公務員の飲み会は多いです。
原因は、公務員が年功序列社会だからです。
飲み会の回数が多いと感じるのは、何回目くらいでしょうか。
- 年3回(忘年会、入社式、新年会)
- 月1回
- 週3回
- 毎日
年3回でも飲み会が多い感じると、間違いなく公務員は飲み会が多い職場です。
私の所属していた税務署は、毎日飲み会を開催する部門もありました。
上司の言うことは絶対なので、断りにくいのが正直な気持ちです。
では、どうして公務員の飲み会が多いのか、ご説明します。
1:公務員が出世するために必要な能力は飲み会に参加すること
公務員が、出世するために必要な能力は、飲み会に参加することです。
公務員で出世するためには、人付き合いを無視して昇進することはできません。
⑴ 公務員の出世は上司の推薦が必要
公務員の出世には、上司の推薦が必要です。
なぜなら、公務員の能力を判断できる材料が無いからです。
営業職であれば、売り上げで能力を判断できます。
しかし、公務員の場合には売り上げは存在しません。
部内の仕事にも良し悪しの判断は難しいです。
なので、上司が推したいと思う気持ちが最優先されます。
⑵ 飲み会の参加は任意だからこそ上司の評価が上がる
飲み会の参加は(一応)任意です。しかし、任意だからこそ上司の評価が上がります。
上司としては、強制的に飲み会に参加させたくありません。
強制的に参加させた場合に、パワハラなどの指摘を受けるリスクがありますので。
自主的な参加であれば、パワハラの心配は無くなります。また、自主的に参加してくれた方が、感覚的も嬉しいものです。
部下のうち、たった1人だけ全部の飲み会に付き合ってくれる職員がいたらどうでしょうか。
部下を出世させたくなりますよね。
その風習は、公務員には存在します。
2:体育会系の公務員は飲み会が多いとの認識すること
体育会系の公務員は、飲み会が多いとの認識することです。
私の知る限り、税務署と警察官は飲み会が多い職場です。
⑴ 税務調査を専門とする部署は上司からの命令が絶対
税務調査を専門とする部署は、上司からの命令が絶対です。
税務署は、事務的なイメージを持たれるかもしれません。
しかし、マルサ(査察)を代表とする、税務調査担当部署はゴリゴリの体育会系です。
マルサにパワハラなんて言葉は、ありません。
実際、毎年マルサに異動になった人間が、何人も精神的な異常をきたしているからです。
目の前で決裁文書を破かれたりするのは、日常です。
それでも、改善しないのは、上司の命令が絶対の組織だからです。
⑵ 上司の命令に逆らえないなら飲み会に参加するしか選択肢がない
上司の命令に逆らえないなら、飲み会に参加するしか選択肢がありません。
上司が、「飲みに行くぞ」と言えば、飲みに行きます。
2次会、3次会は当たり前です。
上司は、体育会系の組織で働いてきました。
体育会系組織で出世した人が、飲み会が嫌いなはずがありません。
さすがに一気飲みなどを強要されることはありませんが、終電で帰れないケースはいくつも見てきました。
3:飲み会メンバーは99%が身内なので何も価値が生まれない
飲み会メンバーは99%が身内です。
なので、飲み会から何も価値が生まれません。
付き合いのいい友人同士なら楽しいですが、職場の飲み会ほどつまらないものはありません。
⑴ 公務員は民間の人との飲み会を制限されている
公務員は、民間の人との飲み会を厳しく制限されています。
公務員で一番気をつけるべきは、不祥事です。
公務員にリストラ制度はありませんが、違反をした場合の罰則はかなり厳しいです。
民間の人との飲み会を行うと、癒着を疑われます。
公務員は、癒着を疑われた時点でアウトです。
疑われただけでも、懲戒処分の可能性があります。
そんな、リスクしてまで、民間の人と飲み会をしません。
となると、飲み会のメンバーは、毎回身内のみとなります。
⑵ 仕事熱心な公務員は外部との交流をしない
仕事熱心な公務員は、外部との交流をしません。
体育会系の部署は、連日残業をしま。
そうなると、外との交流を持つ機会もありません。
一部の公務員は、未だに職場で酒盛りをはじめます。
税務署も昔は、税務署内で酒盛りが行われていました。
ですが、現在は居酒屋で飲み会をしています。
4:飲み会に参加しなくて大丈夫なのは子育てをしている女性のみ
飲み会に参加しなくて大丈夫なのは、子育てをしている女性のみです。
公務員は、男性の育児参加を推進しています。
ですが、現実には、女性職員が育児をしているケースが殆どです。
税務署は職場結婚が多い職場です。ですが、男性が育児のために時短勤務をするケースはほとんどありません。
そうなると、男性職員は独身時代と同様に飲み会に参加します。
逆に、女性は育児があるので飲み会不参加でも大丈夫です。
良し悪しではありませんが、これが今の公務員の現実です。
5:時間=コストとの感覚がある人は公務員には向いていない
時間=コストとの感覚がある人は、公務員には向いていません。
公務員は、時間をコストと考える思考回路を持ち合わせてはいませんので。
人件費(予算)は決まっていますが、残業代を湯水のごとく使用する部署も存在します。
時間感覚がゆるい人は当然飲み会も多いですし、1回の飲み会時間も多いです。
(普通に3時間以上あります)
お酒好きな人は、公務員に向いています。
上手くいけば毎日飲みまくれますので。
しかし、私にとっては飲み会は苦痛でした。
税務署を辞める直前は、飲み会を断り続けましたが、それでも、年に数回の職場の飲み会には参加してました。
飲み会ゼロの職場で働きたい人は、公務員をオススメできません。
飲み会以外の、税務署の実態を知りたい方は、コチラをご覧ください。
私の12年間の税務署生活を、詳細に書きました!
ご参考になれば幸いです!