三日坊主にならない方法は、小さく始めることです。
最初から、習慣化することはできません。
- ダイエットをやろうとしたけど続かない
- 運動しようとしたけど続かない
- 毎朝勉強しようとしたけど続かない
「やるぞ!」との気持ちが続くのは数日程度です。
習慣化するのが難しいのは、ダイエット本の数をみれば、一目瞭然です。
しかし、誰でも習慣化する方法があります。
具体的な方法については、続きをご覧ください。
1:目標が抽象的だと習慣化することは不可能
目標が抽象的だと、習慣化することは不可能です。
大きな目標に向かって、走ることは大事です。
しかし、大きな目標ほど、行動が抽象的になります。
- 将来食べたことのない美味しい牛肉を食べたい
- 3年以内に最高級松阪牛を食べる
どちらの方が、具体的な目標でしょうか。
「将来食べたことのない美味しい牛肉を食べたい」が、悪い目標だとは思いません。
ただ、具体的な目標がないと、目標達成するための行動手段がわかりません。
- 将来とはいつまでか
- 食べたことがないのは美味しさか・品種か
- 美味しい基準とは何か
これらの基準があやふやです。
営業職の上司に「今月は売上伸ばすぞ!」と言われたとします。
売上目標が
- 前月比で伸ばす
- 前年比で伸ばす
- 過去最高で伸ばす
どれが基準かで、営業の行動は変わりますよね。
- 前月比なら、売上を伸ばすイメージできる
- 前年比なら、去年の売上金額を確認して、当時の行動パターンを真似する
- 過去最高なら、今までやったことのない営業方法や営業先に売り込む
目標が具体的なら、行動も具体的になります。
具体的な行動に、悩むことはありません。
ただ、実行すればいいだけです。
2:三日坊主の原因は最初から全力を出し切るから
三日坊主の原因は、最初から全力を出し切るからです。
最初から全力出し切って、持続できる人はいません。
何もやってなかった人間が、急に始めて続くわけがありません。
運動をしてなかった人間が、毎日10km走ろうとするのと同じで、無謀です。
最初からできると、思うのが間違いです。
0から1にする作業は一番大変な作業です。
0から10を目指しても失敗します。
行動以前に、習慣化は難しい作業だと認識しましょう。
3:習慣化の一歩はとにかく小さな一歩を踏み出すこと
習慣化の一歩はとにかく小さな一歩を踏み出すことです。
一歩も踏み出す必要もありません。
すり足で、進むぐらいの気持ちで踏み出しましょう。
一歩踏み出す先が1m先であれば、歩いたことのない人は途方もない距離です。
でもすり足であれば、1mm先、1㎝先と極々僅かから動くことができます。
1日1㎝進めれば、100日後には1mになります。
大事なのは、毎日続けられるレベルに抑えること。
完全に慣れだしてから、踏み出す距離を伸ばしましょう。
ダイエットのために毎日歩くなら、歩くための服を毎日準備するところから始めてもいいです。
慣れたら、次は毎日服を着替えるだけ
また慣れたら、その次は玄関から一歩外に出る
そして、少しずつ歩き始める。
馬鹿馬鹿しいと、思うかもしれません。
服を用意→着替える→玄関から出る→歩く
今までやっていなかった、4つの行程を1度にこなすのは、大変です。
1つ1つ慣れてから、次の工程に進みましょう。
辛くなったら行程を一つ戻せばいいだけです。
4:習慣化したい項目は1個に限定して始めるのが原則
習慣化したい項目は1個に限定して始めるのが原則です。
2つ以上の作業をすることにマルチタスクという言葉があります。
実はマルチタスクは、シングルタスク(一つの事に集中)よりミスが50%増加する実験結果が出ています。
人間は、複数の事を行うことに不慣れです。
- 電話で話を聞く
- 聞いた内容をメモする
両方一緒にやるのは、難しいです。
慣れたら大丈夫かもしれません。
しかし、「電話で話を聞く」と「聞いた内容をメモする」を単独で作業するよりも難易度は高くなります。
習慣化も同じです。
一度に習慣化しようとしても、気持ちが途切れます。
- 5キロ痩せる
- ウエスト5㎝補足する
- お金を100万円貯める
習慣化したいなら、優先順位をつけて、最上位の目標だけに挑戦しましょう。
5:習慣化は腕立て伏せ1回から始めるくらい小さくスタートするべき
習慣化は、腕立て伏せ1回から始めるくらい小さくスタートするべきです。
「今日から毎日10キロ走るぞ!」と宣言して、実際に達成できる人はいません。
誰にでも簡単にできるくらいに、最初な目標を設定しましょう。
- 大きな行動には、大きな決断が必要になります
- 大きな決断には、大きな労力が必要になります
- 大きな労力は、体力が必要です
毎日10㎞走るのには肉体的な負担もありますが、毎回10㎞走らなければいけない行動力が必要です。
普段の生活で、余っている体力は少ないです。
余力がなくなれば、習慣化には繋がりません。
自分でも笑ってしまうくらいの小さな習慣は、苦になりません。
- 毎日腕立て伏せ1回
- 毎日英語1単語
- 毎日あいさつ1回
無意識にやるようになったら、回数を増やしましょう。
それからでも習慣化は、遅くはありません。
6:日記を残すことで習慣化のモチベーションが維持できる
日記を残すことで、習慣化モチベーションが維持できる
目に見える形で、今日出来たことを記録することが大切です。
- 三行日記でもいいです。
- Twitterで「今日1㎞走ったよ」とツイートするのもいいです。
- グーグルカレンダーに「走った」とメモするだけでもいいです。
実行した実績を、必ず記録していきましょう。
1か月継続したら、1度見返してください。
その気持ちが、更なる習慣化へと繋がります。
習慣化すると、やらないことが逆に気持ち悪くなります。
寝る前に歯を毎日磨いていれば、磨かないと気になりますよね。
布団に入ってから歯を磨いてないのに気づいても、「歯を磨かなきゃ」って布団から出て歯を磨きます。
その感覚に達するまでは、自分のやる気を継続させるために、今日出来た記録を残しましょう!
ご参考になれば幸いです!