税務署の職場には、このようなイメージがあるかもしれません。
- 9時5時勤務
- 土日休み
- ボーナス満額
- 給料ウハウハ
- 脱税犯を捕まえる
私自身12年以上税務署職員として勤務しましたが、実際にはイメージと違うことが多かったです。
土日休みについては普通の税務署職員であればそうなのですが、国税局勤務になると休日出勤をする人も珍しくはありません。
そんな、労働環境や給料面、人間関係についての記事をまとめましたのでご覧ください!
1:税務署の労働環境と残業について
残業時間についてです。
部署によって違いますが、税務署であればそんなに残業はしません。
ただし、飲み会は相当多いです。
部外者との飲み会はありませんが、上司を実質的に接待する飲み会は嫌というほどあります。
誰もが無益なのは知っていますが、飲み会を有益に利用する人が出世するのでこの波を止める人はいないでしょう。
2:税務署のキャリア・ノンキャリアの出世について
公務員ではキャリア・ノンキャリアで区分されます。
ですが、キャリア・ノンキャリアは、高卒と大卒の違いではありません。
キャリア
・ 大卒、大学院卒
ノンキャリア
・ 高卒、大卒
大卒の中でも総合職がキャリア組となり、国税専門官はノンキャリア組となります。
ノンキャリアの高卒・大卒だと大卒の方が出世は早いです。
しかし、高卒(税務職員)採用の方が年齢的に先に職場にいますので、年齢換算するとほとんど出世の差が無いのが現状です。
3:税務署職員の給料のリアル(実額公開)
私が退職するまでの給料を公開しています。
30歳で退職したのでそれ以後はありませんが、公務員は30歳半ばからは給料の上昇率がアップします。
また、出世によっても給料に違いが出るのが30歳。
私が退職する時点で私と出世した同期では給料が違いましたので。
4:税務署職員のボーナスのリアル(実額公開)
私の実際に受け取ったボーナスを公開しています。
メディアに公表されている公務員ボーナスの金額は、錯覚です。
公務員の平均年齢は43~44歳くらいなのですが、40歳以上の職員のボーナスが平均値を大きく上昇させています。
ですので、若手職員は公表されている数字ほどボーナスを受け取っていはいません。
5:税務署職員の退職金のリアル(実額公開)
私の退職金の金額を公表しています。
税務署の退職金は、退職時の給料と勤務年数で露骨に金額が変わってきます。
特に勤務年数が10年未満で退職した職員の給料はかなり少ないです。
逆に、定年まで勤務した方が圧倒的に退職金の金額がプラスになるので、退職金のために公務員を辞めない人も現場では多いです。
6:税務署体験記(10年以上の職員歴史)
私の税務署で体験したことをシリーズ化しています。
残念ながら、私の税務署時代で満足して働いた期間はほとんどありませんでした。
特に最初に直属の先輩となった人が相性最悪だったのが、悔やまれます・・・
それを反面教師にしたので、後輩には割と評判がよかったと思っています(笑)
全8回とボリュームがありますが、税務署職員を目指す方はご一読ください。
税務署の職場が最悪とは思いません。
しかし、私のように職場環境が合わない人はいます。
お読みいただき、イメージとの食い違いが少しでも減らせればと思います。
ご参考になれば幸いです!