「この服なんでこんな高いの??」
ショッピングモールで1度や2度ツッコミを入れたことはありますよね。
私は何十回もあります(笑)
高級ブランド品のシャツは数万円はしますが、ユニクロであれば2000円もあれば品質も良いシャツを購入できます。
(良い時代ですよね♪)
ですが、毎回ユニクロやGUで買い物をしていると「なんで同じシャツなのにブランド品とこんなに値段が違うのかな」と新たな疑問が生まれます。
デザインに価値がある
素材に価値がある
ブランドに価値がある
言っている意味は理解できますが、少し抽象的ですよね。
抽象的なものは具体的な例を挙げて考えた方が理解しやすいです。
私は特別オシャレでもないですが、RPGゲームのドラクエを例えに洋服の値段がこんなに違うの説明を試みました!
共感してただけでば嬉しいです♪
1 序盤は弱い(安い)武器でも十分強い(魅力的)は洋服も同じ
ドラクエなどのRPGは序盤の武器は弱く、ゲームを進めていくにつれて武器も強力になってきます。
ドラクエには『どうのつるぎ』という武器があるのですが、そこまで強い武器ではありません。
なのでどうのつるぎを終盤で装備(使う)することはまずありません。
でも強い武器が手に入らない序盤では『どうのつるぎ』は割と強い武器なので、ゲームの序盤では必ず装備する武器と言っても過言ではありません。
ファッションも同様で、安い洋服であっても場所によってはオシャレな洋服として活躍します。
例えば、50代のオジサンの集まりがあったとしましょう。
周りはジャージかポロシャツにベージュの緩いスラックス。
ファッションレベルが存在するなら、失礼ながらオジサン達のファッションレベルは低いですよね。
そんな集まりの場でユニクロのクルーネックTを着たらどうでしょうか?
1000円のシャツでも「おっ、オシャレじゃん」とオジサンの中ではオシャレな存在として一目置かれます。
『ユニクロのクルーネックT』自体はオシャレの世界ではそんなに攻撃力(ファッション性)が高い武器ではありませんので、六本木や青山などのレベルの高いエリアで着ても太刀打ちできません。(オシャレとは認識されない)
でも、ファッションレベルの低いエリア(オジサンの集まりなど)であればユニクロでも十分に活躍できるアイテムなので、ユニクロを着ても効果があります。
2 コスパが良いのはユニクロもドラクエの武器も同じ
ユニクロのコスパは業界人からすると「ありえない」そうです。
逆にそんな価値もわからずにユニクロが値上げしたことだけに注目して叩く記事も「ありえない」そうです。
そんなファッション界のコスパ最強のユニクロですが、ドラクエの世界にも同様にコスパ最強の武器が存在します!
まずはドラクエの武器をご覧ください。
ドラクエⅢの武器
武器名 | 攻撃力 | 値段(G) | コスパ(値段÷攻撃力) |
どうのつるぎ | +12 | 100G | 8.33 |
はがねのつるぎ | +33 | 1300G | 39.39 |
ドラゴンキラー | +79 | 15000G | 190 |
バスターソード | +105 | 31000G | 295 |
武器は終盤になればなるほど攻撃力の値も大きくなりますのでこの中であれば『バスターソード』が一番強い武器です。
しかし、攻撃力+1あたりのコスパを考えた場合、最もコスパがいいのは『どうのつるぎ』となります。
これを現実世界に変換して考えます。
オシャレ度が高い武器(グッチやシャネル)はとても高価です。
ユニクロはオシャレ度の高い武器はそれほど揃ってないですが、その分値段は安いです。
(普通の人にとっては十分な武器ですが(笑))
攻撃力を最大限まで高めたいのなら高い金額を払って手に入れる必要がありますが、コスパはよくありません。
でも攻撃力がそれほど必要が無いエリア(オジサンの集まりなど)であれば、わざわざ高い武器を買う必要もなく、安価な武器で十分戦うことはできるます。
ドラクエの世界では、最初から『バスターソード』を購入することはできませんが、仮に序盤から購入できたとしても、序盤の敵であるスライムを倒すためにコツコツお金を貯めて購入することは絶対にないはずです。
現実世界でも同じで、オジサンの集まりにヴィトンのバッグを持参しても「オシャレやん」とはなりません。
むしろ「なにオッサンの集まりなんかにヴィトンのバッグ持ち歩いてんねん」となりかねません。
ドラクエの世界でも、現実の世界でも、場所に応じて装備品(洋服)を変更する。
デートなど攻撃力が必要な場面おいてはコスパは良くないけど少し高い服(武器)を購入しているはずです。
オシャレになりたい人は常に攻撃力の高い武器を装備していたいので、たとえコスパが悪い商品でも高い金額を支払うのです!
