仕事を辞めようと考えた場合に躊躇してしまう理由が生活費です。
私は税務署を辞めてブログをずっと書いていますが、ブログを書き始めてから半年間での合計収入は5万円にも満たない状況が続いています。
当初から覚悟していましたので貯蓄は準備していましたが、やはりある程度まとまった金額は無いと生活に困窮してしまいます。
じゃあどれくらい貯金があれば転職・起業しても大丈夫なのか。
結論としては、自分がお金に対して不安にならない金額。
それしか表現ができません。
「貯金なんて、1ヶ月生活できる金額があればいい」と言う人はいます。
確かに1か月あれば十分の場合もあります。
ですが、他人から1か月分の貯金があればいいと言われて安心しますでしょうか。
少なくても、私は1ヶ月の生活費だけの貯蓄しか無ければ100%公務員を辞めてはいません。
ですので、一番大事なのは自分がどのくらいの貯金があれば納得できるかどうかです。
なので、性格ごとに納得できる金額をご紹介します。
1:自称ビビりの人は200万円貯金を用意すること
自分が怖がりだと自覚している人は1年間分の貯金は用意しましょう。
貯金額は多くて損はありません。
逆に貯金残高が気になって仕事に集中できなければ本末転倒です。
少なくても自分が生活する上で必要な1年分は用意することが大事です。
因みに、1年間分も人それぞれ。
実家暮らしであれば家賃はそこまで高くなりませんが、社宅ならそこから出る必要があり、家賃費用を上乗せする必要があります。
また、引っ越しなどにも諸費用掛かるので、何もない1年間分の貯金でも実際には半年しか持たないこともあります。
ですので、200万円の貯金があれば1年間普通の生活は可能です。
200万円を目安としてビビりな人は1年間分の貯金を用意してから退職をしてください。
2:元々貯金しない人は20万円あれば十分
趣味や浪費によって元々貯金額が少ない人はいます。
公務員時代の同期でも、貯金額が5桁の人や給料日前をコーンスープのみで過ごしていた先輩を見てきました。
生活習慣は良いとは思えませんが、そんな生活をしている人はお金の不足に慣れています。
行動するために必要な20万円は確保した方がいいですが、逆にそれ以上の金額を貯めるとなると何年後になるかわかりません。
なのでそんな人は直ぐに行動に移した方がいいです。
3:私は10年間無収入でも生活できる貯蓄がないと辞められなかった
ビビりと浪費家の人を例としましたが、私のは超臆病者です。
なので、貯金額100万円、200万円では怖くて行動できませんでした。
そんな私が自分に下した結論は、10年間無収入でも生きていける金額があることでした。
もちろん浪費したら数年間になりますが、少なくても当分はお金を心配しなくても生活には一切困りません。
行動に移すためにそこまでの貯金が必要だとは思いませんが、私の場合に限っては10年間分の生活費の確保が必要でした。
私のケースは本当に極端です。
なので、参考になりませんが、独り身でそれ以上の金額を貯金しても不安は解消されません。
ですので、10年間分の生活費をMAXとしましょう。
4:生活水準を下げることは何かを手放すこと
収入が無ければ生活水準を下げるしかありません。
ですが、使用金額を1000円から800円に減らすのではなく、1000円を0円にする決断が必要です。
- 動画見放題の解約
- 美容院に行く期間を1月延ばす
- 朝食を食べない
- 外食をしない
- 趣味を一つ止める
これらの断捨離は必ず行わなければいけません。
もちろん、転職して仕事に慣れれば再開してもいいですし、自営業としての活動が継続出来れば外食の機会を増やしてもOKです。
ただ、仕事を辞める時は1度何かを捨てる必要があります。
私も契約していた動画配信を解約しましたし、外食自分一人では滅多にしなくなりました。
そうやっていくと自分にとって必要な部分だけが残りますので、余った時間を他に充てることができので、それもプラスの作用として働きます。
今の仕事を辞めたいと思っていたら、まずは自分の貯金残高を確認してください。
そして、先月の支出を概算で出してください。
今の貯金残高で何か月生活できるか計算をして、あと何か月分あれば仕事を辞めても不安にならないのかを考えましょう。
算出された金額が自分の納得いく金額であれば退職しても大きな不安にはなりません。
逆に不安になる場合には、計画性を持って貯金をしましょう。
それが退職する際の最初の一歩となります。
ご参考になれば幸いです!