税務署職員歴史

退職を申し出てから1週間で最終出勤を迎えた話【税務署職員歴史8】

国税局

 

前回のあらすじ

3度目の正直で税務署の仕事を続けようと決心して働くことに。

現場では頼ってくれる同僚もいたがそれが出世に反映されることはない絶望感を三度味わることに。

以上!

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税務署職員歴史としては今回がラストです。

パート1はコチラからご覧になれます。

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12年間税務署職員でしたが、合計3回の転勤を経験することに。

3回目になると流石になれましたし、仕事の内容も前職場と同様だったので仕事面での不安はほとんどありませんでした。

(ただし、人間関係を除く)

また、転勤先の上司は仕事をキッチリすれば定時に帰宅しても何も言わない人でしたので毎日のように定時に帰宅してました。

公務員は9時5時勤務と言われますが、リアルに17時定時で17時5分には職場離れてましたので。

 

ですが、そんな環境であっても退職を決意する出来事がありました。

  •  同じ作業の繰り返しは苦痛
  •  公務員でなくてもお金を稼ぐ手段はある
  •  事前に上司と話し合っていた

詳細は続きをご覧ください。

 

1:仕事は同じ作業の繰り返しだと苦痛になる

同じ仕事を繰り返すと必ず慣れが生じます。

慣れ自体は悪い事ではありません。普段の生活であれば習慣化と言われるもので、勉強やランニング、筋トレを習慣化できているからこ1日で沢山の仕事をこなすことが出来ますので。

(習慣化して困るのは間食くらいです)

しかし、全く同じことを繰り返すのは流石に飽きます。

私の税務署時代の後期は内部事務の担当でしたが、仕事内容自体に大きな変化はありませんでした。

もちろん作業が変わらないことは考えながら仕事をする必要が無いので楽です。

しかし、満足感が得れない仕事を淡々とするのが、私にとっては年々苦痛に感じるようになったのです。

 

私は保守的な人間なので、次々変化するのは苦手です。ですが、保守的な人でも一定の変化が無いと飽きてしまいます。

感覚的には作業の2割程度が新規で取り掛かれる作業となれば、慣れと新鮮味が混在するので仕事自体を苦痛に感じることはありません。

ですが、税務署の仕事はほとんど変わらないもの。

未だに印鑑が必要だったり、書類の提出は紙ベースしかない現状をみれば一目瞭然です。

更に飽きが酷くなると、どうしても集中力が下がって悪循環に。

ある程度の負荷をかけないと仕事集中できません。

なので、私は確定申告期間中は他部署からをもらってコッソリ別の作業をしていたくらいでしたので。

 

公務員の仕事で厄介なのが、仕事の熟練度と仕事の成果が比例しないことです。

私が担当していた内部担当はマニュアル通りに事務処理を行うのが基本です。なのでマニュアルが悪いとかなり非効率的な行動をしなければならなくなります。

しかし、マニュアルを作成しているのは国税局で働く同じ公務員。しかも作成している人間は内部事務を担当したことがないケースが殆ど。

私の方が知識があると自負できるくらいでした。

しかし、下っ端の考えなんて関係無いのが公務員。

新しいマニュアルは効率化を目指したものですが、実際には効率化とは程遠いもので仕事に対してのやる気が下がる一方でした。

 

2:お金は目的でなく手段であるからこそ公務員を辞めた

30歳時点の私の年収は500万円ありました。

しかも残業時間も年間計算で100時間もない計算での金額。

朝は早く出勤してましたが、退署はいつも17時過ぎ。

確定申告期間中を除けばほとんど定時退庁していました。

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時間的拘束で考えれば相当恵まれていました。

ですが、そんな環境においても仕事を続けたいとも到底思えず、常に悩んでいる状況。

私はまだ独身であり養う人がいないので、最低限の収入さえ確保できれば何とかなったのも退職に踏み切る後押しとなりました。

労働環境や年金は40年後50年後どうなっているかはわかりません。

それなら自ら変化を選択し、社会の流れに対応できる人生設計をしようとの結論に至りました。

 

