全ての公務員には筆記試験があります。
その時に気になるのが、いつ頃から公務員試験の勉強をすればいいのかですよね。
結論から言ってしまえば、どの公務員試験も早くから対策することに越したことはありません。
高校受験でもそうだったと思います。
また、よくある合格するための勉強の目安時間はまったく当てになりません。
むしろ、目安時間に囚われる方がリスクがあります。
その理由を解説していきます。
1:合格までの勉強目安時間には裏付けデータが何もない
よく、「試験合格に必要な時間は○○です。」と書いてあるサイトもありますが、何も根拠も裏付けもありません。
そもそも、その記事を書いている本人がその試験を受けてない可能性もありますし、仮に試験を受けてたとしても一人の体験談にしかなりません。
大学受験を例にすれば、東大と早稲田大学に入学する人でそこまで勉強時間に差があるでしょうか。
正直バラバラです。
むしろ長時間勉強した方が効率が悪いので、勉強時間が長ければいいものではないのです。
けど、それでも目安は知りたいですよね。
私の実体験では公務員試験の勉強時間は100時間くらいだったと思います。
ですが、私の場合は工業高校出身です。
公務員試験の場合一般教養があるので、普通科高校に通ってた人でありばより勉強時間が短くても十分試験に合格することも出来ます。
2:試験勉強は高校3年生の夏休みから始めても間に合う
高卒の公務員試験は9月か10月に開催されることが多いのですが、高校3年生の夏休みから開始しても間に合います。
もちろん早く始めるに越したことはありません。
ですが、意外と部活引退してから試験勉強する人も意外と多いのです。
私の税務署の同期では、インターハイに出場しつつ現役合格した人もいました。
私も高校時代部活をしていたので、本格的に勉強を始めたは7月です。
ではどうしてそこからでも間に合うのかというと、公務員試験は100点を取る物ではないからです。
1次試験では筆記試験を行い、2次試験で面接試験を行うケースが多いですので、基準の点数をクリアすれば第一関門は突破できます。
もちろん、筆記で高得点を出した方が2次試験は有利になりますが、それならば公務員の専門学校に通っている人の方が有利ですので割り切りが必要となります。
3:楽をしたいなら専門学校へ進学すること
「今からだと間に合わないよね」
と思う方は公務員専門学校への進学をしてください。
個人的には無理だと思っても公務員試験は受験した方がいいと思う派です。
しかし、公務員の専門学校へ進学した方が合格率は上がります。
そもそも大学受験と違い、高校入学した時点から高卒で公務員に就職しようとしている人は殆どいません。
ですので、試験対策の準備期間が長い方が有利です。
専門学校へ進学すれば、1日中試験勉強できますので時間が確保できますし、時間・質・環境全てで現役高校生を上回ります。
もちろん学費は発生しますが、その場合には通信での勉強も可能ですので、1年間は割り切って勉強するのも選択です。
4:とりあえず無料の模擬試験を受けること
公務員試験に関しては、必ず1度模擬試験を受けてみてください。
公務員専門学校主催の無料模擬試験は毎年必ず開催されています。
もちろん試験料も発生しませんし、専門学校によっては解説もしてくれる専門学校もあります。
自分が初めて公務員の模擬試験を受けたのは高校2年の冬でした。
私は工業高校だったので一般教養知識も少なく、とりあえず試験を受けたのですが、正答率は40%くらいだったと記憶しています。
公務員試験の目安は7割程度なので合格には遠く及ばない点数でしたが、そこから私は勉強して現役合格をしました。
高卒の公務員試験の難易度は高くありません。
しかし一般教養の範囲はとても広いです。
ですので、短期での勉強だとどうしても網羅できる時間が足りません。
そんな時は過去問から傾向を探ります。
全ての公務員試験が共通しているわけではありませんが、毎年似たような問題が出題されます。
模擬試験を何度か受けるだけでも十分公務員試験対策になりますので、必ず模擬試験は受けてください!
ご参考になれば幸いです!