職場の人間関係

理想の上司は尊敬できる人ではなく顔に泥を塗りたくないと思わす上司

boss

 

理想の上司像はどんな人でしょうか。

尊敬できる上司も素敵ですが、立場が違うので尊敬だけでは良い上司とは言えません。

ズバリ、理想の上司とは顔に泥を塗りたくないと思わせてくれる上司です。

 

社会経験を積むと同期や同僚との飲み会の席では職場の上司の話にもなります。

上司の良し悪しが職場の空気を決め、上司が職場のやる気を左右するといっても不思議ではありません。

上司と仲が悪ければ仕事が捗りませんし、逆に上司が信頼できる人であれば職場の人間関係を相談することだって可能。

上司=職場の空気

大袈裟ではなく私は部下にとってそれくらい上司は重要な存在だと認識していました。

残念ながら部下が上司を選ぶことはできません。

また、「口を出さない上司がいい」「全ての指示を出してくれる人が理想」など、人によって良い上司の条件は異なるのも事実

ですが、顔に泥を塗りたくないと思わす上司は全員の部下から慕われ、そして職場の雰囲気も良くなります。

その理由については、続きをご覧ください。

 

1:上司の顔を伺う必要がない上司が有能である

顔

 

「理想の上司とは何か」との質問があれば、間違いなく私は自分が上司の顔に泥を塗りたいと思わないような上司と回答します。

別に上司が好きとか媚びているわけではありません。

仮に媚びるのであれば無能な上司ほど楽で効果的です。

理想の上司を考える上でのポイントは、上司自身に左右されることではなく、自分自身の中だけで気持ちが完結するかです。

誰も他人の行動や考え方を全て操ることはできません。

ですが、自分の行動や考え方は自分自身でコントロールすることは可能です。

究極論でいえば、どんな環境であっても自分の事だけを考えれる人は最強です。

なぜなら、周囲がどんな風になっても気にしませんので。

また、やる気を出したいのであれば自発的にやる気なる方法を生み出せるのが一番手っ取り早いです

その手っ取り早い方法を実践する手段として「上司の顔に泥を塗りたくない」気持ちが必要となるのです。

 

『上司の顔に泥を塗りたくない論』は、仕事にやる気が出ていない時ほど効果的です。

誰だって「めんどくさいな」、「なんで俺がやらないといけないの」と思う瞬間はありますよね。

ですが、「上司の顔に泥を塗りたくない」と思う気持ちがあると、誰にも言われないでも自らを奮い立たせて仕事をすることができるのです

 

仕事上では上司ですが、日常生活であれば子や夫・妻に対して思う気持ちと似ています。

「仕事は大変だけど子どもがいるし頑張らないと」

「自分も結婚したんだし、少しの事でクヨクヨしてたらダメだ」

「週末は仕事を忘れて家族で過ごしたいから今頑張ろう」

 

こんな気持ちは「子どもがいるからしょうがないや」とか「結婚しちゃったから止む無し」など消極的な理由では起こりません。

仕事場で子や夫・妻などに対する気持ちを作り出すのは難しいですが、それに近い気持ちを出してくれるのか上司であり、そんな気持ちにさせてくれる上司が、理想の上司像です。

 

2:持続したやる気を出すには内発的動機が必須

人間のモチベーションには外発的動機内発的動機があります。

外向的動機は外側に起因するもので、昇進や昇給などのお金や、役職や名誉などの社会的地位が該当します。

内発的動機は、自分自身に起因するもので、好奇心満足感などが該当します。

 

どちらの方が簡単にモチベーションが上がるかと言えば外発的動機です。

  •  お金のために頑張ろう!
  •  もう少し頑張れば同期で一番に昇進できる
  •  異性からモテたい

外発的動機のいいところは、簡単にモチベーションが上がる点と他人から見ても分かるもの(お金、役職)が原因なので、会社としても与えやすい動機です。

逆に、内発的動機即効性がなく、周囲からはわかりづらいです。

また、会社からみた内発的動機は一人一人異なるので非常に与えるのが難しく、コントロールが難しいです。

一見、内発的動機の方がメリットが無さそうに見えますが、内発的動機の方が重要な動機です。

 

実は外発的動機の方がわかりやすく・簡単です。

しかし、効果は一時的であり単発で終わってしまう欠点があります

昇進という報酬は毎月得ることはできません。

給料にしても、毎月増えるものでもなく、減る可能性もあるため継続的なモチベーションの根幹としては危うい側面があります。

 

内発的動機の場合には作り出すのが難しいですが、1度作り出すことが出来れば、持続的にモチベーションが存在し続けます。

  •  好奇心
  •  自己実現
  •  自己目標の達成
  •  他者への貢献感

内発的動機の中では『好奇心が最も有名です。

好奇心旺盛な人は常に新しいものに対して興味を示すため、モチベーションに満ち溢れています。

また、好奇心は1度きりではありません。

全ての事柄に対して好奇心を見つけることが可能であり、持続的なモチベーションです。

 

1年間で「ここぞ!」の場面では外発的動機が有効ですが、日々の生活の中では内発的動機に基づき行動するのが日頃のパフォーマンスを向上させてくれるのです!

