公務員=安定のイメージがあります。
ただ、公務員として働いている全員が、安定した生活を送れているわけではありません。
経験上、公務員で貯金できない人は、意外と多いです。
公務員でも貯金0円の人もいますし、毎年どこかで公務員の横領事件は発生しています。
給料をもらっているのと、給料を使わないのは別です。
むしろ、毎月確実に給料が入るからこそ、無駄遣いをします。
私も、公務員時代に色々と無駄遣いしました。
失敗談も含めて、公務員が陥る罠を解説します。
1:公務員は100%保険レディのカモにされる職業
公務員は、100%保険レディのカモにされる職業です。
私も20歳の時点で、複数の保険に加入していました。
20歳で、保険に入る意味は無いです。
しかし、それでも保険に入ってしまったのには理由があります。
⑴ 保険レディは営業のプロなので対話では勝てない
保険レディは、営業のプロです。
話をさせたら、保険レディに対話で勝つことはできません。
保険レディは、仕事のお昼休みに廊下で必ず挨拶をします。
挨拶は認識してもらうには適した方法です。
こちらとしては、ウザったい保険屋ですが、否が応でも相手を認識することになります。
何度も話しかけられていると、不思議に声を掛けられても拒否できません。
なぜなら、人はスキンシップをとるだけでも、相手に好意的な印象を持ってしまうからです。
そうなったら、後は保険レディの手のひらで踊らされ、気が付けば不要な保険契約をすることになります。
⑵ 会話の内容に将来の不安を盛り込んで保険契約をさせる
生保レディは、会話の内容に将来の不安を盛り込む、『ワザ』を持っています。
- ガン
- 年金問題
- 最先端医療
生命保険の代名詞と言えば、ガン保険。
必ず、保険屋は死亡原因の半数はガンで亡くなると発言して、生命保険に加入させようとします。
ただ、ガンが死亡原因第1位なるのは、40歳になってからです。
厚生労働省の資料によると、40歳から44歳でガンで死亡した人の割合は、10万人中2,792人。
40代前半でガンで死亡する確率は、2.8%しかありません。
20代前半に至っては、0.222%。
年末ジャンボ宝くじの1万円の当選確率が、0.1%程度です。
宝くじを2枚買って1万円に当選した人はいるでしょうか。
0.022%のがん発症の為に、毎月5,000円の保険料を支払う必要があるでしょうか。
恥ずかしながら、私は保険に加入して無駄な出費を払い続けていました。
⑶ 生命保険料控除で税金が返ってくると勘違いさせる
生命保険の謳い文句で、生命保険料控除があります。
生命保険料控除とは、所得税控除の一つで、確定申告で税金が返ってきます。
と言われると。お得感があります。
しかし、元税務署職員の立場からしても、間違った解釈です。
生命保険料の控除額は、最高で12万円です。
(生命保険、個人年金、介護保険の合計)
しかも、支払った保険料が、そのまま控除できるわけではありません。
所得税控除額は、所得金額から控除される額です。
所得税の計算は、所得控除後の金額に、所得税率を乗じます。
20代の所得であれば、所得税率は大体10%くらいです。
※参考 所得税率の速算表
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円超330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円超695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円超900万円以下 | 23% | 636,000 |
900万円超1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円超4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
生命保険料控除額10万円でも、所得税率が10%なら、1万円にしか還付になりません。
つまり、生命保険料控除で節税できる金額は、ほとんどないのです。
2:公務員の給与が増えるのは40歳から
公務員の給与が増えるのは、40歳からです。
地方公務員全体の、月額平均給与額は416,011円です。
公務員のボーナスは4.4月ありますので、年収換算すると、年収680万円くらいになります。
また、公務員の職員平均年齢は約44歳です。
平均年収に届くためには、大卒でも20年以上働かないと平均に辿り着きません。
私は税務署に勤務していましたが、30歳で年収500万円でした。
中高年になれば、安定して多くの給料を得ることができます。
しかし、若手の公務員は、世間で言われるほどの給料をもらっていないのが実情です。
3:体育会系の公務員は飲み会が多く出費が激しい
体育会系の公務員は、飲み会が多く出費が激しいです。
飲み会が多いので知られるのは、税務署と警察官です。
体育会系の公務員は、上司の命令は逆らうことはできません。
国税組織なら、国税局勤務以上で飲み会を断ることは難しいです。
しかも、飲み会参加しないと、出世はできません。
公務員の出世は、が上司の後押しが不可欠だからです。
となると、当然飲み会に参加する回数も増えますので、飲み会代を支払うことに。
一次会で終わればいいですが、二次会、三次会と続けば出費は更にかさみます。
正直、出世しない方がお金は貯まります。
お金を貯めたいなら、飲み会に参加しないのが鉄則です。
4:公務員は副業できないので投資でお金を増やす
公務員は副業ができません。
不動産投資や株式売買は認めれられていますが、アルバイトは禁止です。
定期預金の金利も期待できませんので、お金を増やすとなると、資産運用をするしかありません。
⑴ 貯金のように積み立てしたいなら積立投資から始めること
貯金のように積み立てをしたいなら、積立投資がいいです。
心配性な私が、投資をしているのも積立投資です。
積立投資は、毎月一定金額を支払って投資をする制度です。
運用は投資会社が行うので、売買時期を考える必要はありません。
投資信託には、運用損失の可能性はあります。
預貯金全額を投資するのは、危険です。
しかし、ある程度のリスクを背負わないと、資産が増えないのも事実。
仮想通貨やFXなどで、ハイリスクで失敗した人も目にしてきました。
ですので、毎月少しずつ投資にお金を回す程度が、リスクを抑えるポイントとなります。
⑵ 積立投資をするなら長期運用に特化したセゾン投信
積立投資をするなら、長期運用に特化したセゾン投信が選択肢になります。
実際、私もセゾン投信で運用しています。
セゾン投信は積立型の投資信託です。短期間での収益は見込めません。
しかし、20年後30年後を見据えるなら、セゾン投信はオススメできます。
なぜなら、セゾン投信は最初から長期運用を前提として、資産運用をしてるからです。
セゾン投信の投資信託の商品である、『セゾン資産形成の達人ファンド』は、10年近く運用して、基準価格が2倍になっています。
短期的に見れば、元本割れはしますし、損失リスクはあります。
しかし、10年スパンで考えた場合、セゾン投信は実際に運用益を出しています。
毎月5,000円から資産運用もできますので、まずはホームページをご確認ください。
5:余計な支出を防げば100%貯金はできる
余計な支出を防げば、100%貯金はできます。
生命保険や飲み会に参加しなければ、自然と貯金はできます。
公務員は、同期の給料はほぼ同じです。
同期で毎年100万円貯金できた人がいるなら、あなたが貯金できない理由はありません。
まずは、1か月で1万円の貯金をしてみましょう。
ボーナスを使わなければ、年間で50万円は貯金できます。
50万円の半分を資産運用に回せば、将来的に資産を増やすことも可能です!
ご参考になれば幸いです!