魅力的な人を表現するとき、個性が強調されます。
個性とはその人にしかない魅力
ただ、自分の個性を知っている人は少ないですし、そもそも自分は個性が無いと思っている人が多いです。
しかし、その考えは間違い。見せ方一つで個性を引き出すことができます。
別に個性を作る必要はありません。
相手が勝手に個性を感じ、好きになってくれればいいだけですので。
1:魅力的にみせるのと誇張するのは全く違う
魅力的にみせるのと、誇張するのは全く違います。
- 魅力的にみせることは、見せ方を変えること
- 誇張することは、事実を変えていること
似ていますが、別の効果があります。
⑴ 誇張した表現はマイナス評価につながる
誇張した表現は、マイナス評価につながります。
- 魅せるは、100点の魅力を相手が勝手に120点と評価すること
- 誇張は、80点の魅力をこちらが100点のように見せかけること
プラスへのギャップは問題ありませんし、むしろ利用したいぐらいです。
しかし、誇張した表現は、マイナスのギャップ。
マイナスのギャップは相手の落胆させ、本来80点ある魅力を60点でしか評価しなくなります。
⑵ 「魅せる」は相手の拡大解釈誘うツール
誇張はマイナスに繋がりますが、「魅せる」のはマイナス評価にはなりません。
魅力とはあくまでも他人から見た評価です。
100人の内1人しか魅力的と思われなくても、その一人が最高に評価してくれる可能性があるものです。
つまり、『魅せる』は相手があなたを最も魅力的と解釈させる手段です。
⑶ 他人から見た評価にケチをつけない
他人から見た評価にケチをつけてはいけません。
100人中99人がイケメンと思う人でも、1人だけはブサイクと思うかもしれません。
優しい男性はモテるかもしれませんが、人によっては優柔不断として優しさがマイナス評価になる人もいます。
多様性を認めるから、個性が評価されます。
事実だけで評価されれば、太刀打ちできません。
主観があるから、自分を魅力的にみせることが可能になります。
相手が好きになってくれないなら、あきらめるのも手段です。
自分の魅力を最高評価してくれる人は、他にもいますので。
2:個性を引き立たせるには表現方法を変えればいいだけ
自分が推している人は過大評価しがち。
それがマイナスに作用する場合があります。
しかし、表現を限定的にすれば誇張した表現ではなくなります。
その最たる例が『美しすぎる○○』です。
⑴ 個性の魅力は相対的に判断される
個性は一人だけでは判断できません。
個性の魅力は、周囲と比較して初めて評価されるものです。
どんなに独特な性格であっても、100人中100人が同じ性格なら個性にはなりません。
一方で、全然ボルダリングが上手くなくても、100人中自分だけしかボルダリングができなければ、それは個性となります。
つまり、自分の能力は関係ありません。
周囲と自分を比較して、自分が勝る能力があれば、それは個性として認められます。
⑵ 個性を引き立たせるにはライバルを絞り込む
自分しかできない作業や能力を持っている人は、ほとんどいません。
みんなが持っているスキルであればライバルが多いので、個性が埋もれてしまいます。
しかし、個性を埋もれさせない方法があります。
それが、ライバルを絞り込む作業です。
『美しすぎる○○』と表現される人はいますが、日本全体で考えれば決して美しすぎる人ではありません。
それでも、『美しすぎる○○』として認知されるのは、ライバルとなる人のカテゴリーを絞っているからです。
- 美しすぎる女医
- 美しすぎる市議会議員
- 美しすぎる書道家
どなたも素敵な人ですが、女優やモデルと比べれば「美しすぎる」と表現は誇張しすぎです。
しかし、自分と比較する対象を同業種だけに限定すれば話しは変わります。
女医、市議会議員、書道家など、業種内であれば美しすぎるとの表現は誇張ではありません。
なぜなら、業種内の人の中では、相対的に美しすぎる人になるからです。
3:相手から魅力的に思われるために使う3つのフィルター
人の魅力は単純ではありません。
自分がいる環境や空間によって魅力度を一気に高まります。
相手から魅力的に思われるためには、3つのフィルターを使いこなしましょう。
- 若さ
- やさしさ
- 親近感
⑴ 相対的に若く思われれば魅力的に感じられる
人間は、本能的に若い人の方が魅力的に感じる生き物です。
ただ、年齢だけが全てではありません。
同世代の中でより若く見えば、それだけで魅力的に映ります。
