税務署職員生活

税務大学校での1年間研修生活はキツイことだらけ【税務職員採用】

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税務大学校は税務署職員を育成するための研修所です。

 

※千葉県にある税務大学校東京研修所

税務署の採用されるケースは学歴が大卒程度の国税専門官と高卒程度の税務職員の2種類あります。

(厳密には税務署採用試験には学歴は不要なので高卒の人でも国税専門官試験を受験することは可能です)

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税務職員(高卒程度)として採用された職員は、最初1年目は職員としての一般教養や基礎知識を学ぶため研修所で寮生活をしながら研修を行います。

1年間ずっと研修とはなりますが、公務員の立場であるので給料を貰いつつ勉強します。

 

似たような組織に防衛大学校がありますが、あちらは普通の4年制大学と同じような学校であり、そこで給料を貰いながら仕事をします。

防衛大学校について

ですので、このような違いがあります。

税務大学校と防衛大学校の違い
  •  税務大学校⇒1年間の研修
  •  防衛大学校⇒4年制大学なので卒業すれば大卒の学歴が手に入る
  •  両大学校共に公務員なので給料を得て勉強できる

 

ぶたちゃん
ぶたちゃん
それでも1年間給料もらって勉強できるなら楽じゃん!
ぶたくん
ぶたくん
そこだけ見ればね。でも職業としての勉強は大変だよ

 

公務員である以上、基本的には8時30分から17時までは毎日勉強(研修)です。

公務員になった理由は人それぞれありますが、正直大学で勉強したくなかった人が高卒(専門卒)で公務員になる道を選択します。

私もそうでしたが、そんな人が毎日長時間勉強するのはどう感じるでしょうか。

ハッキリ言えば、苦痛

大学ならテキトーに講義を受ければいいかもしれませんが、税務大学校は仕事として勉強をします。

居眠りなんて論外。普通に叩かれます。

もちろん個人差はあり、職員によっては「研修時代ほど楽なものはなく、研修で耐えられないのであれば現場に出たら耐えられない」と言う人もいました。

ですが、私は研修時代の方が圧倒的に嫌でした。

研修中にお金を貰える立場は楽だったかもしれません。

同期と知り合えたのはいい思い出ですが、「もう一度1年間研修したかったか」と聞かれればNOと答えます。

税務署の現場で身体を壊しましたが、それでも自らの仕事の対価として給料の方が私は満足感がありました。

それだけ、私が嫌だと思うのにはいくつか理由があります。

お手数ですが続きをご覧ください。

 

1:研修生活は完全入寮制でありプライベート空間は存在しない

研修生活は、完全入寮制です。プライベートな空間は存在しません。

部屋にテレビもありませんし、トイレも共同。

相部屋の同期が辞めない限り、一人だけの空間を持つことはできません。

 ⑴ 税務職員採用者は研修所に集まって合同で研修を受講する

税務職員採用者は、研修所に集まって合同で研修を受講することになります。

職員の採用(配置)は各国税局となるのですが、全国の11の国税局と沖縄国税事務所は合同で研修を行います。

例えば東京国税局と沖縄国税事務所は千葉県にある東京研修所で研修を行いますが、それ以外の国税局は採用人数によって研修を行う場所が異なります。

平成30年の研修の実施場所

(国税庁HPより)

私の時は採用人数が少なかったため、札幌国税局・仙台国税局・東京国税局・沖縄国税局の採用職員が東京研修所に集まり、1年間全員寮生活で研修をしました。

寮生活は強制で、自転車で通える距離の人も例外なく寮生活です。

また、寮生活は二人一部屋で、畳6畳+学習机スペースが別途あるくらいの広さ。

一人のプライベート空間は確保できません。

 ⑵ 研修所に入寮した最初の1か月間は外泊禁止

研修所に入寮した最初の1か月間は外泊禁止です。

税務大学校と銘打ってますが、一応社会です。

それでも、最初の1か月は最低でも外泊は禁止です。

(前年の先輩職員の生活態度によって外泊禁止期間は長くなるケースも)

勤務時間以外は外出してもOKですが、門限を過ぎるとペナルティーが下されます。

私の時代の門限は、平日は20時、休日は22時でした。

 ⑶ 1日のスケジュールは指定されているので自由が少ない

1日の主家ジュールは指定されおり、自由時間は少ないです。

寮生活なので当たり前かもしれませんが、起床と就寝時間も指定されています。

起床・就寝スケジュール

  • 6時30分起床
  • 7時ラジオ体操(体育館)
  • 22時30分点呼
  • 23時就寝

寮に研修所は併設されているので通勤はありませんので、朝は相当ゆったりとしています。

でも、時間の使い道を制限されているのは精神的に合わないもの。

夜更かししても問題はありませんが、部屋の電気は消さなければいけないので何かすることはできません。

あと、寮にいる時は部屋の鍵を閉めてはいけません。

ですので、見回りに見つかれば即OUT。

私の班は入寮して早々に夜更かしバレて指導を受けてました(笑)

更に一般教養と基礎知識を身に付けるのは職務ですので、平日の夜2時間は自習時間が設けられています。

当然室内で勉強(又は課題)を行う必要があり、教育官(上司)が見回りに来ます。

特に最初の半年は見回りが厳しいですので、手抜きができませんでした。

 ⑷ 平日の3度の食事は研修所内の食堂で食べることに

平日の3度の食事は研修所内の食堂で食べることになります。

税務大学校には食堂があるのですが、強制的に平日は全て食堂で食べることになります。

正直、美味しいかは微妙。

アレルギー体質の職員への配慮はありますが、研修生は食堂での食事をしなければいけません。

なお、食堂での食事は有料です。

朝食350円

昼食500円

夕食500円

※矢駒の研修時代当時の金額

毎月強制的に徴収されます。

休日は食堂も休業なので自由に食べられますが、問題は調理環境。

寮の1フロアに、コンロ2台と洗面台1か所しかありません。

それを数十人で利用するのは不可能なので結果的に外食などをすることになります。

 