まぁRPGと現実世界の違いはゲームを進めていっても獲得できるお金が増えないことですが(苦笑)
3 ファッションも効果の高い部位にお金をかける
ドラクエには武器の他に盾・鎧・兜・装飾品が装備できます。
それぞれの部位には攻撃力を高める場所と防御力を高める場所がありますが、部位によってコスパは変わってきます。
防具で考えた場合、『かわのよろい』と「うろこのたて」はどちらも守備力+12ですが、
値段は『かわのよろい』が150G、「うろこのたて」が600Gとまったく異なります。
(ドラクエⅢの場合)
装備する場所が『わかのよろい』は胴体、『うろこのたて』は腕と異なるので一概にはいえませんが、コスパだけを考えるのなら『かわのよろい』一択です。
これをまたまたファッションに置き換えます。
アウターとトップスがあります。
もちろん商品にもよりますが、アウターとトップスではアウターの方が値段が高いです。
なのでその場合、同じ値段で同じ魅力度が上がるとするならばアウターを購入した方がコスパはいいということになります。
更に、秋から冬になる季節になると一番見える場所はアウターになりますので、アウターにお金をかけるが最も賢い選択となるのです。
4 ドラクエとファッションの唯一の違いは消耗度
ドラクエの世界の武器には消耗の概念がありません。
同じ武器で戦闘を100回攻撃しても剣が折れることはありません。
残念ながら現実世界では消耗は存在します。
いくら高価な商品でも壊れますし、洋服の場合にはむしろ高価な商品の方が脆かったりします。
「やっぱり高い洋服を買う必要がないじゃん」と思うかもしれません。
ですが、用途次第では必要になるのです。
仮にドラクエの世界に100回の攻撃しか使用できない剣があったとします。
その剣は一番攻撃力は高いが一番高価な武器です。
買いますか・買いませんか
通常のダンジョンであれば購入しないと思います。コスパが悪いので。
でも、ラストダンジョンに行く直前だったらどうでしょうか。
自分が勝負所だと思う場所には最高の装備で行きたくないですか。
私は装備したいです。
最高の場所には最高の装備で向かいそして最高の戦いをしたいです。
現実世界でもそうですよね。
ウェディングドレスは高価ですが、「ちょっと高いから結婚式はスーツでいいよね」と言ってお金はあるけど、ウエディングドレス代は削るって人はいません。
結婚式は生涯最高の舞台の一つです。
その最高の舞台に最高の服装(ウェディングドレス)で登場したい気持ちはみんな持っています。
だからみんなウエディングドレス購入(レンタル)して結婚式を挙げます。
それがたとえ一度しか着なくても。
現実世界はお金との戦いになりますが、お金の用途に優先順位をつけることができます。
ファッションが好きな人はファッションが最も優先順位が高いです。
自分の一番大事にしている部分であれば、仮に10回しか着れなくてもその10回に最高の価値があるのです。
おわりに
恥ずかしながら私はファッションを知っているわけではありません。
ファッションを知ったのは『ファッションバイヤーMB』の存在を知ったからです。
ファッションはどうしても感性などの感覚的な部分で表現されてしまうため、共感がしにくいのが難点でした。
でもMBさんは論理的に解説してくださるので大変わかりやすく、オシャレを少し理解できました。
今回の記事はそれをマネしてみました(笑)
MBさんについても記事にしてますのでよろしければそちらもご覧ください!
ご参考になれば幸いです!