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3:口は出さない上司だと部下自身が責任感をする

公務員時代にさまざまな上司がいましたが、私が最も信頼した上司は私の仕事に口出ししない上司でした。

私は税務署の事務経験は長く、それに対し上司は国税局勤務が長く、税務署の事務処理については知らない状態でした。

そんな状況もあってか基本的に私の意見には常に耳を傾けてくださり、事務処理の改善についても積極的に賛同してくださりました。

もちろん仕事内容のチェックはしますし、誤りがあれば指摘を受けます。

しかし、行動したこと自体に非難を浴びることはありませんでした。

一見すると『放任主義』のように見られてしまいますが、放任主義との違いは部下を信頼してくれているかどうかです。

放任主義は部下がミスをしなければいいとの少し離れた場所から見ますが、信頼してくれる場合には背中を預けてくれている状態です。

もし、背中を預けてくれた状態でミスをしたらどうでしょうか。

信頼してくれた上司に申し訳ない」と感じるはずです。

その失敗した時に感じる「上司に申し訳ない」との気持ちを失敗前から持つためには、「上司の顔に泥を塗りたくない」との気持ちが大切になってくるのです。

 

現場に口は出さずに責任だけを持つのは理想論であり、「そりゃそうだろ」と思うかもしれません。

ですが、殆どの上司が実践できていない現実があるからこそ、自分を信頼してくれる上司が必要なのです。

上司の立場から考えても、よほどその人(上司)を陥れようとしない又は、本当に何も考えていない人でなければ、信頼してくれる人を裏切る行為はしません。

裏切りはメリットがあるから裏切ります。

信頼してくれる上司以上にメリットを持つ上司は存在しませんので、裏切る必要がないのです。

 

4:自分が後輩を信頼していれば自然と後輩からも信頼させる

理想の上司像について触れてきましたが、先輩・後輩関係でも同じです。

慕われる先輩はどちらでしょうか。

  •  イチから全て教えてくれる人
  •  自分に任せてくれる人

私の先輩はどちらでもありませんでしたが(苦笑)

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入社して最初はイチから教えてくれる先輩の方がいいかもしれません。

でも、イチから全て教えてくれる先輩の下では自分の成長は見込めません

自分が成長するには自分で考え発展させる力が必要になります。

 

発展させる力は、1本の木から枝葉が分かれるように学んだことを基にして他分野に派生させることができる能力です。

イチから全て教える先輩の下では、基礎となる木は1本1本植えていますが、その木から枝葉が伸びることはありません。

1本1本植えるのも大事ですが、それに慣れると応用が利かない指示待ち人間になってしまいます。

 

また、自分に任せてくれる人仕事を投げる人は全く違います。

『任せてくれる人』は「お前ならできる」との信頼を元に指示をします。

『仕事を投げる人』は信頼はなく自分が面倒だから投げるのであって、そこに信頼関係はありません。

もし、仕事でミスをしてたけれども、ミスした点だけを指摘し、また同様に仕事を振ってくれたらどうでしょうか。

「次こそはしっかりやらなきゃ」という気持ちになりますよね。

その気持ちも内発的動機なのです。

 

5:ダメな上司の場合ほど手の平で転がす気持ちで接すること

現実にはダメな(合わない)上司はたくさんいます。

その組織に属する以上、上司には従わなければいけません。

もし、上司が無能な『ダメ上司』な場合は掌で転がしましょう

表向きは「はい、はい」従っている状況でもいいです。

ポイントはこちらの意見を上手く飲ませること

プライドの高い上司であるほど意見を飲ませやすいです。

プライドの高い上司ほどNOとは言えません。

何故なら自分なら仕事は出来る自負があるからです。

ですので、NOと言ったら負けのように感じるように依頼するのがポイント。

「課長でしたら出来ますよね」をプライドの高い上司は「出来ないとは」言えませんので。

 

上司と部下の関係も余程小さな組織でなければ、同じ上司部下で長期に仕事を進めることはありません。

良い上司に巡り合うこともありますが、反面悪い上司に当たる確率も高くなります。

上司も上司である以上少なからず部下を見ていますので、その意識を上手く利用することが仕事を円滑に進める方法となります。

 

ご参考になれば幸いです!