公務員(税務署)のアルバイト面接に余計な心配は不要です。
なぜなら、公務員のアルバイト面接官は普通の税務署職員が担当している、素人面接官だからです。
面接官が素人であれば気負う必要はありませんし、変に装うと逆に失敗します。
そんな公務員のアルバイトを受ける際のポイントと注意点をまとめましたので、ご説明します。
1:公務員のアルバイト面接で大事なのは清潔感
公務員のアルバイト面接で大事なのは、清潔感です。
学生だとスーツを所持していない方もいると思いますが、清潔感があればスーツを着用していなくても面接に大きく影響することはありません。
⑴ 公務員のアルバイトは年齢不問なのでスーツ姿だけが正解ではない
公務員のアルバイトは年齢不問ですので、面接時にスーツ以外の服装をしていたことだけが原因で不合格になることはありません。
税務署などは、高校生から主婦(主夫)、定年退職後の年配者など、幅広い層をアルバイトとして採用します。
一般の高校生ならスーツを持っていないのが普通なので、多くの高校生は制服で税務署の面接に来ます。
また、主婦の方もスーツを持っていない方が意外と多いので、割とスーツ以外で面接に来る人も少なくありません。
もちろん、面接を受ける服装としてはスーツが失敗がないのが事実ですが、だからといって「スーツ=不合格」にはなりませんので、ご安心ください。
⑵ スーツでもヨレヨレだったりシワがあると服装だと減点対象
スーツでも、サイズが合っていなかったりシワがあると減点対象です。
面接で一番大事なのは清潔感ですが、ヨレヨレのスーツ姿に清潔感を見出すことはできません。
税務署アルバイトの面接官は普通の職員であり、面接官としては素人です。
ただ、税務署職員は老若男女幅広い年代から富裕層までを対応するため、見た目による印象を強く受ける傾向にあります。
シワシワのスーツを着て面接を受けるだけで、「だらしがないのでは」と面接官に印象を与えてしまうので要注意。
体型に合わないスーツを着るくらいなら、清潔感を出せるような服装で面接を受けた方が良い印象を与えられます。
2:税務署の面接では熱量よりも安心感を与えること意識
アルバイトを採用する税務署職員としては、普通に仕事をこなしてくれる人を採用したいと考えています。
もちろん熱量も大切ですが、面接官は意外と冷静です。
⑴ 短期アルバイトはその期間だけ仕事をしてもらえれば十分
税務署の短期アルバイトに採用された場合、ほとんどの人が数か月間で任期満了となります。
そのため、いくら一生懸命に仕事をしても数か月したら現場からはサヨナラになります。
もちろん一緒に仕事をする職員にとっては熱量のある人の方が嬉しいですが、よれよりも仕事をしっかりしてくれそうな人を優先して採用します。
⑵ 公務員のアルバイトで最も大事なのが守秘義務をしっかり守ること
税務署側としては、秘密を守ってくれる人は採用する際の最優先事項です。
公務員の仕事は国民の個人情報を扱いますので、情報漏えいには神経質になっています。
またご存知の通り、公務員の情報漏えいの事件はマスコミに大々的に報道されますので、少しの情報漏えいでも現場に与える影響は大きいです。
ただ、守秘義務は周囲に情報を漏らさなければOKです。
そのため、面接時に高度なテクニックは一切必要なく、普通に受け答えすれば何ら問題ありません。
- 面接官の目を見る
- 質問には「はい、○○です」とキッチリ回答
- 敬語はギクシャクしない程度に
また応募動機を聞かれた場合でも、
- 学生であれば、将来公務員を検討しているので経験したかった
- フリーターであれば、行政の仕事も知っておきたい
- 高齢者の方であれば、行政の仕事に貢献したい
ありきたりですが、ポイントを押さえた回答をすれば大丈夫です。
3:公務員のアルバイトをリピーターとする人は少ない
公務員の短期アルバイトする人で、リピーターとなって働く方は少ないです。
私が働いていた税務署では、毎年確定申告期は短期アルバイトの募集をしていますが、バイト期間が非常に短いのでリピーターになりにくいのも要因としてあります。
もちろん何度も短期アルバイトをされる方もいましたが、税務署で働く短期アルバイトの方の大半は初めて税務署で働く方でした。
はじめての環境でアルバイトをするのは少し不安になりますが、採用する公務員側は毎年新規アルバイトを大量採用しているので、対応には慣れています。
そのため、最初から無理難題を押し付けれることはありませんし、周りも新規アルバイトですので精神的な安心感があります。
4:税務署のアルバイトはパソコン操作ができれば9割採用される
税務署のアルバイトは、パソコン操作ができれば9割採用されます。
税務署がアルバイトを最も欲しているのが、1月から3月までの確定申告期間です。
確定申告でアルバイトが行う作業は、パソコンで申告する人の入力サポート。
なので、パソコンが出来る人を税務署は必要とします。
パソコン操作といっても難しいことは一切ありません。
ブラインドタッチできれば、それだけで十分です。
「かな入力しか使わない」って方も大丈夫です。
納税者の方にはかな入力のみを使う人もいます。なので、パソコン操作補助をする際に、「かな入力」は役に立ちます。
税務署のパソコンは、ローマ字変換になっているので、かな変換の変換機能だけは覚えておいてください。
パソコンでネットサーフィンできる程度の操作ができれば、タッチタイピングができなくても問題ありません。
税務署の面接時にはパソコン入力の検査はありますが、内容は数字を入力するだけなので難しくないので、必要以上に意識しなくても大丈夫です。
5:全国の税務署でアルバイトの募集はしている
全国の税務署で、アルバイトの募集はしています。
税務署のアルバイトは、全国各地の税務署ごとに募集しています。
長期的なアルバイト(パート)については人気があり、欠員が無い限りは募集がありません。
しかし、確定申告期の短期アルバイトの募集は毎年行っています。
大規模税務署になると、100人以上アルバイトを採用するケースもあります。
国税庁HPから求人を検索することができるのですが、本当に検索しにくいのが難点です。
そのためGoogleなどの検索エンジンで、「○○税務署 求人」と検索した方が早く求人募集欄にたどり着くことができます。
※ 自分の住んでいる地域の国税局を選択すると最新情報に『非常勤職員募集』と表示されています。
6:税務署のアルバイト採用率は地域によって差が大きい
税務署のアルバイト採用率は、地域によって差が大きいです。
税務署は国の機関ですが、アルバイトの採用は各税務署で行っており、採用人数等に大きく関係するのが税務署周辺の商業施設の有無です。
税務署の近くで大型店舗がオープンしたりすると時給が税務署よりも良かったりするので求人応募人数が減少します。
民間企業であれば時給を上げて対策をしますが、税務署のアルバイトの時給は変動できません。
※ 税務署によって時給は違います
私が現役時代の体感としては、税務署でアルバイトをしたい場合、商業施設が栄えている場所だと採用される確率が上がります!
税務署のアルバイトの仕事内容については、コチラの記事をご参照ください。
ご参考になれば幸いです!