転職の売り手市場が続けば、年齢関係なく転職ができる状態になります。
転職の売り手市場とは、求人募集が多く転職側が転職先を選べる市場です。
不景気だと求人募集が少なくなり、買い手市場となります。
日本は好景気とは言えませんが、それ以上に労働人口の減少が進んでいます。
つまり、人を増やす雇用よりも、雇用を維持するための採用数が増えているのです。
では、具体的に転職が優位になる理由について、ご説明します。
1:女性の社会復帰や外国人労働者受け入れをしても労働人口は減少する
女性の社会進出や、外国人労働者受け入れをしても労働人口は減少します。
出産以後の女性の社会復帰は今より悪くなることはありません。
外国人労働者も確実に増加します。
しかし、働きたくても働けない人が多いなら、そもそも外国人労働者の受け入れをしません。
2015年の総務省統計局のデータですが、若者の人口は明らかに少ないです。
30代以下の男女全員が働いたとしても、団塊世代の労働力を確保することは困難です。
つまり、日本は今後、労働人口を確保すること自体が、困難な時代に突入していくのです。
2:転職活動に失敗するのは人気のある場所に飛びつくから
転職活動に失敗するのは、人気のある場所に飛びつくからです。
就職活動をしている学生のほとんどは、複数の企業の採用試験を受けます。
労働力不足なら、全員が採用されるはずですが、大手企業は人気がありますので、募集が集まります。
100人の求人に1万人が応募すれば、9,900人は合格しません。
不合格となった9900人が、また同じ企業に応募すれば、9800人は不合格になります。
それを繰り返していけば、最終的には採用されますが、全員採用されるまでには100回採用試験が繰り返されることになります。
本当に就職したい職場であれば、求人倍率は関係ありません。
しかし、実際の就職先選びは企業名で選んでいる人が、多いのではないでしょうか。
3:就職先として介護・運送・ITの需要は今後もある
就職先として、介護・運送・ITの需要は今後もあります。
超高齢化社会の日本では、確実に介護需要は増え続けます。
一部機械化はされるかもしれません。
しかし、人と話したい年配者の需要が無くなることはないでしょう。
運送業も、自動運転が実用化されていない状態では10年間は安泰です。
日本では、ネット通販が最盛期を迎えています。
ネット通販量が増えるほど郵便物は増加しますので、運送業にとっては仕事量が減ることはありません。
ブラックな働き方が問題になりつつあるIT業界ですが、ブラックな働き方をする必要があるくらいに人材不足が続いています。
プログラマー育成は国も重要視していて、数年後には、義務教育の時点からプログラミングの授業が取り入れられます。
4:年齢条件は基準なだけでそこまで関係ない
年齢条件は基準なだけで、そこまで関係ないです。
29歳と30歳で、数字以外の違いはありません。
1歳児と2歳児なら違いはありますが、大人の1歳は大差はないです。
求人募集で20代と区切るのは、区切りタイミングがいいから切るだけです。
採用する側としても、29歳でそこそこの人材よりも、30歳で優秀な人材の方が欲しいはずです。
年齢を気にする必要はありません。
30歳以上でも、29歳までの求人応募に応募する価値はあります。
不採用になってもデメリットはありません。
採用されれば、採用された分だけメリットととなります。
5:転職に失敗したら介護職に就けばいいとの考えがセーフティーネットになる
転職に失敗したら、介護職に就きましょう。
介護職を甘く見ているわけではありません。
介護職の離職率が高いのは、労働力と賃金が釣り合っていないからです。
ただ、介護の需要が減ることはありません。
希望者が少なく、需要が増えれば、それだけ採用されやすい職場となります。
資格が必要な介護職もありますが、仕事をしながら資格を取得することも可能です。
転職に踏み切れないのは、転職した後のリスクが高いことです。
しかし、最終的に介護職に就職できると考えれば、リスクについて気持ちが楽になります。
日本は間違いなく、労働者不足の時代になります。
失敗しても、働けないことはありません。
もし、転職したい気持ちがあるなら、今のうちに行動しましょう。
やらない後悔ほど、悔しいものはありませんので!
ご参考になれば幸いです!