税務署の職場を辞めてから数か月経過しますが、本当に人と合わなくなりました。
家に引きこもっていれば合わないのは当然ですが(;^ω^)
でも不思議と「たくさんの人と会いたい!」とは思いません。
税務署自体にお世話になった上司や同僚もたくさんいます。
私が辞めると伝えた時に「辞めないでください」と引き留めてくれた方もいました。
でも辞めた以降にお会いした人はほとんどいません。
職場での繋がりは重要ですが、『職場』との繋がりがなくなると会わなくなるものなのだと改めて感じております。
別に無理して繋がりを保つ必要はありませんし、逆に繋がりが減る分だけ楽になることもあります。
ただ唯一、人として尊敬できる人とは繋がりを持ち続けてください。
今後の自分への力と変化しています。
1 人として尊敬できれば上下関係は存在しない
なんて言う人もいますが、実際にフラットに考えられる人はどれくらいいるでしょうか。
私の場合は、最初に出会った先輩が極めて合わない人だったので反面教師として後輩に怒ることはしませんでした。
ゆえに割とフラットに考える思考が出来ていました。
(怒ること自体は悪くはないですが)
幸いにも怒りたい気持ちになる後輩はほとんどいなかったので、実は私は後輩に恵まれていたのかもしれません。
(ゼロとは言っていない)
それでも、自分の1年目と比較して「俺が若い頃はもっと先輩についていった」なんて思うこともありませんし、「最近の若者は・・・」なんてことも一切ありませんでした。
フラットな目で見るのには客観性が重要です
自分が当時どうだったかは主観でしかありません。
当時の先輩・後輩が「お前、昔はあんなんだったのにな」なんて言葉は一定の客観性があります。
逆に、「いやいや、俺はもっとちゃんとしてましたよ」との意見は自分から見た主観です。
自分を客観的に見るのは難しいですが、昔の自分の立場を今に置き換えることである程度の客観性を持つことはできます。
- 今年から職場の制度が変わったから大変だな
- あの上司は厳しいから可哀想だな
自分を置き換えたらそう思うはずです。
誰だって怒られるのは嫌ですし、出来ることなら怒られずに成長したいです。
その置き換えの変換が上手くいかない人だと部下を貶したり、「だからゆとり世代は」なんて言葉を使うことになるのです。
2 態度や姿勢は職場の風習で理解が180度違う
辞めてから1年くらいは元職場の人から連絡があるかもしれませんが、それ以降連絡が来ることないでしょう。
職場の私とは繋がりがあったからもしれませんが、『職場』が無くなった私には必要性がありませんので。
私から見た場合も同様で、職員としては繋がりを保っていたい人は何人かいましたが、税務署を辞めた後でも連絡を取りたいと思う人はほとんどいませんでした。
でも、唯一連絡を取りたいと思う同僚は1人いました。もっとも、その同僚も実は一足先に税務署を辞めていましたが(笑)
元同僚のKさんは私より年下なのですが、本当に尊敬できる人です。
税務署という場所はKさんにとって合わないと当時から薄々感じていました。
ですので、辞めたと聞いた時には驚きはありましたが、納得もしていました。
実際に合わないと思ったエピソードにこんなものがあります。
Kさんと同じ上司の元で働いており、その上司と私が飲みに行く機会があったのですが、上司はKさんの反応に疑問を持っていました。
Kさんは説明を受けて頷くときに手を顎にもっていくのですが、その姿勢があまり気に入らなった模様。
それゆえ、同じ作業でもKさんの評価がイマイチ上がってはいませんでした。
税務署は礼儀等に厳しいので、気を付けの姿勢で「はい、はい」と聞くのがスタンダードです。
なので顎に手をやる姿勢がその上司は好きではなかったようです。
でも実は顎に手をかける「ふむふむポーズ」は納得や理解を示す際に出る動作です。
なのでKさんの姿勢は心理学的には納得を示すサインなのでしっかりと理解をしている姿勢は出していました。
ですが、長年の税務署の風習では「態度の悪い部下」と思われかねなかったのです。
(その上司も決して悪い方ではありませんのであしからず)
3 スゴイと悔しいと思う気持ちが同居する人が一番尊敬しやすい
イチロー選手や羽生結弦選手を見て、凄いと思っても悔しいとは思いませんよね。
才能は生まれ持った資質もありますが、それ以上に打ち込んだ努力があります。
ただ、才能だけを考えてしまうとある種の諦めが生じてしまいます。
でも、自分に近い人が成功した場合は悔しいと思いまでしょうか
- 同期の入社のAさんが一番手で出世した
- 営業1位は後輩が獲得した
- 自分と同い年の人が上場企業の社長になっている
自分の似た部分があると凄いと思う気持ちと同時に悔しさが現れます。
私の元同僚のKさんも税務署を退職後、難関試験に合格しました。
Kさんなら合格できると思っていたので、正直驚きはありませんでした。
(むしろ驚きがなかった自分に驚いたくらいです(笑))
けど、自分より先に仕事を辞め、そして自分の選択した道を着実に進んでいるKさんを見て悔しい気持ちはありました。
決して妬みなどではありません。
もっと自分も同じ位置で成長したいとう気持ちです。
起業し、大企業にまで成長させる社長は過去の偉人をライバルとしています。
もちろん偉人を尊敬はしますが、自分が偉人を超えられない人とは微塵も思っていません。
むしろ偉人をライバル視して自らの向上心を高める要素として見ています。
尊敬だけでは自分を成長させることはできません。
尊敬と同時に悔しいと思える人が自分を成長させます。
4 馴れ合いがダメなのはそこに留まるから
仕事で仲良くするのは大事ですし、フリーランスであれば同じくらいに始めた人を同期として認識して一緒にコワーキングスペースで仕事をするのも一つの選択肢です。
でも私はそれを選択しませんでした。
大勢の人でワイワイするが好きではないのもありますが、一番はその環境で落ち着いてしまうのが怖いからです。
人間の集団心理は怖いもので、信号が赤でも何人かが赤で渡れば自分も渡ってしまうものです。
ハロウィン騒動も、集団心理が働き自制が利かなった人々が暴動や犯罪行為を行う自体に発展しました。
もちろん、集団的に成長する環境であれば自然と向上心が芽生えるのでベストな環境です。
でも中々そんな環境はありませんよね。
だからこそ、集団ではなく個人単位で成長できる人を判断するのが大事になってきます。
私にとってのKさんは数少ない自分を律して成長を促してくれる存在です。
自分の身の回りに一人でもそんな人がいると意識が変わりますし、もしいない人はTwitterなので似た環境で頑張っている人を探してください。
その人の影響で自分が成長できたのであれば、相手にとってもまた頑張れる燃料となりますので。
ご参考になれば幸いです!