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確定申告期間で空いてる日にちと時間帯を教えます【混雑回避!】

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ぶたちゃん
ぶたちゃん
ゼイムショ、コミスギ、イキタクナイ

確定申告期間中に税務署に来署される方にとっては周知の事実ですが、確定申告期の税務署はめちゃくちゃ混雑します。

確定申告ほど面倒な作業はありませんので、1分でも早く確定申告を終わらせたいのは共通の思いです。

ですので、確定申告を短時間で終わらせたいなら、確定申告期間中の混雑する日空いている日を見分ける必要があります!

確定申告での重要な判断要素
  •  還付申告なら確定申告期間中でなくても大丈夫な場合がある
  •  確定申告期間の最初と最後は100%混雑する
  •  2月20日前後の木曜日午後3時くらいが空いている
  •  e-Taxが一番ストレスフリーな申告方法

私自身、税務署職員として10年以上確定申告に携わってきましたので、そのノウハウを伝授させていただきます!

※令和元年分の確定申告期間は、2月17日(月)から3月16日(月)です

1:所得税の還付申告なら1月中に申告書提出は可能

確定申告期間は、2月16日から3月15日までの1か月間ですが、還付申告の場合には1月から申告することが可能です。

そのため、一足先に申告することで、相談会場の混雑を回避することもできます。

 ⑴ 確定申告の2月16日から3月15日の期間は税金を納める人

個人の所得税の確定申告は翌年2月16日から3月15日のイメージが定着していますが、実は還付申告の場合については翌年1月1日から申告は可能です。

(税務署は1月3日まで休みなので、来署できるのは1月4日から)

所得税法
(確定所得申告)
第百二十条 居住者は、その年分の総所得金額、退職所得金額及び山林所得金額の合計額が第二章第四節(所得控除)の規定による雑損控除その他の控除の額の合計額を超える場合において、当該総所得金額、退職所得金額又は山林所得金額からこれらの控除の額を第八十七条第二項(所得控除の順序)の規定に準じて控除した後の金額をそれぞれ課税総所得金額、課税退職所得金額又は課税山林所得金額とみなして第八十九条(税率)の規定を適用して計算した場合の所得税の額の合計額が配当控除の額を超えるときは、第百二十三条第一項(確定損失申告)の規定による申告書を提出する場合を除き、第三期(その年の翌年二月十六日から三月十五日までの期間をいう。以下この節において同じ。)において、税務署長に対し、次に掲げる事項を記載した申告書を提出しなければならない。
 ~~中略~~
8 第一項の規定により提出する申告書が第百三十八条第一項(源泉徴収税額等の還付)又は第百三十九条第一項若しくは第二項(予納税額の還付)の規定による還付を受けるためのものである場合における第一項の規定の適用については、同項中「翌年二月十六日」とあるのは、「翌年一月一日」とする。

 

税務署としては相談対応事務が多くなるので広報していませんが、還付申告の人は法律上2月16日以前に来署して申告しても問題はありません。

毎年還付申告をしている人はその事実を知ってるため、2月16日よりも前に税務署に来署します。

ですので、1月中に書類が揃っている場合には、一足先に申告するのも選択肢です。

 ⑵ 1月中に申告する場合には確実に書類を揃えること

個人の所得税の還付申告については翌年の1月1日から申告できますが、申告に必要な書類が揃っていないと申告はできません。

会社員の人で医療費控除の申告をする場合には、会社からの源泉徴収票が必要になります。

(それ以外の書類は申告する内容によって変わります)

ただ、源泉徴収票を発行する企業は、1月31日までに受給者(給料を貰った人)に交付する規定があり、手続きが遅い企業の場合には1月31日まで確定申告ができないケースもあります。