女優の深田恭子さんや石田ゆり子さんが魅力的なのは、同性代の中で圧倒的な存在だからです。
現実世界で20代と50代が、同じ土俵に上がることはありません。
同世代がライバルであれば、その中で勝てる手段を選べば十分です。
⑵ 長期的に考えれば優しさは重要なフィルター
魅力的に感じるのはルックスだけではありません。
異性に魅力的に思わせるには、優しさはとても重要。
なぜなら、内面的に魅力を感じさせることが出来るからです。
人は先入観(バイアス)が強い生き物です。
付き合っている時は可愛い仕草でも、別れた後に見るとイライラに感じることはあります。
同じ行動でも、見た時点の好感度で評価は全く変わってしまうのです。
その点、優しさはプラスに働きます。
優しい人がした行動はプラスに作用するからです。
⑶ 同じ職場にいる親近感が好感度に直結する
職場結婚って多いですよね。
職場が一番知り合える場所である点もありますが、それ以外にも親近感の要素があります。
- 同じ学校
- 同じ職場
- 同じ部署
仮に別の場所に同じ相手がいても何も感じないかもしれません。
しかし、自分と大きな共通点がある人に対しては親近感を覚えます。
つまり、惹かれる魅力があるのです。
職場内であればライバルも少ないですので、自分の個性も出すことが可能。
相手との共通点を多く見つけた人が、勝ち抜けます。
4:魅力は相手に無意識に感じさせるのがポイント
魅力は相手に無意識に感じさせるのがポイントです。
あからさまな魅力は、誰もわかります。
しかし、気づかないような魅力は、好意へと繋がります。
⑴ 思わせぶりが良い方向へ勘違いを生む
男性は経験はあると思いますが、少し優しくしてくれた女性に対して「もしかしたら俺に好意を持っているのでは」と勘違いをしたことはないでしょうか。
もちろん私はありますよ、何度も(笑)
好きでもない人に近づかれてもアレかもしれませんが、この方法は自分の好きな人を振り向かせるのにも使える方法です。
人がグッと最も惹かれている心理状態は、「たぶん自分の事を好きだとは思うけどよくわからない」という状態です。
嫌いに思われたらダメですが、恋愛においては好きと確信されてのは良くありません。
相手が「多分俺に好意を持っているけど本当なのか」と心が揺らいでいる感覚があなたについて考えてよく知ろうとしている状態なのです。
特に効果的なのが、第三者からの口コミ
「○○さんってあなたの事好きなんじゃないの」と言ってもらう。
聞いた本人は大して意識はしてなくても、第三者からそのように話を聞くとあなたに気を持ちます。
そんな話があったあとすれ違う機会があって、その際に笑顔で会釈なんてしたらどうでしょうか。
「やっぱり俺の事好きなんだよな?」と思うはずです。
あなたが好きでもない人にそれをやってしまうと言い寄られる可能性がありますが、あなた自身が好きな人から言い寄られるのは悪いことではないですよね。
最終的にお互いが好きになればWINWINです。それまでの過程には策を練りましょう!
⑵ 細かいフォローがあなたを『いい人』にする
一生懸命に仕事をしている自覚があるのに「一生懸命仕事してるね」と言われても嬉しさが爆発すことはありません。
誰でもわかっていることを褒められてもそこまで嬉しくはないです。
でも、誰にも気づかないような点を褒められたらどうでしょうか。
廊下で目に付いたゴミを拾った少し後に、フロアで部長(上司)から「○○さんて廊下のゴミも拾うなんて気遣いできるね」と言われたらどうでしょう。
「部長って、あんな細かいところまで見てくれているんだ」と思いますよね。
ポイントは「あんな」です。
実は上司がその場面しか見ていなくても、細かい部分を指摘された(褒められた)ら、褒められた側は常に見てもらっている気になります。
褒める回数は1回であっても、褒める場所を変えるだけで、相手に与える印象は全く違いますので。
5:あなただけしかない特徴が最高の個性と魅力になる
あなただけしかない特徴は、最高の個性となります。
究極的はオンリーワンになること。
相手にとって、替えがきかない存在になるべきです。
結婚を決意するのは、自分にとって唯一の存在であると認めるから。
周囲から見れば何ともない特徴でも、相手にとっては唯一無二の魅力です。
個性は1つだけではありません。
複数の個性をまとめて、唯一の個性を魅せることもできます。
少なくても、同じ人間は存在しません。
自分の価値はもっと評価していい存在ですので!
ご参考になれば幸いです!