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「つい出来心でやりました」はを許していいのか・いけないのか

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浮気や不倫については個人的には当事者間だけの話なので外部の人間がとやかく言う必要はないのですが、

(と、言いつつ浮気・不倫についての記事をちゃっかり書いてる私( ˘•ω•˘ ))

LOVE
税務署職員(公務員)も浮気や不倫をするので真面目人間だけではない 「浮気・不倫、ダメ・ゼッタイ」 って人がほとんですよね。 (当たり前ですが) でも、ご存知です...

 

判断するのであれば、行った行為と、そこまでの過程の両方について考える必要があります。

 

個人的な見解にはなるのですが、人間が行動を起こす場合には4つのパターンに分類きます。

 

<人間心理の4パターン>

 

思っていない

実行しない

 

思っていた

実行しない

 

思っていない

実行する

 

思っていた

実行する

 

※ 本能的な部分に支配されたら何も制御できないので、ここでは理性的な考えを前提とします。

 

人間が行動する手順としては

思う実行する

の順番になります。

 

『思う』頭の中で完結し、『実行する』他人が見てもわかる状態です。

 

どんなに嫌いな上司を「ぶん殴りたい」と思っても実際に殴る人はいません。

その「殴りたいと思ってるけど、殴らない」状態は上記の図右上にある『思っていた・実行しない』に該当します。

 

頭の中では何を考えてても問題はないので、凶悪な思想を持っていても『思っていた・実行しない』のチャート内であれば何も問題にはなりません。

(実行したら当然問題になります)

 

逆に、過失と言われる事故などは図左下の『思っていない・実行した』に該当します。

本人が自覚認識が無くて事故が発生した場合、事故による保障や償いは必要になりますが、その人自身だけを批判するのは少し違います。

事故を起こした当人は事故を発生させようとして事故したわけではありません。

 

事故を自体は発生させたくなかったが、事故が発生してしまった。

 

過失にも無知や異常行動などの帰責事由(本人の責任)を考える必要はありますが、意図的に事故を起こした人間と同一視するのは違います。

 

少し暗い話になってしまいましたが、私が一番伝えたいことは『思想と行動には組み合わせがあり行動だけで判断するのは危険』ということです。

 

まだわかりにくいと思いますので、上記の図4つのパターンについて説明していきます。

 

1 思っていない・実行しない(NO、NO)

 

考えてもいないし行動もしない。つまり自主的に実行される可能性がない状態です。

 

浮気を例にとると、

浮気したいとも思っていないし実際に浮気もしない人です。

 

当たり前ですが「浮気をする」という選択肢(考え)が無いので、浮気の可能性はゼロの状態です。

 

ですが、注意したいポイントがあります。

本人は浮気について考えてもいないのに、パートナーが「○○さんと食事ってどうなの」などと疑ると「特に何も思ってもいないし、実際に何もしてないのにどうして疑うのか」と疑うこと自体が逆に不信感を与える可能性が出てきます。

 

他人の頭の中を知ることはできませんが、自分が何もしていないし考えてもいなかった出来事を疑われるのは大変に不愉快な気分になります。

 

やんちゃな子どもが、「お前がやったんだろ」と疑いをかけられ不貞腐れるのと同じです。

 

そこは注意しましょう。

 

2 思っていない・実行した(NO,YES)

 

相手が結婚していると知らなくて付き合っている場合はこちらに該当します。

 

自分は相手(恋人)が独身だと思って付き合っていたけど、実際には相手は結婚していてパートナーが存在した。

この場合は客観的には不倫になりますが、本人的には「不倫しようとは思っていないのに不倫をしていた」結果となります。

 

この場合に本人を責めることはできるでしょうか。

本人は相手が結婚している事実をしていれば不倫をしていませんでしたので、行動については悪いかもしれませんが、本人には責任はありません。

もちろん本人が知るべき要素を無視していた場合の過失はあるかもしれませんが、こちらに該当する人を頭ごなしに「不倫をした人」と一括りにするのは少々可哀想な気がします。

 

3 思っていた・実行しない(YES、NO)

 

普段の行動のほとんどがこちらのパターンに該当します。

身近なところですと、「仕事を辞めてどこかの島で暮らしたい」と思うけど、実際に行動していなければ、『思ってた・実行しない』パターンになります。

 

危ない行為を進んでやる人はいませんが、心の中でちょっとだけ考えた経験はありませんか?

「上司の頭をぶん殴りたい」

「車で猛スピードで走りたい」

「5人同時に付き合いたい」

 

実際に行ったら大問題ですが、頭の中で考える分には自由です

 

犯罪の多くは、思考と行動が一致すると発生するので、行動を抑止できていれば犯罪は発生しません。

もちろん思考自体を止めさせることも大事ですが、人の頭の中まで制御するのはあまり現実的ではありません。

 

それよりも、違う手段(上司を殴るのではなく、正論をぶつけて論破するなど)、行動のリスクを検討させる(殴ったらクビで、最悪逮捕など)方がよっぽど抑止力になります。

 

 

 

4 思っていた・実行した(YES,YES)

 

思ったことを実行してるので説明不要です。

自分の意思で実行しているのでシンプルイズベスト・単純明快です。

 

行動力がある人はこちらのチャートに従順です

思ったことを思ったままにせずに実行に移す。

簡単なようですが実際に出来ている人は少ないです。

 

 

5 どのチャートが「一番正しい」は存在しない

 

不倫や犯罪を例にしたので不快に思われましたら申し訳ございません。

ただ、私が伝えたかったのは行動した結果だけで物事を判断してはいけないということです。

 

行動した結果周囲に迷惑をかけたなら相応の対処(処分)は必要です。

しかし、同じ行動でもそこまでの過程が異なるのであれば対処も別の方法があります。

 

大人がお金を支払わずに商品持って帰ったら窃盗になります。

でも、5歳の子どもがお金を支払わずに商品を持って帰ったらどうでしょうか。

もしかしたらお金を支払うこと自体を知らなかったのかもしれません。

 

それに対して親が「商品を盗むなんてなんて子だ!」と怒るのは違いますよね。

「商品を買うにはお金を渡さないといけないんだよ」と伝えるのが正しい躾です。

 

別に子どもに限った話ではありません。

新入社員がその会社ではタブーであることを行ったとしても、タブーであることを知らなかったのであれば、頭ごなしに叱っても意味がありません。

むしろ「そんなの知る訳ないじゃん。だったら最初に言えよ」と新入社員が思っても擁護する余地はあります。

 

このように考え方にはさまざまなケースが存在するので、相手がどんな状況かを考えて発言してきましょう!

 

 

ご参考になれば幸いです!