また、年金受給者の方については日本年金機構から年金の源泉徴収票の通知(ハガキ)が来ますが、毎年1月20日以降に送付されています。

そのため、1月下旬までは申告できる人は少ないですので、自営業など書類が揃っている人は空いている日時に申告できるチャンスです。

 ⑶ 相談者が少なくても対応職員が少ない時期は待ち時間が長くなる

税務署は2月16日からが確定申告の本番との位置付けです。

そのため、1月中は確定申告の相談対応をする職員がかなり少なくなっています。

税務署に職員いるなら相談対応してよ

そのような気持ちも理解出来ますが、残念ながら国税組織がそれを許しません。

国税局としては1月=税務署は混雑しているとのイメージを作りたいですし、確定申告期間以外ではないので職員が少ない大義名分として少人数の職員で対応します。

したがって、来署する申告納税者は少なくても対応できる職員が少ないと、結果的に通常期よりも待ち時間が長くなる場合があるので注意してください。

2:確定申告の相談会場で最も混雑するのが初日と最終週

混雑

確定申告期間の相談会場で混雑が確定しているのが、確定申告期間の初日と最終週です。

なので、最初と最後の期間は避けることをオススメします。

 ⑴ 2月16日と3月10~15日は常に混雑している

スタートダッシュラストスパートってしやすいですよね。

夏休みの宿題も最初に終わらすか、8月31日に泣きながら終わらすかの2択です。

(本当は2択ではない)

確定申告期に来署される方も同様です。

確定申告(納税)期間開始の2月16日は、いの一番に来署されて申告する方々は大勢いらっしゃいます。

また、3月13~15日の最後の3日間も相談する人が途切れることはありません。

(3月15日が土日の場合には最も早い次の平日が期限の日となります)

最後の3日間は強いて上げれば最終日の方がやや空きますが、後がない3月15日に来署して、万が一書類の持参漏れがあれば、期限後申告になってしまいます。

そのため、2月16日と3月13~15日に来署するのはオススメしません。

 ⑵ 混雑していると相談を打ち切る場合がある

表向きには公表しませんが、税務署は17時に相談終了を目標にしています。

税務署の署内が確定申告相談会場であれば17時以前に締め切りは無いかもしれません。

しかし、税務署以外を確定申告の特設会場を設置している税務署では、会場の契約上17時に相談を終わらせなければいけない場所もあります。

確定申告の手続きは1時間程度の時間は要します。

となると、17時に申告手続きを完了してもらうために16時に相談受付を終了するケースも。

そうなれば、混雑が予想される日は相談自体ができない可能性がありますので、終了時刻には注意が必要です。

 ⑶ 日曜日対応日に行くなら午後2時から3時がベスト

全国全ての税務署ではありませんが、毎年2回日曜日にも来署して確定申告を出来る日があります。

(毎年1月に日曜日に申告相談をする会場と日にちの公表をします)