3:上司と1対1で話す機会があればしっかりと気持ちを伝えるべき

全ての公務員が該当するかはわかりませんが、税務署の場合には年に数回上司との面談があります。

面談では上司から職場の環境や生活面、今後の出世の目標や勤務地の希望など多種多様な事を話し合います。

テキトーに話してもさして問題ないのですが、上司に(良い意味で)目を掛けられている職員はほとんど強制的に指定された部署を希望職種として書かされます。

実際上司に従て希望を出した方が出世への近道ですし、そんな対応を出来る職員ほど税務署の職場適応できるのでそれが伝統としていつまでも引き継がれますので、今後も変更されることは無いのかと思っています。

 

私の場合、20代後半の時点でもう出世を出来ないことを理解していましたし、自分の嫌な部署に異動したら私自身が壊れるとの自覚がありました。

なので、自らの意見は毎回しっかりと伝えていたのですが、最後の1,2年に関しては税務署の仕事にやる気がないこと退職も選択肢としてあることを上司伝えていました。

(副署長までは話しをしていました)

ですので、正式な退職の申し出は6月の半ばでしたが、7月上旬に最終出勤を終え、そして7月末で退職をすることが可能となりました。

職場を辞める気持ちがあることを伝えるのはリスクがあります。

表面上は無いかもしれませんが、上司の指示に従う部下と退職するか悩んでいる部下でしたらどちらに出世の道を歩ませたいでしょうか。

前者ですよね。

 

それでも、退職を申し出てから留意されずに退職手続きを速やかにする場合には事前に上司に話すことも必要になってきます。

 

4:退職は周囲には伝えずサッと辞めるのがベスト

上司や退職手続きをする総務課には退職する事実は伝わっていましたが、同じ部署の人には退職を告げていませんでした。

税務署は7月3日に異動する連絡があるので、その日は転勤するorしないの話で持ち切りになります。

当然私も聞かれましたので、その時に初めて「辞めます」と公言しました。

そこから最終出勤までは1週間無かったので本当にサッと辞めたと思っています。

 

お世話になった先輩、後輩もいましたので申し訳ない気持ちもありましたが、私は所詮は辞める人間です。

税務署との立場上たとえ元同僚であっても付き合い方は難しいもの。

仕事を辞める人を快く思わない人もいますので、事前に話す必要はないと個人的には考えています。

因みに同期については最終日の17時ジャストに『辞めますメール』を一斉送信しました(笑)

後に1度だけ会う機会もありましたが、これ以上の関係は思い出だけで十分ですので。

 

税務署に勤務し退職したことに後悔はない

高卒で就職しようとした場合、税務職員(税務署)は本当に好条件です。

私は工業高校出身だったのでクラスの半数は高卒で就職してましたが、卒業後仕事で体調を崩したり、転職をする人が多々いました。

それくらい高卒での就職環境はよくありません。

なので、(何も考えてなかったにしても)税務署を選択したことは間違いではないと今振り返ってもそう思います。

 

それでも、同時に税務署を辞めたことに関しても後悔はありません。

のらりくらりと税務署で働くことも可能でしたが、そんな人生を歩みたいと最後まで納得できなかったです。

税務調査が好きな人や公務員の待遇面を重視する人は税務署勤務もいいかもしれませんが、仕事内容が合わなければそれを40年、50年と働くイメージは出来ませんでした。

 

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今現在はブログを書いていますが、ブログだけで生活できるとは考えていません。

ブログも生活するための一つの手段であり、ブログを経験して別の分野で働く予定です。

税務署で働いている元同僚を悪く言うつもりはありません。

ですが、もし今公務員(会社員)として働いていて悩んでいるのであれば、決断しなかった後悔をしないためも一度人生について考えてください。

 

ご参考になれば幸いです!