無駄な行動を捨て過ぎると、心に何も残りません。
極端に行動を最適化すると、虚無感を感じるようになります。
虚無感は行動意欲を削ぎ、何もしたくなくなります。
何もしたくない状態は、人生に価値を感じなくなり、鬱などの危険性が出てくるのです。
普通の人は、ある程度余分を持ちましょう。
多少の余分は、心にゆとりを生みます。
人生を豊かにしたいなら、最適化は最適な手段ではありません。
1 現代社会に生きる人生には選択肢が多すぎる
「人生の選択肢多すぎる」って思ったことありませんか?
「いやいや、やりたいことはあるけど、色々あって出来ないんだよ」なんて思っている人がいたらこう言いたい。
「まぁまぁそう言わず、とりあえずやってください(^^)/」と
20年前と比較しても選択肢の量が比になりません。
スマホでブログを読んでいる今この瞬間に、
- YouTubeを見る
- ネットで検索する
- 電子書籍でマンガが読む
- スマホで仕事をする
- 数千人とアプリゲームができる
これだけの選択肢があります。
類似の作業は20年前にもありましたが、この瞬間に選択肢として全てあるのは人類史上で今の時代だけです。
大昔の狩猟民族時代の生き方はとってもシンプルでした。
食べる、寝る、子孫を残す
行動目的はこれしかありません。
それと比べたらなんて選択肢が多いことか!
毎日三食の食事で、大好きな100種類のメニューからお選びくださいと毎回聞かれたらどうしますか?
最初は考えてバラバラに注文しますが、途中から選択するのが面倒になって同じ料理を注文します。
いくら良い選択肢が目の前にあってとしても、有り過ぎると逆に苦痛に感じます。
そのくらい選択するにはエネルギーが必要なのです。
2 1度極限まで選択肢を削ぎ落してみた
実際に自分が本当にやりたいことを考えてみました。
「自分の人生で最も大事なことはなんだろう」と
「自分の中で今やらないと生きていけないと思うことはなんだろう」と
私の普段(過去に)やっている趣味はあります。
・ プロ野球観戦
・ 三国志大戦(ゲーセンのゲーム)
・ ボルタリング(半年間休業中)
・ 動画視聴(ウマ娘は面白かった!)
etc…
確かにいろいろやっています。
でも「自分の人生に必要なのか」と問いただし、取捨選択をした結果、
自分には何も残りませんでした。
3 「やりたいことが無い」はまだ見つかってないだけ
今自分の持っている『やったことリスト』を取捨選択すると本当にやりたいことが無く、何も残りませんでした。
その時は本当に虚無感に襲われたのを覚えています。
しかし、よくよく考えると、今まででの『やったことリスト』に無かっただけで、これから見つかるかもしれない。
その結論に辿り着きました。
実際にしている趣味などは非常に具体的な動作です。
根本的に何が好きかを考える場合には一旦抽象的な考えに戻す必要があります。
普段ゲームをしている場合
ゲーム → 何が楽しいか
・ストーリーが進むドキドキ感
・ゲームクリアする達成感
・みんなと協力すること
・ワイワイ騒ぐこと
ゲーム一つにしてもいろんな楽しむ要素があります。
自分の中でどれが一番楽しさを感じるか考えてみてください。
仮に『ゲームクリアする達成感』が一番楽しいとしましょう。
では次に、ゲーム以外でその楽しさに類似した楽しさを経験した記憶を思い出してください。
・受験勉強して合格したこと
・スポーツで自己ベストを出したこと
・自分で音楽を制作したこと
類似した楽しさを経験したことはあったと思います。
(もし無かった、その楽しさは唯一無二なので実は一番好きなことです)
そうしたらまた、類似した楽しい経験の中で一番楽しかったことを考えてください。
サイクルを何度も繰り返すと、自分が『楽しいと思うこと』がリンクしはじめます。
同時に自分がどのようなことに喜びを感じるかをわかってきます。
4 今日嬉しいと感じたことを思い出してください
好きな事をやりましょう!
やりたいことやろう!
その言葉で「よし、わかった!やってみよう!!」なんて思えてたら苦労しませんよね。
やりたい事がわからないから苦労する
自分の好きなことがわからないから悩む
本当に理解できます。
でも一つだけ言えることがあります。
現状無いなら見つけるしかない
これが真実です。
難しいことはありません。
まずは、今日嬉しかったことを考えてください。
・ 通勤電車でたまたま座ることができた。
・ 家族に料理を作って「美味しい」と言われた
・ ゴミ拾いをしたら「ありがとう」と言われた
なんでもいいです。
もし、嬉しい出来事があったら「何故嬉しいのか」を考えてください。
通勤中に座れたのが嬉しかった。
- 自分は寝ることが好き
- 偶然の出来事が好き
- 楽をしたい
家族に料理を作って「美味しい」と言われた
- 人に感謝されるのが嬉しい
- 好きな人が喜ぶ姿が嬉しい
- 料理を食べてもらうのがうれしい
ゴミ拾いをしたら「ありがとう」と言われた
- 人の役に立つのがうれしい
- 感謝されるのがうれしい
- 人に尽くす行為が好き
理由は人それぞれです。
だからこそ、何で嬉しいのかを考えてください。
そうすると核心に少し近くなります。
毎日寝る前に今日嬉しかったことを3つノートに記録しましょう。
考えるのは1週間だけでいいです。
1週間の嬉しかったこと(21個)で共通点がいくつかあれば、それが自分が感じている『やりたいこと』に繋がっていきます。
好きを仕事にする場合、自分の最も喜びを感じることに焦点を当ててください。
人が喜ぶ姿が好きならば、その仕事はたくさんあります。
今までは選択肢が多すぎて見えなかっただけです!
自分で選択肢を減らした中であれば最良を選択することは可能です。
まずは今日嬉しかったことを1つだけ思い出してください!
おわりに
人生楽しく生きよう!
そんなこと言われなくても全員楽しく生きたいですよね。
でも(私を含め)、大部分の人は楽しいを理解して生きているとは言えません。
楽しいも人それぞれです。1つの答えなんて存在しません。
もしあったらその答えに全員群がります。
『楽しい』の答えが違うから、みんなバラバラの行動をしてもみんな楽しく生きられます。
だから一人一人自分に合った楽しいを見つけなければいけません。
私も早く見つけたいですが、見つけても私にしか該当しない答えなので、みなさんも自分に合う答えを見つけてください!
ご参考になれば幸いです!