公務員を辞めたい考えは甘いことではありません。
むしろ、公務員を辞める選択は、自分に厳しい選択を迫っていると同じです。
誰が決めたでしょうか。
転職経験の無い人に、転職について語られても説得力がありません。
実際に転職するのは、あなたです。
あなた自身が転職をどう考えるかで、進むべき道は変わります。
1:「公務員だから転職できない」の言い訳を止めよう
公務員だから転職できないのは、間違いです。
正確には、公務員だから転職できないのを言い訳にしているだけです。
公務員は、会社員と同じ括りです。
会社員の人が転職できないなんて、誰も言いませんよね。
でしたら、公務員だから転職できない理由にはなりません。
転職は、する・しないの2択。
転職したいなら、転職を成功するための道を考えればいいだけです。
逆に転職しないなら、今の職場でどう上手く仕事をするかを考えましょう。
まずは、自分の方向性をはっきりさせるべきです。
2:公務員は相手から直接喜ばれる仕事ではない
公務員は、相手から直接喜ばれる仕事ではありません。
警察官も違反者からすれば、悪に見えます。
厳しい教師も生徒からは嫌われます。
私は元税務署職員です。
税務署相手に喜んでくれる人は、ほとんどいませんでした。
還付申告をする人も、
と、苦情か嫌味ばかりの職場でした。
公務員を見る目は、1割は同情し、9割は批判的です。
日本の景気が悪化すれば、もっと公務員を見る目は厳しくなります。
公務員で働く以上、批判の目は覚悟しなければなりません。
3:公務員を続けるなら間接的な感謝を実感しよう
公務員として働き続けるなら、間接的な感謝を実感しましょう。
間接的な感謝とは、社会全体が幸せになることです。
公務員は、社会全体の奉仕者。
国民(市役所職員は市民)全体には、平等に接しなければいけません。
直接的に喜ばれることは、同時に批判的な意見も味わいます。
しかし、社会全体に貢献している感覚は自分自身の中で完結する感情で、誰にも邪魔されません。
自己満足することが、公務員として働く秘訣です。
4:甘えと考える正体は公務員の環境がベストだと思っているから
公務員を辞めるのが甘えと考える正体は、公務員の環境がベストだと思っているからです。
もし、『甘え』との意見があるのならば、それは今よりももっといい職場があると思っているからです。
職場環境の良し悪しは、人によって異なります。
体育会系のノリが苦手な人が、体育会系の職場に入ったら苦痛です。
逆に体育会系のノリが好きな人なら、幸せな職場です。
参考:ホワイト企業かブラック企業かは主観によって判断されるもの
公務員が辞めるのが甘えと思っている人は、公務員の待遇がベストだと勘違いしている人です。
逆に、公務員の仕事が興味を持てない人は、公務員が転職できないとは言いません。
なぜなら、人によって待遇の良さの感じ方が、違うのを知っているからです。
5:転職先を探すだけでも今の職場の価値がわかる
転職先を探すだけでも、今の職場の価値がわかります。
公務員の職場が嫌な人でも、転職がベストの選択だとは思いません。
しかし、転職活動をしてみないと、今の職場環境と転職を比較するのは不可能です。
- 収入
- 仕事の内容
- 勤務時間
- 職場適性
- 人間関係
全てを比較するのは難しいです。
ただ、自分の市場価値や、職種適性はMIIDAS(ミイダス)を利用することで判断できます。
ミイダスは、年齢や勤務歴、資格などを入力することで、市場価値を算出してくれます。
また、適性検査もあるので、自分に合った職種のデータも出してくれます。
「自分の市場価値って思ったより高いかも」と思うかもしれませんし、「そんなに今と変わらないな」と思うかもしません。
しかし、大事なのは、自分の市場価値を確認ことです。
診断テストは無料で、試すことができます。
自分の現実の価値を知るだけでも、不安は薄れますので。
6:公務員以上の環境が見つかるなら転職は選択肢になる
公務員以上の環境が見つかるなら、転職は選択肢になります。
ミイダスの診断で、市場評価が高いなら、相対的に公務員の価値は低くなります。
公務員の仕事が好きではなく、公務員の価値が低いなら転職活動をする十分な動機です。
逆に、市場価値が思ったよりも給与や待遇面が劣るなら、転職以外の方法も考えることに。
- 公務員を続けならが資格やスキルを身に付ける
- 結婚して専業主婦(夫)になる
- まずは副業からはじめてみる
一つ言えるのは、何もしないで今の状態が改善することはありません。
改善したいなら、一歩でも行動に移すべきです。
思いつかないなら、とりあえずMIIDAS(ミイダス)でテストを受けてみましょう。
「行動した」という成果が、次に繋がりますので。
ご参考になれば幸いです!