2:税務大学校の研修では簿記・税法から憲法まで幅広く勉強する

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税務大学校の研修では簿記、税法から憲法まで幅広く勉強します。

税務署のメインは税法です。

法人税や所得税も勉強しますが、一般的な法律・憲法についても那波部ことになります。

 ⑴ 税法以外にも法律科目は必須授業

税法以外にも法律科目は必須授業です。

1年間の研修では、税法科目だけではありません。

税務

(詳細は国税庁HP 普通科研修を参照)

講義の内容は憲法や民法などの基礎法律から簿記、そして実務研修もあります。

(1コマは90分です)

法律系に関しては、テストがあるので赤点を取ることはできません。

(赤点ラインは60点)

また、研修時代に日商簿記2級合格を求められるので、試験に落ちたら再度試験を受けることになります。

実務研修は確定申告期間中の納税者対応です。

税務署が一番大変な時期は確定申告期間中ですので、研修生としてはその環境を知ることになります。

 ⑵ 成績の良し悪しが出世への分かれ道になることもある

成績の良し悪しが出世への分かれ道になることもあります。

特に、成績上位者に関しては大規模署(各国税局の重要税務署)に行くケースが、ほとんどです。

また、事前に目を付けられる(評価されている)ので、税務職員(高卒)から税務署長などのポジションに上り詰める意思がある人は研修時代から頑張る必要があります。

ただ、いくら研修時代の成績が突出していても、職場の飲み会に参加しないと出世はできません。

税務署の出世は飲み会参加の有無で決まると言っても過言ではありません。

ちなみに、上位者以外に関してはあまり出世には影響はありません。

むしろ、成績が悪い人の方が出世しているケースがありますので。

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3:税務大学校の研修生活で一番キツイのは見知らぬ人との共同生活

税務大学校の研修生活で一番キツイのは、見知らぬ人との共同生活です。

18年間実家で暮らしていた高校生が突然、相部屋で生活するのは大変です。

 ⑴ 公務員だからといって全員が真面目な人間ではない

公務員といって、全員が真面目な人間ではありません。

公務員になった直後は、所詮は高校卒業・専門学校を卒業したばかりの若者です。

特に、東京国税局採用は全国から希望して採用されるため、北は北海道、南は沖縄まで出身者はいました。

(東京国税局採用が一番採用倍率が低いのも、理由の一つですが)

職員にはチャラ男やオタクなども混在するため、班(15人編成)の空気があまりよろしくない場合もあります。

寮の部屋は2人1組です。1人のプライベート空間はありません。

また、数か月に1度、部屋がシャッフルされ、相部屋の同期も変わります。

当然誰になるかは運次第。

オタク系とヤンキー系が同部屋になることもあるので、結構波乱があったりしました。

因みに、東京研修所の壁は薄いです。

 ⑵ 研修生活は全て連帯責任で毎回全体で怒られる苦痛がある

研修生活では、全てが連帯責任で、毎回全体で怒られる苦痛があります。

税務大学校と聞くと学生っぽい雰囲気がありますが、あくまでも公務員の研修場所です。

先生役の教育官は上司であり、職場では統括官相当(民間の課長クラス)の職員が担当します。

特に、4月からの最初の3か月は研修生の身を引き締めるために、厳しく指導されます。

中盤以降はそこまで怒られませんが、とだらける職員がいれば連帯責任でまとめて怒られます。

ぶたくん
ぶたくん
怒るなら個々すればいいじゃないか

いつも思ってましたが・・・

 ⑶ 男女のこじれは同班の雰囲気を破壊する

男女のこじれは、同班の雰囲気を破壊します。

1年間は寮で生活をするため同期同士で接触しかありません。

頻繁に帰省することもできないので、周囲とは遮断された環境下に置かれ生活をします。

その影響もあり、同期同士で付き合う職員は非常に多く、そのまま結婚する職員も少なくありません。

もちろん社会人ですので、付き合うこと自体には何も問題はありません。

(出会える場所もないですし)

 

でも、研修時代に問題になるのが1年間の研修期間中に別れたり再度付き合ったりする職員が多数いること

班が別であれば接する機会はすくないのでいいのですが、同じ班で付き合って別れた場合の気まずさはとてもあります。

私はどんだけ嫌だったか(;^ω^)

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寮生活ですが、男女で間仕切り区切られているので、寮内で会うことはできません。

むかしは敷居が無かったらしいのですが、とある出来事により間仕切りが設けられました。

 

4:税務大学校での1年間の研修で同期と過ごしたことは職場で役に立つ

税務大学校での1年間の研修で同期と過ごしたことは職場で役に立ちます。

なんだかんだ言っても、税務署の職員として考えた場合、1年間の研修生活による同期との繋がりはとても大きいです。

配属される税務署は違っても、転勤が多い職場の都合どこかの税務署で一緒に働くこともあります。

事務レベルの話では、他の税務署に確認しなければいけない事項があれば同期に連絡すれば済むので、税務署に配置される時点から繋がりを持てるのは大事だったりします。

 

人間的な好みは、どうしても分かれます。

私も、合わない同期はいました。

それでも9割の研修生は1年間の研修生活を修了し、税務署に配属されます。

1割程度は途中退職をします

理不尽はありますが、それでも毎年研修を終えて税務署へ配属されていますので!

ただ、私は二度と経験したくないですが(笑)

 

職場に配属された後の仕事についてはこちらをご覧ください。

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ご参考になれば幸いです!