからライターをスタートして収入を得たいのであれば、本名・顔出しする方が有利なのは間違いありません。
1:WEBライターは信用力が命
ライターが本名・顔出しする最大の理由は信用力を高めるためであり、名前や顔以外で信用力を担保できるのであれば、ニックネームで活動して何も問題ありません。
⑴ WEB上では人となりを確認する手段が少ない
WEB上で、信頼できる相手なのかを確認するのは非常に難しいです。
Twitterでもなりすましはありますし、性別を偽ってマッチングアプリに登録する人も少なくありません。
また本当のこと話しているとしても、発信しているのがネット掲示板であれば疑う人もいると思います。
匿名は実名に比べて信用力が乏しいため、あえて匿名ライターを起用する人は少ないです。
⑵ 本名と顔出しは人となりを確認する大きな材料
ネットニュースを閲覧する際、執筆者のプロフィールが掲載されているのと、匿名で書かれているのではどちらの方が信用できそうな記事でしょうか。
本名・顔出しでもデタラメな記事を書く人はいます。
しかしライターとして活動する場合、記事を書くスタートラインに立つことが第一関門です。
もし会社の採用試験の履歴書の名前がペンネームで、仮面をかぶって面接会場に来た人がいたら採用しますか?
それくらいペンネーム・顔無しは、本名・顔出ししている人よりも信用力が欠ける存在だと認識しましょう。
2:WEBライターは本名・顔出ししないと稼ぐことは可能
本名・顔出しした方がライターとして有利ですが、かといって必ず顔出しする必要はありません。
⑴ ペンネーム・顔出ししないで稼いでいる人は沢山いる
ペンネーム・顔出ししないでライター業で活躍されている方は沢山います。
私が稼いでいる人間に該当するかは不確かですが、私もペンネーム・顔出し無しで生活できる収入は確保できています。
なので「ライター=本名・顔出し必須」ではない点は、理解してください。
⑵ 同じ能力なら本名・顔出ししている人に案件は来る
本名・顔出しはライターをする際の必須条件ではありませんが、本名・顔出しで活動している方よりも信用力は落ちることは覚悟しましょう。
同スペックのライターが2人いた場合、本名も顔も分からない人にあえて案件を依頼するメリットはありませんので、本名・顔出ししている人に依頼は舞い込んできます。
また実力があっても、相手がその実力を判断する手段を持っていなければ、信用されませんので、案件を受けるのは難しくなります。
⑶ ペンネーム・似顔絵のプロフィールで活動している実体験
私がペンネーム・似顔絵のプロフィールで、ライター活動できている理由は2つあります。
1つ目はブログを書いているので、ある程度の信用性を担保できているからです。
たとえば漫画家さんはペンネームの人が多いですが、本名を知らなくても十分信用力に足りています。
YouTuberのラファエルさんの本名と素顔は知りませんが、あの仮面をつけたまま登場したら本人だと信用すると思います。
つまり本名・顔出し以上に信用できる要素があれば、ペンネームで活動することも可能です。
2つ目はクラウドソーシングサービスの存在があります。
ランサーズは、本人確認済のマークが表示されるため、クライアントは本名がわからなくても一定の信用力は確保できています。
ランサーズに身分証を提示する必要があり、こればかりはしかたがありませんので割り切る判断も必要です。
3:本名・顔出ししてライター業を営むメリット
ライターが本名・顔出しした方が、収入が増える可能性が高くなるメリットがあります。
⑴ 対外的信用力が上がり案件を獲得しやすくなる
経験値が少ない人であれば、キチンの記事を納品してくれるかもわかりません。
なので少しでもクライアントに対して、信用できる人間であることをアピールする必要があります。
本名・顔出しは本人を確認するための効果的な手段であり、信用力に繋がります。
クライアントから案件を獲得する場合、同じ能力を持つ人なら本名・顔出しした人の方が安心できます。
⑵ リアルでの交流を持ちやすくなる
誰だか分からない人と交流するのは難しい一方で、顔も名前も知っている人ならリアルでの交流もしやすいです。
クラウドソーシングサービスがあるとはいえ、ライターは人と人との繋がりが大事であり、直接案件をもらうことも少なくありません。
交流を避ける気持ちはなくても、本名・顔出しをしていないと「交流するのが好きではないのかな?」との印象をもたれる可能性もあります。
⑶ ライターとしての実績から案件が舞い込んでくる確率が上がる
インターネット上の記事をチェックすると、記事の筆者が誰なのか表示してあることも多いです。
名の知れている方なら、ペンネーム・顔出しでもいいですが、無名な人だと読者は逆に怪しく感じるかもしれません。
一方で本名・顔出しすれば、実績が無くても説得力がありますし、読者は筆者が責任感を持って書いている印象を受けます。
記事の内容とは直接関係ありませんが、そのような細かい点でクライアントは指名するライターを選別しています。
4:本名・顔出ししてライター業を営むデメリット
私を含め本名・顔出ししていないライターがいるのは、相応のデメリットがあるからです。
人によってはデメリットと感じないこともありますので、自分にとってどのくらい影響があるのかを確認してください。
⑴ ライター業を営んでいることが知られる
ライター業は変な職業ではありませんが、家族や地域環境によってはライターを営んでいることを知られたくない人もいると思います。
人気ライターになれば、その界隈での知名度は上昇しますし、一般社会でも名前を知っている人が増えるでしょう。
前職と縁を切った人が自分の知識を活かしてライター業を営んでいると、元職場から色々言われる可能性もあります。
⑵ プライバシーを露出しネット上に情報が晒されるリスク
インターネット上で情報が流出すると、食い止めるのは実質的に不可能です。
クライアントとケンカ別れをし、相手が一方的にこちらを非難した場合、片方の声だけがネット上に広まっていきます。
悪意がある人はほんの一握りですが、不運に当たってしまった場合、本名・顔出しのリスクは背負うことになります。
5:本名・顔出しのメリット・デメリットを考えてライターをすること
知名度や収入を上げたいのであれば、本名・顔出しでライター業を営んだ方がいいのは間違いありません。
性別や年齢を伏せることで読者の共感を得られるケースもありますが、そのような記事を書く場合だけ本名・顔出しをしなければいいだけです。
一方で本名・顔出しすることにより、インターネットに個人情報が流れるリスクは覚悟しておきましょう。
ニックネームや似顔絵であっても個人情報が流出する可能性もありますが、本名・顔出ししている場合に比べると流出リスクは低いです。
現在置かれている自分の状況と、メリット・デメリットを踏まえて、本名・顔出しするかを決めてください。
ご参考になれば幸いです!