2月24日(月)及び3月1日(日)に確定申告の相談を行う税務署の一覧
国税局(所)都道府県令和2年2月24日(月)及び3月1日(日)に閉庁日対応する税務署名等
札幌国税局北海道札幌北・札幌南・札幌西・札幌東
仙台国税局青森県青森
岩手県盛岡
宮城県仙台北・仙台中
合同会場(仙台北・仙台中・仙台南)
秋田県合同会場(秋田南・秋田北)
山形県山形
福島県福島
関東信越国税局茨城県土浦・竜ケ崎
合同会場(水戸・日立・太田)
栃木県宇都宮
群馬県前橋・高崎
埼玉県川越・所沢・春日部・上尾・越谷・朝霞
合同会場(熊谷・行田)
合同会場(川口・西川口)
合同会場(浦和・大宮)
新潟県新潟
長野県長野
東京国税局千葉県千葉東・千葉南・千葉西・市川・船橋・木更津・松戸・成田・柏
東京都杉並・荻窪・豊島・板橋・葛飾・八王子・武蔵野・武蔵府中・町田・日野・東村山
合同会場(麹町・神田・日本橋・京橋・芝・麻布・小石川・本郷・東京上野・浅草・本所・向島・江東西・江東東)
合同会場(品川・荏原)
合同会場(四谷・新宿・中野)
合同会場(目黒・世田谷・北沢・玉川・渋谷)
合同会場(大森・雪谷・蒲田)
合同会場(王子・荒川)
合同会場(練馬東・練馬西)
合同会場(足立・西新井)
合同会場(江戸川北・江戸川南)
合同会場(立川・青梅)
神奈川県横浜南・神奈川・戸塚・緑・川崎南・川崎北・川崎西・横須賀・平塚・鎌倉・藤沢・小田原・
相模原・厚木・大和
合同会場(鶴見・横浜中・保土ケ谷)
山梨県甲府
金沢国税局富山県富山
石川県金沢
福井県福井
名古屋国税局岐阜県合同会場(岐阜北・岐阜南)
静岡県合同会場(静岡・清水)
合同会場(浜松西・浜松東)
愛知県豊橋・岡崎・一宮・半田・津島・豊田・小牧
合同会場(千種・名古屋中・昭和)
合同会場(名古屋東・名古屋北・尾張瀬戸)
合同会場(名古屋西・名古屋中村・熱田・中川)
合同会場(刈谷・西尾)
三重県
大阪国税局滋賀県合同会場(大津・草津)
京都府宇治
合同会場(上京・左京・中京・東山・下京・右京・伏見)
大阪府豊能・吹田・枚方・茨木・八尾・富田林・門真・東大阪
合同会場(大阪福島・西・港・天王寺・浪速・西淀川・東成・生野・旭・城東・阿倍野・住吉・
東住吉・西成・東淀川・北・大淀・東・南)
合同会場(堺・泉大津)
合同会場(岸和田・泉佐野)
兵庫県姫路・尼崎・明石・伊丹・加古川
合同会場(灘・兵庫・長田・須磨・神戸)
合同会場(西宮・芦屋)
奈良県合同会場(奈良・葛城)
和歌山県和歌山
広島国税局鳥取県鳥取
島根県松江
岡山県合同会場(岡山東・岡山西・西大寺・瀬戸)
広島県合同会場(広島東・広島南・広島西・広島北)
山口県山口
高松国税局徳島県徳島
香川県高松
愛媛県松山
高知県高知
福岡国税局福岡県香椎・西福岡
合同会場(門司・若松・小倉・八幡)
合同会場(博多・福岡)
佐賀県佐賀
長崎県長崎
熊本国税局熊本県合同会場(熊本西・熊本東)
大分県大分
宮崎県宮崎
鹿児島県鹿児島
沖縄国税事務所沖縄県合同会場(那覇・北那覇)

出典:国税庁

※詳細については国税庁HPをご確認ください。

日曜日開いてるなんて、ええやん

と思っていただければ嬉しいのですが、日曜日に確定申告に来署される人数は平日の比ではありません。

日曜日にしか来署できない会社員の方々が大勢いますので、早朝から相談会場は混雑します。

ただ、税務署サイドもさすがに相談担当職員をそれなりに用意していますので、相談する方の人数の割にはスムーズに人が流れていきます。

(会場の規模次第にはなりますが)

また、午前中に確定申告を終わらせたい人が多いですので、午後の半ばからは意外と来署される人数は減ってきます。

日曜日は確定申告の相談のためだけに職員はいますので、相談する職員数は確保されています。

ですので、午後2時~3時くらい確定申告会場に行くと意外に待機時間が少なくて済みます。

(午後3時以降はオススメしません)

3:高齢者の来署が多い確定申告相談会場は相談者の来署タイミングを読むのが重要

高齢者

確定申告をする人で多いのは高齢者であり、e-Taxなどを利用されないのも高齢者の方が多いです。

そのため、来署する相談者の多くは高齢者となるのため、高齢者の行動を予測することが大切となります。

 ⑴ 高齢者は朝イチで手続きを終わらそうとする傾向が強い

感覚的に確定申告に来署される7割は高齢者の方です。

会社員の方は年末調整で終わるため申告不要の方も多いですが、年金受給者の方は確定申告が必要になりますので。

(年金収入が400万円以下で、他の所得が20万円以下なら税務署への申告は不要)

