「楽な仕事ないかな~」
なんて思っていて楽な仕事が舞い降りてきたら何も不自由しませんよね(苦笑)
会社員や公務員の場合どうしても受け身の体質になります。
- 上司からの指示に従う
- 顧客の要望に応える
- 会社の業務に携わる
これらは能動的(自主的)な行動ではなく、受動的(受け身)な行動です。
私がフリーランスになって一番苦労しているのが『考えること』。
公務員時代の同僚と比較すれば人生や仕事については相当考えてきたつもりでした。
ですがそれはあくまでも公務員時代の範囲内での話。
退職しフリーで活動してみると、自分がどれだけ受け身で仕事こなしていたかを痛感します。
ブログの立ち上げ一つにしても「壱から十まで教えてくれるサイトはないのかよ」なんて思いながらせっせと作業してました。
インターネット上には探せば壱から十を教えてくれるサイトはあります。
しかし、壱から十ではなく、壱、弐、参と各カテゴリーを説明しているサイトであり、全てを網羅しているサイトは存在しません。
(存在しても有料です)
壱を探したら壱を実践し、次は弐を探し弐を実践する、そして参へ…
「探して実践するだけなら簡単じゃないか」と思われるかもしれません。
確かに作業自体は簡単です。
ですが、初めて行う人間にとっては精神的にキツイ作業でもあります。
特に、受け身体質では一つ調べるにしても何か指針がないと常に不安な状態が続くこと。
これだけ世の中繋がっていれば自分で依頼し自分で作業するこは誰でもできますが、実際にやっている人は会社・公務員の人数を考えれば一握りです。
例えば、スマホの機種変更はインターネットでスマホを取り寄せて簡単に機種変更できます。
でも機種変更する人の大多数は携帯会社の代理店を通じて機種変更します。それも1万円以上値段が違うのに。
本当は自分でも作業可能だけど、自分でできないと判断し他人に依頼する
これが今までの社会での常識でした。
でもこの流れは時代遅れとなりつつあります。
これからの時代は自分で情報を収集し、取捨選択をして実行しなければ楽に生きていくことはできません。
何も考えずに「会社を辞めて自由になった!!」との投稿だけを見て思い切って仕事を辞めたら、思いっきり後悔します。
それは辞める決断を自分の意思で判断していないので、その後の決断ができないから。
誰かの影響を受けることは悪いことではありませんが、決断は常に自分の意思で行うことが必須です。
少なくても自分で情報を集めて判断する力は転職をする際も必要であり、転職を優位に進める鍵となります。
一歩前に進んで調べた分だけ大勢の人より一歩先に情報に触れられます。
転職サイトも大勢と同じようにチェックするのではなく、違う検索・違うアプローチの仕方を見つければよりいい条件の就職先が見つけられます。
では実際にどのようにして『自分で調べる力』を身に着ければいいか。
興味がありましたら続きをご覧ください!
1 いつも触れている情報の発信元を確認する
「情報に触れろ」といっても情報は常にあふれている状態なので、情報不足になることはありません。
ただし、本当に自分が必要としている情報は埋もれてしまい、見つけにくくなっています。
ニュースアプリやLINENewsでも毎分ごとに情報更新されていますが、自分が必要としている情報とは限りません。
その取捨選択も大事ですが、それより先にまずは自分が気になった情報をもう少しだけ掘り下げましょう。
例えばニュースアプリの場合ほとんどの企業が自社の記事ではなく、新聞社や雑誌のオンラインニュースを掲載しています。
情報をチェックしたら発信元の企業を確認しましょう。
同一の内容でも企業又は人によって発信する言葉は違います。
政治家が力強い街頭演説をしたとしても
A社「熱気があり周囲の有権者が賛同していた」
B社「政治パフォーマンスで民衆を騙していた」
など内容が異なります。
情報をただ見るだけではなく発信元を確認することで、どこがどのような論調(タイプ)なのかを知ることができます。
難しいことではありません、発信元を確認するだけです。
まずはそれをやりましょう。
2 疑問に思ったことは直ぐにGoogleで検索するのをクセにする
わからないことを直ぐに検索することに対して批判的な意見もありますが、用途に応じえ使い分ければ何も問題はありません。
ただし、『考える力』を養うためにはすぐに検索をするのはダメ。
『考える力』は自分の頭で考えて初めて成長します。
本を数百冊読んだとしても、読んだ内容を自分なりに解釈しないとただの記憶装置です。
逆に知識の分野においてはすぐに検索してOK。
新型iPhoneのスペックがどれくらいかを自分で購入して検討してもマニアには勝てません。
でも、マニアたちが新型iPhonをレビューした記事を比較して自分で答えを出すことは可能です。
『考える』は自分の頭で
『知識』は他人の頭で
これが情報社会を生きるための術です。
3 何を調べればいいか不明な場合は賛成・反対の両方の意見を探すべし
「調べろと言っても何から調べればいいかわからない」
そんな気持ちも理解できます。
もし本当にわからない場合には好きなブログの賛成・反対両方の意見を探してください。
ある程度知名度のあるブログには必ずそのブログの評論をしている人はいます。
なので賛成の意見と反対の意見を検索して見つけてください。
どんなに素晴らしいサイトであっても、ブログであっても、嫉妬を含め批判的な人は必ずいますので検索すれば見つかります。
(むしろ肯定的な意見が多いブログほどマイナス意見を探すのに苦労するので検索する練習にはいいかもしれません)
賛成・反対の意見が出ましたら、それぞれなぜ賛成なのか・なぜ反対なのかの理由を見ましょう。
単純なすごい、エライ、面白いの答えではダメです。
「何気ない日常をまるで特別な日のように書いていて毎日が楽しく感じる」
「言葉遣いはキレイじゃないけど、とても読みやすい」
反対意見も然りです。
「なんてことない日常を書いているだけでなにも得れる情報がない」
「言葉が強すぎて内容よりも先にイライラがきてしまう」
それぞれの意見が出たら自分の中でどの意見に賛成できるのか、またどの意見は違うのではないか考えてみましょう。
行動するためには色々な角度から見れる視点が特に大事。賛否の意見は視点を増やすのにもってこいの情報です。
最初は面倒だと思いますが、慣れてくると自然と『考える』ができるようになります。
まずはGoogleで検索しましょう。
おわりに
仕事を辞めてからブログ立ち上げに必要な事を調べれば調べるほど「自分は井の中の蛙だったんだな」と痛感します。
でも、どれだけ考えていたとしてもそれだけでは足りません。
知ったかぶりは実践できないので、そのままでいると恥をかきます。
『楽』という言葉にはとても幅があります。
何が楽なのか人によっても違います。
何も考えずに仕事をして給料がもらえることを『楽』とするならば、会社・公務員勤めを辞める必要はありません。
逆に転職や独立をするのであれば『調べる力』と『考える力』は必ず必要になりますし、その力が無いと苦労や後悔を招きます。
転職や退職を検討している方は是非調べる力を身に着けてください。
ご参考になれば幸いです!