学生時代にいい子ちゃんだった人が、社会に出てから一番苦労します。
いい子ちゃんは、別に頭がいい人だけではありません。
- 成績が5段階評価で4
- 学ランの第一ボタンまでしめる
- スカートは校則範囲内
- 皆勤賞
- 部活でそこそこ活動する
先生からみれば、何も問題のない生徒です。
親からみても、手のかからない子です。
しかし、何も問題がないのが問題。
積極的に行動しない人を、「指示待ち人間」って揶揄(やゆ)しますよね。
先生の言うことを聞く生徒は、指示待ち人間です。
指示が無いと、自分で考えて動くことができません。
学生自体はそれでも良かったです。指示通りに動けば評価されましたので。
しかし、社会に出れば違います。
指示がなくても、自分で考えて行動しなければ評価されません。
正直に言えば、指示待ち人間である私は、今の悩んでいる最中です。
8割自虐になりますが、いい子ちゃんの失敗談をお伝えします。
1:昭和までは指示待ち人間は評価される時代だった
昭和までは指示待ち人間は評価される時代でした。
軍隊を思い浮かべてください。
上官の指示に忠実に動く軍隊ほど、強い軍隊です。
軍隊の兵士が勝手に行動したら、軍隊全体の生死に関係します。
昭和時代の会社でも同じでした。
一定の方法へ向かえば成功する道があるとするなら、指揮官(社長)の指示通りに動くのが正解です。
指揮官の指示に不満はあるかもしれません。
ですが、終身雇用などの満足感があれば生きていけました。
指示待ち人間にとっては、その環境が最も適した環境といえます。
2:平成は正解の道が無くなった苦難の時代
平成は、正解の道が無くなった苦難の時代でした。
バブル崩壊を見れば、一目瞭然です。
不動産の価値が下がらないとの正解を信じきったために、日本全体が判断を誤りました。
吊り橋を渡る時は、「もしかしたら崩れるかもしれない」と不安になりますよね。
不安になれば、万が一の想定をします。
逆に、普通の道路であれば崩れる心配をしません。
だれも陥没するとは想定しないので、もし道が陥没したら反応もできません。
想定外の事に対応できないのが、指示待ち人間の最大のリスクです。
正解の道が分からなくなった場合、全員で正解の道を探さなければいけません。
指揮官も部下に、正解の道を探させます。
しかし、指示待ち人間は、正解の道を探す手段がありません。
なぜなら、指揮官の指示なく行動した経験が無いからです。
3:そこそこ賢い人くらいの人は悩んでも行動しないから苦労する
そこそこ賢い人くらいの人は、悩んでも行動しないから苦労します。
言い方は悪いですが、頭が悪ければ考えることはしません。
自分の思いついた行動をするだけなので、不安になることを知りません。
賢い人は、選択肢があると悩みます。
悩んでも行動に移せますので、自分で道を開拓できます。
昭和時代は、行動を実行するための道具が準備されていませんでした。
しかし、平成は「インターネット」という、最強の武器が全員に配られました。
使いこなせれば、誰でも手軽に自ら道を切り開ける時代です。
いい子ちゃんは、このままでいいか悩みますし、インターネットが武器になるのも知っています。
ただ、インターネットを使っての道の切り開き方を知りません。
つまり、悩んでも実行に移せないので、ずっと悩みっぱなしになってしまうのです。
4:いい子ちゃんが取るべき手段はバカになるか賢くなるか
いい子ちゃんが取るべき手段は、バカになるか、賢くなるかしかありません。
バカになるのは、あるがままを受け入れます。
景気が良くなれば喜び、景気が悪くなれば嘆きます。
そこに疑問持ってはいけません。愚直に環境に身を任せるのです。
賢くなる手段もあります。
賢くなるためには、とにかく変化を追求します。
仕事としてのYouTuberが人気です。
ネットの仕事してはYouTube配信が選択肢になる時代です。
しかし、3年前からYouTuberとして行動した人と今から行動する人では、難易度が雲泥の差です。
マリオカートなら、周回遅れからスタートするくらい、YouTuberとして今から勝つのは難しいです。
ただ、発想を変えると、意味は逆転します。
YouTuber以外の仕事をいち早く見つけ、スタートダッシュを決めれば、圧倒的に優位に立つことが可能です。
つまり、重要なのは、環境変化に反応し、新たな環境に飛び込めるかどうか。
時代は繰り返します。今後も、YouTuberに似た仕事は必ず到来します。
- チャンスを見つけ素早く飛び乗れるのが、賢い人
- チャンスに見向きもしないのが、バカな人
- チャンスは見つけたけど、リスクを考えて飛び乗れないのが、いい子ちゃん
どれが一番もったいない人かは、わかりますよね。
5:過去を嘆いて人生が改善しないので動くしかない
完全に自分に向けたメッセージですが、過去を嘆いても人生は改善しません。
- 中学校自体から勉強してれば
- 大学時代もっと遊んでいれば
- 20代に社会経験をしていれば
これらを嘆いても、過去に戻って解決することはできません。
過去を悔やんむ時間が、もったいないくらいです。
しかし、過去の反省を活かすことはできます。
- 中学校時代に勉強していないなら、大学受験は猛勉強する
- 大学時代遊ばなかったら、社会人になって夜な夜な遊ぶ
- 20代で遊んでなくても、30代になっても遊べる
大事なのは、反省を活かして行動に移ることだけです。
行動できないなら、バカになりましょう。
バカに慣れれば、案外人生は楽しくなるかもしれません。
ただし、バカになることを悩んではいけません。
悩むことを放棄できないなら、賢くなりましょう。
現状維持は衰退への一歩です。
ご参考になれば幸いです!