そうなると、高齢者の方がどの時間帯に来署するかを予想するかが待ち時間短縮のカギとなります。

高齢者の方をイメージしていただくと、午前・午後どちらに活動すると思いますか。

昼よりも朝に行動する人が圧倒的に多いですよね。

確定申告も同様で、午前中に用事を済ませて午後からゆっくりしたいとの考えを持つ人が多くいます。

なので、朝イチは混雑しますので時間調整が可能なら午後にずらした方がいいかもしれません。

 ⑵ 週明けと週末は税務署に行きやすいので常に混雑が予想される

高齢者の人は午前中に集まりますが、若年層は月曜日金曜日に集中します。

月曜日と金曜日は休日と併せた休みが取りやすいですよね。

確定申告のために有休消化をするのは不本意かもしれませんが、最も効率のいい休暇は連休です。

なので、月曜日の午前中に税務署で申告を済ませて出勤する人金曜日に午後休暇を取得して申告に来署される方が多いです。

税務署はある程度の来署人数の想定はしますが、日時によって人数を変更しませんので、その日の予定された人員のみで対応をします。

そのため、来署が多い日は必然的に混雑が途切れません。

 ⑶ 2月20日前後の木曜日の午後がが一番空いている

完全な個人的な意見ですが、2月20日以降の最初の木曜日が一番空く可能性が高いです。

理由としては3点。

  1.  木曜日が1週間の中で中途半端な日
  2.  2月16日以降は相談職員が増員されている
  3.  3月と比較すると2月の来署者は少ない

その他にも、天候不順が予想されたり、何かのイベントがあったりすると来署される人数は減りますので相対的に待ち時間は少なくなります。

税務署職員時代に、

空いている日はいつですか?

と質問された時には、

矢駒
矢駒
皆さんが来署したいと思わない日が一番空いていますよ

と回答してました。

例えば、午後から大雨の予報が出ていたら行くの躊躇しますよね。

その日に行くとしても雨が降る前に行きたいところ。

意外にそんな心理が皆さん持っていますので、その感覚を逆手に取ると、待ち時間が少なく確定申告を済ませることができるかもしれません。

 

4:待ち時間ゼロで申告するならe-Taxで確定申告

国税庁

 

混雑を一番少なくするためには自宅から電子送信(e-Tax)をするのが最も効率的です。

自分だけでe-Taxを操作をしようとするともしかしたら1時間多く時間がかかるかもしれません。

ですが、3月の税務署は相談するまでに1時間待ちも珍しくない状況です。

税務署に行くまでの交通費+所要時間と相談の待ち時間を併せれば、自宅から確定申告をした方が確実に時短です。

国税庁も年々力を入れており、平成30年分の確定申告からはスマホから手続きする事ができるようになりました!

機能面で残念な部分もありますが、手軽にe-Taxを利用できるようになるのは良い傾向だと思います。

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5:税務署の確定申告会場は今後どんどん縮小する

税務署の確定申告会場は、今後確実に縮小します。

なぜなら、国税庁や国税局は確定申告の合理化による経費削減のために確定申告相談会場の縮小や相談期間の短縮をしていますので、相談者数が減少すればその分相談規模も縮小するからです。

特に顕著なのが東京都の所轄税務署で、複数の税務署が確定申告期間は税務署で所得税の申告相談を行うことができません。

確定申告をする側としては、「サービスが低下じゃないか」と考えてしまいますよね。

ですが、確定申告の相談時間の短縮はそのまま税務署職員の残業時間縮小へと繋がりますので、公務員に支払う税金が削減されていることに。

もっとも、それは間接的なことであり、相談する人にとっては関係ないことです。

ですので、できるだけ確定申告をする時期をずらして、できるだけ空いている時間帯に手続きを終わらせましょう!

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